のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories 作:ジャン=Pハブナレフ
増山が去ってから10分が経とうとしていた。ジャイアンと酒田は戻らない増山に対して不安を抱いていた。
「少し遅いな…武くん、見てくるか?」
「ああ、もしかしたらってこともだあります。いくら水飲むって言ってんのにこんな時間はかからねえと思います。」
2人は部屋を出ると銃声が響いた。
「いまのは!?」
「間違いない!増山さんだ!急ぐぞ!」
2人は急いで増山を探した。そして、水飲み場に来ると数体のゾンビが増山と戦っていたように見えたが増山は涙目になっていた。
「やめろ…くるな。くるなあああああああああああああ!!!!!!!」
増山がゾンビを撃ち殺すと死体を前に泣き崩れた。
「なぜだ、なぜこんな…下畑…」
「増山さん!?これは一体?」
増山は目の前でゾンビになったとはいえ面識があった同僚を撃ったことに絶望していた。ジャイアンたちが遠くからその様子を見ていた。すると増山の近くの窓を突き破って、一体のハンターが現れた。
「は、はは…もう…私は死にたい…」
恐怖で腰が震えてしまった増山は腰を抜かしてしまった。
「何言ってんだ!生きるんだよ!」
「そうだ!逃げろ!」
ジャイアンたちが走り出すも、それより早くハンターは走り出していた。
「君たちか…すまない…」
増山はそう言うとジャイアンたちに薄っすらと笑みを浮かべたらハンターに問答無用で首を跳ね飛ばされた。その時増山の近くにいたハンターが消し飛び、増山の体も木っ砕け散った。
「増山…さん?なんでだよ?」
「予め自分が死ぬときにゾンビにならないよう増山は手榴弾を腹に巻いていたようだ。遺体も残らず木っ端微塵だ。」
酒田も拳を握って唇を噛み締めた。しかし、さらにハンターやゾンビたちが音を聞きつけて2人の前に立ちはだかった。
「貴様らぁ!ここで生かしては返さんぞ!」
「うわあああああ!!!!」
ジャイアンがショットガンでハンターやゾンビを撃ち抜いた。ジャイアンに酒田も怒りのままにハンドガンでハンターを攻撃した。ジャイアンも冷静さを欠いたままだったが武器の性能で敵を難なく撃破した。
「もう終わりか!?増山さんを奪った責任を取りやがれ!あの人には孫がいるんだよ!そいつを泣かせやがって!許さねえ!」
すると近くにあった鉄パイプでハンターの死体が醜く潰れるほど殴った。
「はぁ、はぁ、くそ!くそ!くそ!こいつ!こいつ!こいつ!くそーーーーーーー!!」
ジャイアンは息を切らしていた。
「武くn…」
心配そうに話しかけようとした酒田だったが、その時ジャイアンの後ろからティンダロスが現れた。
「危ない!」
「しまっ…」
ティンダロスの攻撃は酒田によって防がれたが、首の皮膚を抉り取られ、壁に激突した。
「ぐはっ…!」
「酒田さん!チクショ!!俺は誰も守れねえのか!てめーはぶっ殺してやる!今ここで!」
ジャイアンは怒りに任せてショットガンである程度攻撃した。しかし、ティンダロスには完全に命中するわけでもなくかわされた。さらに噛み付いてきたティンダロスの口をジャイアンは鉄パイプで押さえつけ、足元に叩きつけ、折れた鉄パイプで何度も殴打し野球のバットの要領でティンダロスに追い打ちを仕掛けた。するとティンダロスはにげ出して、ジャイアンは酒田に近寄ったがすでに酒田は絶命していた。酒田は頚動脈をやられていたのだ。
「チクショー!!!」
ジャイアンは誰かを守れなかった己への怒りで床を叩いた。
「行こう…俺は生き残るんだ。悲しみで泣いてる場合じゃあないんだ。あの2人のためにもあいつらのためにも……」
その後ジャイアンは大粒の涙を流しながら屋上に着いた。しかし後ろからハンターの大群が現れた。
「ハンター!ここまで来て…!だが死なねえ!今死んだらあの人たちに顔向けできねえ! 来い!」
ジャイアンは敵を前にここで拾った2挺マグナムで応戦した。
「これは、いける!2挺にしただけでショットガンとは比べ物にならないくらいだ!ここで一気に行くぜ!」
ジャイアンはわずか3分でハンターを全滅させた。
「よし、これで脱出できる!おーい待ってくれ〜 !かあちゃんの所に行くのは早過ぎるんだよー!」
たまたま近くを通っていたヘリに向かって手を振るとヘリからのび太が顔を出してきた。
「ジャイアン!」
「心の友よ〜!」
ジャイアンは涙を流してヘリに乗った。
(こうして俺は無事R市を脱出した。しかし、俺はアンブレラと戦う。あの二人のために…)
ジャイアンはR市を振り向きながら涙を流したがすぐに泣くのをやめた。ジャイアンは一つの決意を新たに固め脱出した。それこそが失った尊い二名の魂の安らぎとなるのだから…
ジャイアンが今回の影響で少し暴走してしまいますがそれはまた先の話…さて、次回からはのび太たちの方に話を戻します。