のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories   作:ジャン=Pハブナレフ

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今回で第2部完結です!次回は第3部の設定を投稿してから第3章に入ります。今回は無理ない2から4までの補完になります。次回からシリーズで最も賛否両論である無理ない4ベースのストーリーです。


25話 戦いの準備

 アンブレラではすぐにR市の事件が通じられることになった。

「大変だぜリーダー!」

「エスター、血相変えてどうした?俺のお茶が不味くなっちまう…」

 リシングスキーがティーカップを置いた。

「はい、日本で最大の規模を誇っていたR市の支部が本部により…壊滅された!」

「なんだって!何故そんなことを!?」

 金髪の女性隊員が顔色を変えた。

「リシーツァ、そこまでは俺も知らされてないんだすまない。それと隊長、本部から連絡なんだがR市を脱出した生存者の中にススキが原の資料を持ちだしたあのガキ共がいたそうです。」

 エスターは隊長に焦りながら報告していた。

「はっ、そんなもの放って置け。大体本部が余計な研究ばっかしてるから事故が起こって餓鬼どもにつけ込まれて先手を打たれるんだ。」

「果たしてそうでしょうか?」

 すると、帽子を被った隊員が紅茶を飲んでいるリシングスキーを見つめた。

「このままじゃまずいのでは?あのガキどもとらえるために大忙しの我々がいいように利用されるんじゃ…」

「たぶん、それはないわよ。」

 リシーツァが腕を組みながら椅子に座って首を横に振った。

「リシーツアの言う通りだ。本部は当分情報隠蔽などの手段をとるしかないだろうなぁ…

 おそらく3年ぐらいか。かなりの規模だった町の隠蔽にはかなりの手間がかかる。まあ知ったこっちゃないがな。」

 リシングスキーは紅茶を飲んだ。

 

 

 出木杉たちは大橋に起こったこととR市に起こったことをきいた。

「そんなことが…」

「くそ!」

「俺たちが行ければ!」

 スネ夫と安雄は握りこぶしを握った。

「仕方ないよ。怪我とかは治しとかないと。死んだらおしまいなんだ。」

 ドラえもんが2人をなだめた。

「ニュース見ましたけど…全員無事で何よりよかったです。」

 翡翠もお茶を出して椅子に座った。しかし、のび太とジャイアンの顔は優れないままだった。

「結局どうにもならなかった。前みたいに人が…」

「俺は…」

 静香が落ち込むのび太とジャイアンを見つめていた。

「武君…」

「おいおい、情けねえぞ!特にのび太さんと武さんは諦めないのがいいところだろ!?辛気臭くなるからやめてくれよ、せっかく帰って来たってのに…」

 健治の励ましは2人はゆっくりと笑みを浮かべるようになった。

「ああ、そうだな!」

「僕らには明日がある!だよね、武にいちゃん!」

 太郎がジャイアンの手を握った。そういうとジャイアンは太郎の頭を撫でた。

「んでどうすんだ?俺らにはやることなんてないで。」

 赤田が椅子に座りながら声をかけた。

「じゃあ、これ見ましょうか」

 咲夜は大橋たちが持ち帰った資料を再生した。

「やあ、諸君私だ。残念なことにせっかく開発したB.O.Wの資料を奪われたようだ。全く恥ずかしいねぇ〜!」

「誰なの?」

 晴海が首を傾げていた。

「B.O.W開発主任の狗波 冥月って言うそうです。ハンターを趣味で量産する人です。」

 咲夜が晴海に狗波のことを話した。

「で今回は嬉しいことにティンダロスが量産されましたー!R市に個体は獰猛すぎるからねぇ〜 処分依頼を頼んだから大丈夫だよ!

