のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories   作:ジャン=Pハブナレフ

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今回、第2章の大人の協力者が登場です。彼らに関しては正直影が濃かったり薄かったりとあまり安定してないように個人的に思えたりします。(思えないとは言ってない)


第18話 襲撃ティンダロス

ティンダロスを退けた大橋たちはその後警察署内に入った。

「久しぶりだな、晴海。」

「あれ?お父さんは?」

「ああ、どうやら東京とは離れたとこにいるらしい。施設もそこに移ったそうだ。」

「大橋さんの言ってた知り合いって?」

「ああ、こいつだ。」

大橋はあの事件でアンブレラは街一つ破壊するのを厭わないことを実感し、R市に向かった理由は幼馴染みの晴海を助けに行って父親に避難させるのも含めての個人的な目的だったのだ。

「ていうかなんで来たの?それにその子たちは一体?施設の新しい子たち?」

大橋は4ヶ月前と現在の事情を説明した。

「ってわけだ。」

晴海は顔を真っ青にした。

「こうなったのも全部アンブレラの仕業ってこと?」

「そうですね。」

晴海はそんな…と言いながら落ち込んでいた。

「なんでショットガンを持ってるんです?」

「ああ、ここにいた警官が発狂して人を手当たり次第皆殺ししてる時にゾンビに殺されちゃったの。その時逃げようとして咄嗟に持ってきた…ほんとにひどい人だったわ。そのついでにさっき廃工場に行ったんだけど…みんな死んでたわよ」

「なっ…!」

のび太と大橋がハッと息を飲んだ。晴海によると廃工場の人はほとんどゾンビ化し警官に射殺され、生き残った人はパニックで自殺したそうだ。

「そうですか…」

「また、助けられなかったのか…!」

大橋もそうかと呟き唇を噛み締めていた。すると外から、さっきの化け物の雄叫びが聞こえた。

「どああああああああああ!!」

「また来たのか!迎え撃つぜ!中に入られちゃ他の生存者が危険だ!」

大橋たちは表に出てティンダロスを輪のように囲んだ。

「喰らえ!」

大橋とのび太はティンダロスの視界に入らないところから撃ったが、それすら避けられた。

「くっ、この!」

晴海がショットガンを構えた大橋は何かに気付いた。

「よせ!」

銃からカチカチッという音がなった。

「弾切れ?」

ティンダロスが弾切れで右往左往していた晴海に飛びかかってきた。

「晴海!危ない!」

晴海を押しのけた大橋の肩がティンダロスに噛みつかれた。

「がああああああああッーーー!!!!!」

「大橋さん!喰らいなさい!」

聖奈のハンドガンの銃撃は大橋に食らいついたまま離さないティンダロスの腹部に直撃した。

「逃げたか…」

「大丈夫?私の所為で…」

大橋を助け起こし、晴海は彼の肩を貸した。

「大丈夫だ。問題ない」

警察署に入り、近くの部屋に入ろうとするとドアが開いた。

「誰だ!」

大橋は怪我をしている身でありながら、銃を構えた。しかし、痛みで銃を落としてしまった。その男は深緑の軍服を着ていた。

「落ち着け、私は榛名陸曹だ!君達を助けに来た。」

「自衛隊の方ですか?」

今回の大規模な事件に伴い、自衛隊も大部分が出動したものの未曾有の事件を前に次々と殉職するものも出ていた。

「なんでここに?」

「今私たちは保護した人と電車で脱出しようとしているから、君達も来てくれ!ここはもう危険だ!付いてくるんだ!」

「「はい!!」」

榛名の誘導でのび太たちは彼に付いて行くことにした。榛名によると駅からなら脱出できると知り、彼が近くの建物に避難している生存者を探索していたそうだ。駅に着くと目の前にハンターが3体現れた。

「あれは、ハンター!こんな所にまで!」

のび太たちが武器を構えたがハンターを攻撃するのを榛名が制止した。

「私がやろう。君たちばかり戦わせるわけにはいかん!大人としてな。」

榛名はマシンガンでハンターを撃った後に、前方にジャンプしハンターに頭上めがけて素早く手榴弾を投げて倒した。ハンターは手榴弾で爆死した。

「よし行こう!」

その後5人は車内に入った。

 

