のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories 作:ジャン=Pハブナレフ
ホテルのとある一室ではUBCSと雨沼に鳥柴が会議のようなものをしていた。
「まずは非常に嬉しくない報告をします。実はUSSのサーシャ隊員の書類ですが、コピーされてマスコミに匿名で送りつけられました。しかしこちら側の人物によりそれの証拠は揉み消されました。」
「マジですか?危なかったですね」
鳥柴が緊迫した表情を浮かべた。
「さっき聞いたところによると本社から例の一団をなんとかしないと強硬策も取るようです。実際、今北海道で開発された新型ウイルスがどこかに運ばれ、それで日本各地の怪しい都市や街に手当たり次第、ウイルスをばら撒くそうです。」
「なんだって!?まさか、そいつらのためだけに無関係の人々を大量虐殺するってのか?」
「まあ、奴らは日本なんてどうでもいいって考えてんだね。まあ、奴らのビジネスは日本じゃ苦戦しているって前に来たけどね」
「反吐が出る。」
セイカーは感情は表に出ていないが、他のメンバーには怒っていることは分かっていた。
「…主題に入りましょう。先日工作員が調査したところ連中のアジトらしきもの発見したそうですが正確な位置をつかめていません。ホントはもっとゆっくりと探したいものですがモタモタしていていると連中に感づかれて逃げられる可能性があります。少し下衆なやり方ですが、今回はそのうちの4名を捕獲しようと思います。連中を拷問なり薬で自白させるんです」
そう言うと静香、聖奈、赤田、久下の写真を見せた。実は地元の人々から彼らの目撃情報が多数あるからだと鳥柴が説明した。
「全くもって最低の作戦だな。まあこうでもしないと短時間で終わらないって言うのが現状だからな。」
「でその詳細は?」
「まず4名を追いかけます。誘拐し残ったメンバーはある特定のポイントで捕まえます。作戦は私のほかにサーシャさんお願いします。あなたには責任があります」
「了解」
サーシャは少し不機嫌そうに返事をした。
そんなこともつゆ知らずな聖奈たちは近くのスーパーから食料を買っていた。
「すっかり遅くなっちまった」
「…」
「どうしたんですか久下さん?」
久下が暗い表情のまま歩いていたのを聖奈が気にかけた。
「…いったい、いつまで…この生活を続けるんだ?唯一希望だったタイムマシンもなかったしアンブレラを完全に敵にに回した。果たして逃げ場なんてあるんだろうか?」
久下から気力が失われていた。一行に沈黙が訪れた。
「それでも私たちは生きていくしかないと思います。戦ってばかりであったとしても。」
静香も作戦失敗を聞いて気力が失われてはいるものの、まだまだ希望を捨ててはいなかった。
「そうだな、そう思っても仕方がないか…」
「まっ、アンブレラぶっ倒すまでは頑張りましょうや。せやけど、こないだ出木杉が送った資料はだめだったんかな?」
「言われてみればそうですね。ニュースでも挙げられていませんし」
すると4人は目の前に車を発見した。
「道路の真ん中に、迷惑な車だ。他の車のこと考えているのか。ったく、俺は交通課じゃあないんだぞ。よし、通報しとくか」
「いや、通報するんですかい?」
車の中から男が1人現れた。
「うん?」
するとあたりには軍人らしき男と女がいた。
「まさかこの人たち…!?」
その時静香がヤノフによりつかまってしまった。
「静香ちゃん!!ここは俺が食い止める!早よみんなのところに戻ってこのことを報告するんや!源は俺が助ける!
「きちんと戻って来いよ!」
「1は確保。2、4は例のコースに3はあたしらで捕まえる!」
男女が久下と聖奈を追いかけたが赤田が立ちはだかった。
「こんな時に一体何のようや!悪いけどここから先は通しまへん!」
リシングスキーと格闘を繰り広げほぼほぼ互角だったが、赤田は人数の少なさに違和感を感じていた。
(なんで人数が少ないんや!?もしおおければ今この場で俺や久下たちを楽にまとめて捕らえられるのに…まさか!そうとしか言いようがあらへん!敵も二手に分かれている!まずい!このことを2人に伝えへんと!)
