インフィニットストラトス return of calamity リメイク版   作:アルバロス

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学園生活は初日から大波乱!?

「はぁ……木綿季〜」

「ちょっと!いきなりボクに抱きつかないでよ、恥ずかしいでしょ」

「でも……癒しが欲しい」

 

俺が教室についてまず思ったのは、周りからの視線がキツすぎる……木綿季がいなかったらかなりグロッキーになってたかも知れん。女性からの視線は慣れてない。慣れる気もしないんだが……

 

ガチャ

「えーと、全員揃ってますねー。それではSHRを始めます。まず最初に、皆さん、一年間よろしくお願いしますね」

「よろしくお願いします!」

「お願いしゃーす」

「「「「……………」」」」

 

ちょうど甘え始めた頃に、教室に山田…先生が入ってきた。最初はお馴染みの黒板に自分の名前を書いて、クラス全体へ挨拶をしたが、クラスの女子たちは話題の男性操縦者が気になってそちらに集中しているらしく、挨拶をしたのは軽い形の俺と元気よく挨拶した木綿季だけだった

 

「零童君、紺野さん。ありがとうございます……それでは名前の順で自己紹介をお願いします……」

 

反応が少なかったことに山田先生は、涙目で狼狽えながら自己紹介に入るように言っていたんだが……それでいいのか、先生ぃ!

とまぁ、順調に進んで次は『お』の行で、一人目の織斑一夏が自己紹介をするはずなのだが、考え事をしているのか自分の番だということに全く気付いておらず、何回も山田先生が呼びかけていた

 

「織斑くん。織斑一夏君!」

「は、はいっ!」

 

山田先生が大きな声の呼び掛けでようやく気付いて返事をしたが、声が裏返ってたから、クラス内からクスクスとした笑い声が少し聞こえてきた

 

「えーっと…織斑一夏です……………」

「「「「「…………………」」」」」

 

クラスの俺を除く全員が次の言葉を待っていたのだが、次に出た言葉は全員の期待を裏切るものだった

 

「以上です!」

 

ズガガガッ

名前だけの自己紹介にクラスの数人がずっこけた。

 

スパァン

「いっ!?……げっ、孔明!?」

「誰が天才軍師だ馬鹿者!」

パァン

 

今、織斑を叩いたのは俺たちの担任である織斑千冬先生。そのあと、山田先生に声を掛けると、山田先生の涙目が熱っぽい視線へと変わっていった。やはりブリュンヒルデと言うべきかな?あのときはそんな顔をしていなかった気がするけど

 

「諸君、私が織斑千冬だ。お前らを一年で使い物になる操縦者に育て上げるのが私の仕事だ。私の言うことはよく聞きよく理解しろ。出来ないものは出来るまで指導してやる。逆らってもいいが私の言うことは聞け。いいな?」

 

んーと、学校でこんな暴論を出してもいいのだろうか……生徒がついていく筈が

 

「キャアアア、本物の千冬様よ!」

「私、ずっとファンでした!」

「私、千冬様に憧れて北海道からはるばる来ました!」

「どうか私のことを奴隷に!」

 

ナニコレコンナノシラナイ……まさかあんな暴論が通るのか!?こんなの初めてみるぞ。普通一人か二人は反対側がいるはずだろ

 

「で、お前は挨拶すらできんのか?」

「でも千冬姉…「織斑先生だ!」痛ッ!」

 

まぁ、名字から予想はしてたがやはり姉弟か……

 

「はぁ……お前のせいで時間も少ない……零童、お前だけでも挨拶をしておけ」

「わかりました」

 

さて……自己紹介は何を言おうか……

 

「零童終夜です。んーと……年齢は君らより上だが別に敬語は使わなくてもいい。まぁ、さっきのを見ればわかると思うけど彼女は既にいるから諦めてくれ」

「織斑、こういうのが挨拶というものだ。それと、次の時間から早速授業に入る。しっかり準備をしておけ」

 

俺の挨拶が終わると、次の授業の準備をして待つようにと指示をだされ、先生は二人とも教室を出ていった。

俺も授業の準備をして、木綿季に甘えることにした。周りも気をつかっているのか話しかけてくるのは誰もいなかった

 

 

「なので、ISの基本的な運用は現時点では国家の認証なしでは出来ず、また枠内を逸脱した運用をした場合は刑法によって罰せられます」

 

IS学園での初めての授業…最初は参考書に載ってあるのを復習する感じなので、俺は特に問題ないが、隣の木綿季は少々キツい様子で所々「むむう……」と唸っていた。かわいい

 

「織斑くん、なにかわからないところがありますか?」

 

山田先生がそういったので織斑の方をみようと思うが一番前だったのを思いだし、木綿季に助け舟を出すことに決めた

 

「木綿季、大丈夫か?」

「うぅ〜終夜ぁ、わかんないよ〜」

「どこがわかんないんだ?」

「ここ……」

「ああ、ここは……」

 

隣の木綿季に解説してあげてると、近くから「うらやましい……」とか「いいなぁ……」との声が聞こえてきたが、君らだったら今のところは余裕だろといってやりたい

何か織斑の方でも色々あったようだが、何かと決まったようで、山田先生は授業を進行しなおしていった

 

 

「終夜、頼む!俺に勉強を教えてくれ!」

「却下だ。まだ俺も余裕がない」

「そんなこと言わないでくれよ……俺たち友達だろ?」

 

友達だったらなんでもしてくれると思ってるのか?こいつは。

 

「あのなぁ……」

「ちょっとよろしくて?」

「ん?」

「あ?」

 

俺が織斑に一言いってやろうとしたら、隣から金髪縦ロールの女子が話しかけてきた。

 