「おお、お前らか!無事だったみたいだな」

青木が電車の椅子から立ち上がった。

「青木さん、知り合いか?」

自衛隊の隊員が作業を中断した。

「青木さん!」

「青木さんってまさかあの天才小説家の青木優作!?」

「そうだ。まさか俺のファンか?照れるな〜」

「まあ、んな話は後にしようぜ。行くぜ!」

大鷹の操作で電車が走り出した。のび太たちは榛名陸曹の言っていた電車により無事脱出したかに思えた。しかし、動き出した電車にも影は迫っていた。

 

「俺は大鷹でそっちは浪波だ。よろしく頼む。」

と大鷹は結構呑気して自己紹介していた。

「こいつは!おのれええええええ!!!」

その時、後部車両ではティンダロスが近くにいた榛名と交戦していた音が先頭車両に聞こえた。

「また、あいつか!榛名陸佐を助けに行かねえと!ぐっ…!」

大橋は負傷したまま榛名陸佐の援護に向かった。すると青木が大橋に肩を貸した。

「お前は傷がヤバイだろ。俺も行くぜ。死に急いじゃいかんぜ、ってな。手負いのお前は俺がサポートする!」

「外からもゾンビが! 僕がゾンビを倒しに行きます!」

「気をつけて!」

 

3人が後部車両に入った。

「おお来たか。では行くぞ。」

「オラァ!」

「久しぶりの戦闘だし遠慮なく生かしてもらおうかね。聞けば弾丸をかわすらしいな。だが、」

青木はハンドガンを二丁構え、ティンダロスに撃つといつも通り避けられたがすぐにリロードし、避けたティンダロスの動くを見逃さずそのまま懐にもう一発撃った。

「思った通りだ。お前は弾丸を避けるようだが、必ずどこかで静止する。そのタイミングがだいたいわかれば撃ち抜くのは容易いぜ!」

ティンダロスは静止したと同時に銃弾で体勢を崩した。

「そうか、奴は連続して避けられないのか!これなr…」

しかし、大橋は一発撃つと傷が痛み出した。

「ううう〜!!うわああああああ!!!」

「だから無理すんなって言ったのに!」

「まずい!早く助けに行かないと!」

のび太はそう言ってるもののゾンビが多く、助けに行けない状態だった。ティンダロスが大橋に飛びかかってきた。

「危ない!」

榛名は大橋を庇い首筋を噛まれた。

「っぐっ! この距離なら避けられないな!」

榛名は痛みを堪えながら、とにかくマシンガンを撃ちまくった。ティンダロスは動けない上に大量の弾丸を浴びたため、その場から離れグルルルと睨みながら様子を見ていた。

「大橋、ここは逃げるぞ!」

すると榛名はのび太、大橋、青木の3人を前の車両に投げ出した。

「おい!榛名陸佐、あんた逃げなくていいのか?」

「君たちは行け。私はすでにゾンビに噛まれた人の末路を知っている。それに若い命は散ってはいけない。君たちが生き残るんだ。」

「…分かった。」

「青木さん!」

聖奈が青木に詰め寄ったが、青木は拳を握りながら悔しそうな顔を浮かべていた。

「青木さん…」

「じゃあな、死ぬなよ」

榛名は近くにあったガソリンを体にかけた。

「おいおい、待ってくれよ!」

「ちくしょう。さっき終わったらうまい店紹介するって言ったのに…」

浪波と大鷹が狼狽えた。

(死亡フラグだろそれ……)

榛名は切り離しボタンを押して、自らの乗った車両を脱線させた。その後脱線した車輌がが転倒し炎上したのを一行は見届けた。

「榛名さん… !俺は、また…クソ!!」

大橋は床を叩いた。すると電車が揺れた。

「うわー!」

「どうした?」

ゾンビの死体が電車の線路の周りに散らばっているため、脱線寸前だった。

「嘘!まさか、脱線〜〜〜!?」

その後電車は脱線し転倒したため軽い爆発が起こった。榛名の健闘虚しくのび太たちの脱出は失敗してしまった。

 




榛名陸佐は出てきて尺とか考えて色々カットしたら今回みたいな扱いになりました。榛名陸佐ファンの皆さんすみません…
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