油断したところにセイカーのスタンガンで赤田は捕らえられた。
「エスターとセイカーは追え!」
「うまいところまで誘き寄せくださいよ」
久下、聖奈は裏路地から逃走していたが敵がいたるところに配置されていた。
「別れよう!別れたほうが確実に捕まる可能性を下げることができる!!あとで合流を忘れるなよ!」
「では後で!!気をつけて!」
聖奈は走った。すると近くの車からエスターが現れた。
「見つけだぞ!おとなしくしろ!」
「いやっ、離して!」
聖奈はエスターが捕まえようと触ってくるのでとうとう堪忍袋の尾が切れた。
「触らないでこの変態!!」
聖奈が勢いよくエスターの股間を蹴った。
「うっ、うっ、うっ、うわあああああ!?」
突然のダメージにエスターは狼狽えて無防備になった。
(このアマ…!俺の⚪︎⚪︎を…⚪︎⚪︎を!!!)
エスターは悶絶しているがそんなことは御構い無しな聖奈は足を振り上げた。
「もう一発…!」
「やっやめろそれだけは!」
慌ててたのでエスター自体、言語が伝わってるのかどうかを完全に忘れていた。
「何言ってんのか全然分かんないわよ!このど変態!」
必死の懇願虚しくエスターは股間を思いきり蹴られ、あえなくエスターは悶絶しながら気絶した。
「ふん!」
「いたぞ捕まえろ!」
「まずい!」
その後聖奈が逃げるとそこには一人の女性がいた。
「おや?誰ですか?こんな所に子供が来るなんて変ですねえ?」
女性は鳥柴であった。彼女がアンブレラの回し者だと知らない聖奈は助けを求めた。
「助けてください!あの人たちが!」
追いかけていた連中が聖奈を追ってきた。
「なんですかあなたたち!こんな小ちゃい子を追い回すなんて!!これ以上騒ぐんなら人を呼びますから!」
連中は立ち去っていった。
「ありがとうございます。そうだ!早くこの事をみんなに!」
「おや〜?お困りのようですね。さっきの人たちもいるでしょうし、私が送って行きましょうか?あなたを送るのに住所を教えてください。」
「本当は教えるのはあれだけど、みんなが危ないので教えます。」
聖奈は住所を教えた。
「そうですか…では…」
鳥柴が聖奈を送ろうとしたその時、後ろからサーシャがスタンガンで聖奈を感電させた。
「え…?何が?」
聖奈が気絶してしまった。
「確保です。アジトを…特定しました。」
「ああ、そうか。こっちももう一人を捕まえた。どうやら刑事のようだ。まあ、関係ないな。」
鳥柴は気絶した聖奈を見て暗い表情を浮かべた。
「どうした?」
「子供に手をかけるのって…いつ私は人の道を外れたのでしょうか?」
「私もあなたもこういう仕事に入った以上はもう人でなし。諦めな。」
サーシャが聖奈を担ごうとする中忠告した。
「そんなことは今、考えないようにしろ。」
「それより隊長、早く離脱しましょう!!騒ぎで駆けつける奴らもいるはずです!」
リシングスキーたちは静香、赤田に久下そして聖奈を捕らえて尋問を行わずして、のび太たちのアジトを突き止めた。
(やれやれ、こんなんじゃぁ実家に帰ったときに胸を張って報告できませんよ……姉さん……)
捕縛から約数時間後のアパートでは戻らない4人に対して皆不安を覚えていた。
「4人とも遅い!」
「ああ、のび太の言う通りだ!何かあったんじゃねえのか!?」
「…あと5分して4人が戻って来なかったら探しに行こう。」
「でも何かあってからじゃ遅いんじゃあないか、出木杉?」
その時ピンポーンと鳴った。
「すいません宅急便でーす。森山さんのお宅ですね?」
鳥柴は宅急便の配達人を装い待ち伏せしていた。当然近くにはUBCSたちも突入準備をしている。
「違います。森山さんは別の所です」
「おかしいなぁ森山さんの住所はここなんですけどね。住所が変わって届けられなかったってことではんことかちょっと持ってきてくれませんかね?」
のび太が外に出た。
「はいどうz…ってうわあああ!」
「!?何があった!?」
閃光手榴弾が投げられ、のび太たちはあっという間にとらわれてしまった。