「まぁ!なんですのその返事は。このセシリア・オルコットに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度があるはずではないのかしら?」

 

この女子はそういう類いのものだとすぐにわかった。ISが登場し、現行兵器を軽く上回るそれを操れるのが女性しかいないというだけで、なぜか操縦者だけじゃやく女性全体を優先したためにでてきた風潮である女尊男卑に染まった女だと

 

「悪いな、俺は君が誰だか知らないし」

「わたくしを知らない?イギリス代表候補生であるこのセシリア・オルコットを?」

「どっかの誰かさんのせいで『お』までしか行ってない状況でわからないのは普通だと思うんだが?」

「ですが!」

「あの、ちょっといいか?代表候補生って……なんだ?」

「「は?」」

 

織斑の衝撃発言に俺とオルコットの声が被った。周りでも自己紹介のときみたいにずっこける女子が数人いた

 

「あなた、それ本気でおっしゃってますの!?」

「おう、知らん!…終夜、教えてくれないか?」

「はぁ……字の如く国家代表の候補の一人だ。まぁ、候補止まりになるときもあるが、全員が優秀なエリートだ」

「そう、エリートなのですわ!あなた……ISのことを知らずによく入学できましたわね」

 

俺の席の前で織斑とオルコットが言い争って、止まらなさそうだったからほっといて木綿季の方を優先してたら、次の時間近くになり、両方とも自分の席に戻っていった。オルコットが捨て台詞を吐いていったが

 

 

次の授業は山田先生ではなく、織斑先生の授業ということもあり、全員山田先生のときより真剣になっていた。で、なぜか山田先生もメモを取り出して聞く準備に入ってた。……先生だよね?

 

「この時間は実践で使用する各種装備の特性を解説する予定だが、それの前に再来週行われるクラス代表戦に出るクラス代表を決めたいと思う。クラス代表とは、対抗戦だけでなく生徒会の開く会議や委員会への出席……まぁ、委員長と同じだな。自薦他薦を問わない。誰かいないか?」

「はいっ!私は織斑君がいいと思います」

「あ、私も私も!」

「私は零童君を推薦します!」

「うんうん!」

 

まぁ、予想通りだな。面倒事は嫌いだから織斑になるようにするか

 

「お、俺!?…俺はそんなのやらないぞ!」

「自薦他薦を問わないといった。他薦されたものはそれに答える義務がある。故に拒否権などない。他にはいないか?」

「いや、でも」

「納得がいきませんわ!そのような選出は認められません。大体男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ。このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか?大体、文化が後進的な国で暮らさないといけないことは私にとっては耐え難い苦痛で」

「イギリスだって大したお国自慢なんてないだろ。世界一マズイ料理で何年覇者だよ。」

 

いきなりオルコットが甲高い声で自論をスラスラといい並べたが、それに対して織斑も言い返し喧嘩が始まった。内容としては、どうでもいいので木綿季の髪を触ってたが、まだまだ終わりそうにない

 

「あなた!私の祖国を侮辱しますの!?」

「先に侮辱したのはそっちだろ」

「決闘ですわ!」

「ああ、そっちの方がわかりやすい」

「わざと負けたりしたら小間使い……いえ、奴隷にしますわよ!」

「侮るなよ。真剣勝負で手を抜くほど馬鹿じゃない。それで、ハンデはどのくらいつける?」

「あら、さっそくお願いですの?」

「いや……俺がどのくらいつけたらいいのかなって」

 

織斑の自分がどれくらいハンデをつければいい?との話でクラス中から笑い声が起こった。今の時代では男が弱者になっているからだ

 

「織斑くん、それ本気で言ってるの?」

「男が女より強かったのは昔の話だよ?」

「織斑くんはISが使えるかもしれないけど、それはさすがに言い過ぎだよ」

「……じゃあ、ハンデはいい」

 

ハンデを取り消した織斑にオルコットは嘲笑の笑みを浮かべていた

 

「それと、一切喋らなかったあなた。一言くらいいったらどうですの?」

「木綿季は可愛いな〜」

「ふざけてますの?」

「一言くらい喋れったのはお前だろ?」

「はぁ、織斑さんとは違ってクズみたいな人ですね。あなたは」

「終夜はクズなんかじゃない!」

 

俺は何とも思ってないが、カチンときたのか木綿季が立ち上がって言い返した。

 

「あら、一言も言い返さずに何も言わなかった臆病者をクズと呼んで悪いですの?」

「んの……「いいよ、木綿季」終夜………織斑先生!」

「なんだ?」

「ボクも自薦します!」

「え?」

 

まさかの行動に俺は驚いたが、以前木綿季が言っていた言葉を思い出した

『ぶつからなきゃわからないことだってあるよ』

まさに今がそれだろう。まぁ、本気で怒っているのもある。効果音とかがあれば、『フンス』とか『プンプン』とかが確実に付く感じだしな

 

「話はまとまったな?では一週間後に織斑、オルコット、零童、紺野の四名による代表決定戦を行う。各自準備をするように!」

「オルコットさん。ボクが勝って終夜へ謝ってもらうからね」

「それは、あり得ませんわ。せいぜい期待しておきますわ」

 

織斑先生が最後に締めて、この話は終わったが木綿季とオルコットに確執が生まれたな、これは。

今は始まった授業に集中して、休み時間に色々考えるとしますか




ということで、本格的に始まりましたが、サブタイトルが思い付かないという問題が起こり、ちょっと困っております。毎度毎度考えれる他の作者さんを尊敬したいですね。
それでは、また次回……といっても今日中に投稿すると思います



あー、原作の使用でのロックの範囲がよく分からないから少々ビビりながらこの話を書きました(笑)
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