例の如く全く進まずぐだぐだしてるだけ
冷たい風と炎の熱が頬を交互に撫でていく
溶けた雪が蒸気となって天井に登る
白い靄は空気に溶けた
気がつくと先程までぼくらが遊んでぐちゃぐちゃになった地面がきれいに元通りになっていた。
Ruinsの塞がる穴と言い何か魔法でもかけてあるのかな?
「不思議だよね。景観が保持されるような魔法がかかってるのかな? こんなに水が豊富なのに鍾乳石が見られないから侵食とかも防いでいるのかもね。でも川の側面とかWaterfallの壁には水の侵食による模様が刻まれてるし......いや、あれはバリアの外の岩石の成分が溶け込んだ水が壁を伝うことでできたものかもしれないから侵食されていないと考えることもできるか。もしかしたら人口増加による土地の不足が問題になっているのに洞窟を拡張しないのはこれが原因なのかな?この仮定を前提に考えると景観保持の魔法をかけたのは人間だとする方が自然だ。これもまたモンスター達を地下から出さないため、脅威になる程に数を増やさせないのものなのか?......洞窟が大きく崩れてモンスターが住めなくならないようにするためでもあるかもしれないな......」
それだと雪の状態を戻すことまでする必要はなさそうなんだけど。
「止めなくていいの?」
「まだ完全に乾いてないから。うるさいなら止める?」
「......いいや、他にやることもないし」
「そう?」
リボンは乾いたので花に結び直す。慣れたのかもはや嫌がる素振りすら見せない。......少し物足りないな。
「でも雪の状態を戻したりモンスターが作ったものを元に戻したりする効果まであるのは違和感があるよな......これらは別の魔法なのか?雪玉は税金によって再配置されてるみたいだからその可能性の方が高いか。つまり洞窟そのものを維持する魔法は人間のもので景観を元に戻す魔法はモンスターのものかな。雪像とかパズルとか壁の増設とかは問題なくできているから損なうことを防いでいるだけで付け足すことは自由にできるみたいだ......」
*あなたはまだ湿っている面を炎に向ける
*少し火の勢いが強くなった
*これなら直ぐに乾くだろう
「なんか最近優しいね。どうしたの?」
「ボクが優しい? 冗談でしょ? ......ただ、アイツの声が聞こえるようになってからたまに何か感じることができてる気がするから。前のボクならこうするだろうって行動をしてみただけだよ。キミを思いやってやった訳じゃない」
何で花は言い訳みたいなこと言ってるのかな? 自分の優しさを認めることができない? それとも認めたくない?
ぼくは過去どれほど酷いことをしたとしても悔い改めていい奴であろうとするならば、いい奴になれると思うのだけど。
誰にだって許しや救いが与えられたっていいのではないだろうか?
......ぼくは被害者の1人でしかないからこの意見を押し通すことはできないけど。もしかしたらぼくも加害者なのかもしれないし。
それにあいつは心のどこかで許されることを望んでいるけど、一番あいつを許していないのはあいつ自身だ。
花もそうなのかな......?
「ガマや陰樹とはいえ木はそれなりに日の光が必要なのにあれほど群生しているのも疑問なんだよね。魔水晶やキノコの光が日光の代替になってるのかな?それとも......」
魔法でなんやかんや生育環境が整えられているに一票。
よし、乾いた。
そろそろ進もうか。
湿度が高く、気温差のあるSnowdinとHotlandの間にあるため風も強いと考えられるWaterfallは特に侵食作用が強いはず。しかし城が見えるエリアの前後の岩は鋭利に尖っている。あの部分が硬い鉱石でできていると考えることもできるのですが......決定打は見つかりませんでした。
内部環境が多様なモンスターの生息環境にある程度合致していることから幽閉される前に人工的に環境整備されていた可能性はあると思っています。
洞窟マニアでも地質学者でもないので理論的な考察ではないです。ロマン優先です。
今回は調べ初めて割と直ぐにあまりの情報量に断念しました。音楽の分類といい素人から見ると果てしない世界です。風化速度の計算は敷居が高かった......