のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories   作:ジャン=Pハブナレフ

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今回で第2章完結です。次回少し後日譚を挟んで第3章に突入です。あのキャラたちは3章から本格参戦です。


24話 壊滅

「みんな!」

 のび太と聖奈は廊下で大橋たちと合流した。

「のび太か!」

「後はここだな。」

「わたしと聖奈ちゃんはそっちの部屋を確認するね!」

「ああ!じゃあ俺たちはこっちだ!」

 のび太、大橋、青木はB.O.Wの焼却処分場に向かった。屋上へ向かうための通路に鍵を開けるのにしらみ潰しで探していた中、焼却処分場の死体が持っている可能性がある地考えられたからである。

「ここはどうやらあの弱っちい奴らの処分場らしいな。」

 部屋は死臭が酷く漂っていた。

「かなりの量の死体だ…」

「そんだけ失敗作が多かったってことだろうn…」

 そうこう言う内に青木はうっかりB.O.Wの死体をべちゃりと踏んでしまった。

「今思ったんだかさぁ! アンブレラってほんと失敗作をなんでこんなところに置いておくかなぁ〜!靴が汚れちまったよ!」

「まぁ仕方がないですよ」

 するとティンダロスが屋根を突き破って現れた。

「たくぅ、しぶといな。こいつは…」

「こいつはゴキブリかよ、そう言いたいんだろ?」

「確かに…しつこいですよね。」

 3人は無駄話をしながら戦い始めた。

「オラオラ!」

 大橋がハンドガンだけでティンダロスを追い詰めたがやはり避けられた。

「甘いんだよ!」

 青木も連続攻撃で仕掛けたが何度も見ているためかティンダロスにかわされてしなった。

「ほう、やはりお前を学習していると言う訳か。まあ何度も喰らっちゃああれだしな…」

「いい戦法だな。感動的だ。」

 すると3人はマシンガンを構えた。

「だが無意味だ」

 3人は無差別にマシンガンを撃った。そう、打ち続ければどれだけ避けようと関係ないのだ。

「どうだ!?威力は低いが当たり確率は跳ね上がるわけさ!」

 ティンダロスは避けても避けてもマシンガンの性質上何発かは攻撃が当たるのでそのうちかなりの弾丸が当たって倒れた。

「今度こそやったか?」

「みたいだな。そのことより早く行こう。」

「もう夜明けまで時間がありません。」

 3人は焼却処分場を出た。ほぼ時を同じくして聖奈と晴海は屋上に出るためのキーを開けていた。

「聖奈さんどうだった!?」

「のび太くん、こっちはキーを見つけました。大鷹さんとは合流してすぐにこの先に行きました!」

「早く行こう!」

 晴海がドアを開けて走り出した。のび太たちもそれに続いた。今回の事件に際し、のび太たちは各自でトレーニングを積み体力はつけていた。しかし、こんな災害下では体力が意味をなすかは微妙なものだが…

 

 

 屋上についたのび太たちだったが背後からまたも敵が迫っていた。

「まだかしら?」

 辺りを見回していると聖奈が飛行してる物体を遠くで発見した。

「遠くにヘリが!」

 大橋とのび太はドア付近の防衛を引き受けている中、敵がきたときに際して何かを探していた。

「これは?」

 大橋は近くに落ちていた大きい銃を拾った。

「あっ、それ僕持っておきます。大橋さん、まだ怪我もしんどそうだし」

「ああ、任せた。こんな大きいのなんか使いたかねえよ。」

 のび太は先ほどの銃__ライフルを手に入れ、大橋自身は残り数発しかないマグナムを手に入れた。すると下の階からティンダロスと何百体ものゾンビが現れた。

「もういい加減にしてくれよ!」

 ティンダロスは先ほどよりも大幅に弱り切っていたが鋭い眼光までは衰えていなかった。

「もういいよ、顔すら見飽きたよ。」

「おい、ヘリが来るまであと数十分だ!一旦戻って迎え打つぞ!」

「はい!のび太、この犬は俺たちが倒す!」

 大橋とのび太がティンダロスを睨みながら武器を構えた。

「僕は、バカだからあんまり生物兵器についてはよくわからない。」

「でもなぁ、テメェみたいなげす野郎は生きていちゃいけないそんな気がするんだよ!てめーは生き物だから愛護団体だとかなんとかで人間の法律じゃあ裁けねえ。だから、 俺たちがてめーを裁く!」