 あと、ハンターのβタイプはパワーを強めにしといたから。ああそうそう、資料にあるだろう赤い個体はシャア専用ザクを意識して作ったから。これも私の趣味だ良いだろ?」

 と満面の笑みを浮かべた。その資料に関しては残念ながら手に入らなかった。

「そうか?全くおもろないわ。」

「意味わかんないわ。こんな馬鹿げたことしてなんになんのよ。」

「こういうのはちょっと…」

 赤田はきっぱりと否定し、富藤と翡翠はドン引きした。

「で後いうとしたら、そうそう!ススキが原でできたイレギュラーB.O.Wについてだが、このネーミングセンスも趣味だいいだろう?」

「この人趣味多いな?」

 晴夫が呆れながら突っ込んでいた。

「まずは、第一号のブレインディモスだ。これはダニがB.O.Wの血を吸ったものだが、わたしはダニが嫌いだ。なぜなら…」

 話すこと5分__どうでもいいことを聞かされたのび太たちはうんざりし始めていた。

「さてと、話を戻すとこいつはバランスがいいけど、耐久性に乏しいみたいだから改良が必要だ。とまあ、今の所はこんなもんかな。

 R市のレポート楽しみにしてるよ〜」

「これだけか」

「しょうがないね。敵にいくらか取られちゃったし…」

 実際R市からも敵の兵士が逃亡に成功したらしくいくつか資料が持ち逃げされたような痕跡ものび太たちによって見つかっていた。

「とはいえまあ、生きてるだけよくね?あの事件は悲惨すぎた。だから下手したら死んでたかも知れねえんだ。」

 安雄がのび太たちの肩に手をポンと置いて励ました。

「ああ!そうだな。」

 するとドラえもんが手を挙げた。

「ちょっといいかい?今、伝えたいことがあるんだ。のび太くんの家にきっと事件を切り抜ける切り札があるんだ。」

「それってまさか…!」

 のび太の推測を前にドラえもんは首を縦に振った。

「タイムマシンだよ」

「!?」

「タイムマシン?そないなものが?」

「その手があったか!これなら!」

「ああ!事件をなかったことにだってできる!」

 スネ夫と安雄、晴夫が喜ぶ中、タイムマシンを知らないものたちは半信半疑だった。

「でも問題があります。今現在、ススキが原は100人体制で警備に当たってます。すぐに実行はできません!」

 翡翠がのび太たちに対して反論してきた。

「翡翠にも一理ある。警備してるのはどうやら自衛隊みたいだ。お前ら以前大鷹ってやつと接触したけど今現在はどうなんだ?」

 久下も翡翠同様タイムマシンが信じられずにいた。

「大鷹さんとは今は連絡できないみてぇなんだ。あれから連絡がつかなくってな。」

「じゃあ、どうすんだ!?このまま指くわえてろってか?」

 ジャイアンが久下に反論した。

「ああそうだ、ここは待とう。」

「でもそれって…!」

 聖奈も大橋に対して反論しようとしたが大橋はチッチと言って指を左右に振った。

「勘違いすんな。戦い自体はやめないさ。今は少し耐えるんだ。どの道今はまだ警備は厚い。久下さん、その警備に関する情報は他にないのかい?」

「俺の情報だと警備が8割くらい減るのは精々5年だと警視庁総監は言っていた。」

「そういうことだな。それじゃあ、みんなに聞く。5年間待つ奴が嫌で今からでも抜けたい奴ははいるか?嫌ならここで抜けてもいいぜ。」

 青木はいつものお気楽そうな雰囲気だったが真剣になって聞いていた。この先からは時は経過するためべつに無理して戦う必要はないのだ。

「僕は行きます!」

「僕は歴史を正しいものにする役目があるんだ。抜けません。」

「スネ夫」

「わかってるって、ジャイアン。」

「て言うかさ〜青木さんさ、分かってないよ。抜ける人はまず誰もいないよ。だって、みんな何かの為に戦ってるんだよ。」

(いや、正直俺は逃げたいんだがな。)

 こんな状況になってもまだ戦いたくないと久下は願っていた。

「それにここにいる人は全員運命共同体です。誰かに任せてさよならってわけにはいきません」

 咲夜が皆を一人一人見つめてうなづいた。

「そうだな。当然のことを聞いてすまない。俺としたことがな」

「それじゃあ、5年後にススキが原ってことで決定したってことになるけどそれまでどうする?」

「翡翠さんや笹木さん、久下さん、赤田さん、青木さんたちはともかく僕らは学生です。どうすれば?」

 そうなのである。大人を除けばチームバイオは表向きはただの学生なのである。敵の目を欺くのにはまず普通の学生である必要があるのだ。

「安心しろ。生存した学生には国の奨励金で高校まで保証されるそうだ。まあ、俺は警官だしな。なんとかはするさ。」

「まあ、俺は小説家だしな!給料は任せておけ!というかそう言う翡翠や笹木に赤田は大丈夫か?」

 翡翠や笹木はともかく赤田は無職である。

「じゃあ、私と笹木さんと赤田さんはバイトして稼ぎましょう。生活はそれでそこそこなんとかなるでしょう。」

「なぜに俺もやるん?」

「まあ、いいじゃん」

 こうしてのび太たちは5年の間一旦休戦した。そして、5年後全ての戦い自体に決着がつくことになる。のび太たちにあるのは果たして生か死か。

「みんな行くぞ!5年後の決戦へ!」

「「おう!!」」

 

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