インフィニットストラトス return of calamity リメイク版 作:アルバロス
学年別トーナメント当日。アリーナは満員御礼であり、生徒や各国政府関係者、研究者に企業エージェントなど色々な顔ぶれが並んでいた。その中、俺はタッグを組んだボーデヴィッヒと対戦表が発表されるのを待っていた。普通なら前日には発表されているのだが、急遽タッグへの変更にシステムが機能せず、くじ引きでの決定なので現在急ピッチで作ってるんだろう
「終夜殿。全て私がやる。あなたは見ているだけで構わない」
「そうか。ならお言葉に甘えさせてもらうよ……(一度どこかで負けて貰わなければならなさそうだしな)」
「終夜殿、何かいったか?」
「いいや、何も言ってないが」
ボーデヴィッヒだが、話し合いをすることが出来ず、未だに彼女はこの大会で織斑を叩き潰し、力が全てだと証明する気でいる。全く、面倒な依頼を請け負ったものだが……まぁ、いい。
「フッ」
とそんな時にトーナメント表が発表されたのだが、それを見てボーデヴィッヒは軽く笑った。そこには……第一試合。織斑一夏&シャルル・デュノアVS零童終夜&ラウラ・ボーデヴィッヒと書かれていた
「一戦目で当たるとはな。待つ手間が省けたというものだ。私一人で貴様らを倒す。そして、力が全てだと証明してやる!」
「そうかよ。だけど、倒されるのはお前の方だ!」
『一夏、まずボーデヴィッヒさんから。さっきの言葉だと、零童君と共闘する気はなさそうだし、二人で倒すよ』
『わかったよ、シャルル。頼むぜ!』
試合開始直前、このような会話を挟んでいたのだが、カウントダウンが始まると、両者とも真剣な顔つきになり、開始の合図を今か今かと待っている……
『試合開始』
「うおおおお!!」
始まった直後、織斑がいつも通りの突進をするがボーデヴィッヒはそれをAICで止める。だがそこにデュノアの射撃が入り、ボーデヴィッヒはAICを解除し離れる。いいコンビネーションだが……デュノアの腕がいいからだな。織斑だけだと、既にやられていただろう
場所は変わり木綿季と鈴がいる別のアリーナでも対戦表が発表された。第一試合は木綿季と鈴VS訓練機の一般生徒二人だった。(不純な動機ではあるが)既にやる気満々の二人は先にアリーナ内でISを展開して、対戦相手を待っていた
「終夜とは別のブロックか……」
「うん。じゃあ終夜と戦えるところまで頑張ろっか!」
「そうね、終夜を倒すために訓練してきたんだから、こんなとこで負けてられないわ!でも、目指すは優勝よ!」
対戦相手の二人もアリーナへ入り、対戦が始まるが、木綿季と鈴のワンサイドゲームになってしまい、二人ともノーダメージで相手二人を下してしまった
「くっ、小賢しい真似を!」
元に戻って、終夜たちと一夏たちの対戦だが、最初の宣言通りラウラが一夏とシャルルの二人を一人で相手をしていた。最初は織斑にダメージを与えれていたが、デュノアのアシストが上手く、ラウラは自身の武装を破壊されていき、次第にラウラが二人に押される形となっていた
「この私が……負けるはずなどっ」
「これで、終わりだあぁぁぁぁぁ!!」
「無駄だ、お前の攻撃などとるに足らん!」
「うん、だけど僕を無視しながらは無理だよね?」
「クソッ」
ラウラは一夏の攻撃をAICで止めようとするが、シャルルの攻撃に集中を奪われ、一夏の零落白夜の攻撃を喰らう。その最中、ラウラにどこからともなく謎の声が問いかけてくる
『力が欲しいか?全てがひれ伏す圧倒的な力を』
「ああ、だから寄越せ。その力を私に寄越せ!」
ラウラがそう望むと、ラウラのISから電子音の音声が流れる
『VTシステム、起動』
「うわあああああああっ!!」
「今度は何だ……」
いきなりボーデヴィッヒが絶叫する。それと同時にボーデヴィッヒがISから出てきた泥のようなものにISごとまとめて包まれ、その姿を変えていく。成形された、その姿は黒い全身装甲のIS。
「雪片……」
一夏は黒い何かが持つ武装の名前を呟きながら無意識に自身の武装を握りしめ、中段に構える。その瞬間、黒いISは織斑の懐に入り、居合いのごとき一閃。そのまま上段からの切りつけに、織斑はなんとか回避するが、それと同時にISが織斑の体から消える。元々、ラウラからダメージを受け、零落白夜でラウラを攻撃していたためエネルギーがもうなく、当然と言える
「それがどうしたぁ!」
「ダメだよ一夏!ISに生身で挑むなんて死ににいくものだよ!」
「離せ!あの野郎、ぶっ飛ばしてやる!」
「馬鹿が。一度冷静になれ」
ISが解除はされても、怒鳴りながら無謀にもISに向かう織斑を自分のISを解除したうえで、一発ぶん殴る。それでカッとなっている頭が冷えたのか、大人しくなった。そこで、俺は織斑にキレた理由を聞き出す
「織斑、あれのどこが気に入らない」
「あれは千冬姉のデータだ。千冬姉だけのものだ。それをあいつはっ!」
「ということは、これは全盛期の織斑千冬。以前のやつとは似て、攻撃か攻撃の意思に反応して動くか。……デュノア」
「な、何?零童君」
「この馬鹿をピットに運んでこい。これは俺がやる」
「ダメだ終夜。これは俺がやりたいんだ!それに、ここで引いたらもう俺じゃない」
「やりたい?この非常時にやりたいから止めろってか。……クク…アハハハハハ」
「何がおかしグァッ!……ゲホッ…何を」
「デュノア、無理やりにでもこいつを連れて戻れ。そして、乱入しないように見張ってろ」
この非常時にあり得ないことを発した織斑を物理的に黙らせ、俺はこのISと向かい合う。
「さて……やるか。世界最強の実力、見せてもらおう」
そういいつつ、俺は『聖杯』に量子変換で取り出したように偽装しながら、自分の愛刀の一つを取り出し構える。俺の友人である男が打った霊刀その名も……
「いくぞ『
今回はここで終了です
サブタイトルの問題が未だに解決しない。他の皆さんはホントにどうやって考えてるんでしょう
次回は、VTSに生身で挑む終夜です。
テスト期間が終了したので、これからはできるだけ早く更新できるようがんばります!