 大橋とのび太はティンダロスと、残りのメンバーは大量のゾンビとの戦いの火蓋が切って落とされた。大橋とのび太は距離を取りつつほぼ重傷のティンダロスを迎撃していた。ティンダロスの回避能力は衰えていたが再生能力がわずかに働きゾンビといっても過言ではない執念を見せていた。

「のび太!こいつはもう跡形もなく吹っ飛ばしてしまった方がいい!さっきのデカイ銃を使え!俺が注意を惹きつける!」

「分かりました!」

「くそ!雑魚どものクセになんて数だ!」

「倒しても倒してもきりがない!」

「喰らいなさい!」

 聖奈が閃光手榴弾と焼夷手榴弾を投げると、ゾンビは次々と焼身したり、強い光で体が砕けていった。

「弱いから体の組織まで弱いみたいね。けどあっちは!?」

「今の俺でこいつらなら!テメェらには関係ないがここで死んでもらうぜ!」

 大橋はのび太に照準を合わさせてる間にティンダロスの攻撃を避けながらハンドガンで反撃していた。

「そのライフルの攻撃力は半端じゃねー!よく狙って撃て!」

「はい!」

(もう少しで!)

 飛びかかってきたティンダロスを避けてすかさず大橋が顔面に一撃を放ったため、一瞬ティンダロスはふらついた。

「今だ!」

「はい!」

 のび太が撃鉄を引くと、ライフルから発射された1発がティンダロスの腹部に命中した。

「ADAAAAA!」

「まともに食ったな!こいつも喰らいやがれぇぇぇーーーーーー! このドグサレがぁーーーーーーーーーーーーーー!」

 大橋の脳裏には死んでいった者たちの最後が浮かんで行った。

(こいつに殺された人達の敵は…取ったぜ!)

 ティンダロスは懐から取り出した大橋のマグナムから放たれた1発より今度こそ動かなくなった。

「こいつの死体は下に置いておくか」

 と、大橋は言いながらティンダロスも死体を屋上から蹴り落とした。

(ひどい…でもまあいいか…)

 そして全員は残りのゾンビを難なく撃破してドアを封鎖し、無事街から脱出した。

 

 

「おい…いいか、夜明けとともに吹っ飛ぶ時…目を瞑れ…」

「大鷹さん何故です?」

 大橋が暗い表情のままその場から離れた。

「榛名さんや浪波さんが一瞬で消えちまうからですよね…」

「ああ…」

「?あれって!」

 その時聖奈が近くのテレビ局の屋上からジャイアンの姿を発見した。

「おーい助けてくれー!また母ちゃんの所には行けないんだよ!」

「あれは武君?」

「ヘリを止めてください。あのテレビ局に生存者が!」

 テレビ局が途上にあったため運良くジャイアンは保護された。

「うおおおおおおおお!!!!心の友よおおおおおおおお!!!!!」

「ふふふ、よかったじゃない」

「…誰だ?」

 ジャイアンがポカンとした表情で訪ねた。

「大鷹だ…」

「塩田晴海よ。」

 大橋はジャイアンにのび太たちにするようことを言った。そして数分後に街から一つの光が出ると町は跡形もなく消え去った。のび太たちには悲しみこそ残ったが、無事帰還できたのである。

数日後…瞬く間にR市の悲劇は伝えられた。

「続いてのニュースです。悲しいニュースをお送りしなければなりません。先日R市にて原子力発電所による事故により多数の死者が出たようです。現在日本政府の調査を行っておりますが政府高官の報告によると極めて凄惨な事故であるチェルノブイリを上回る予想されるとのことです。この事故によりR市は完全に壊滅したとされ被害は4万人とのことです。なお生存者たちには日本政府により仮設住宅ができておりそこに避難しているとのことです。

 …次のニュースです」

 大きな事件は気づかれないうちに終わりを迎えた。しかしこれが後々大きな出来事を巻き起こすということを知る由もなかった。

 

 第2章完

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