のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories   作:ジャン=Pハブナレフ

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前回見事に共闘宣言したのび太たとが共同で脱出を試みます。そんななか…!
3章はここで一区切りです。いよいよアンブレラへ逆襲です。


33話 3度目の脱出

 のび太たちは地下のシェルターから脱出し前方を弾丸に余裕のあるのび太、安雄、UBCSサーシャ、ジャイアン、スネ夫、雨沼、青木の前方班に、残りのメンバーはそれについていくことで決定した。それに当たって、前方班は町の地図を渡された。

「とりあえず、移動には車が必要です。車なら町の外に素早く出られますので、最低でも2台か3台はお願いします。」

鳥柴が町の地図を皆に見せて特に人口が偏ってるであろう数カ所に目印をつけた。

「なあ、俺らの乗った車はどうしたんだ?」

「2台ともとも任務終了でアンブレラに返したんです。支部長には任務終了の後には必ず返すよう言われたので…もう少しズラしてればどうにか奴らから借りパクできたかもしれませんね。」

リシングスキーの質問に対して冷静に答えた鳥柴は歯がゆい表情を浮かべた。

「そうとわかったら、まずペアで行動しよう。固まって動くと時間がかかる。あと、なるべく町の中心だけに限定すればきっとあるはずだ。」

青木の提案の元各自でペアは以下のように決まった。

リシングスキー、ジャイアン、サーシャは町の東側を、安雄とリシーツァは南側、のび太とエスターは北側に散ってそれぞれ車やバイクなどの類を探していた。残った青木とヤノフにスネ夫、セイカーの4人後方の護衛に回ることになった。

 

 リシングスキーたち3人は町の東側にあるショッピングセンターに来ていた。しかし車のほとんどは無くなっているなり鍵が見当たらないなりで収穫があまりないままであった。

「ダメね。車が見あたんないわよ。って、ここにいるのはゾンビどもか…」

サーシャが駐車場を歩いていると前方には死体を食っているゾンビを4体発見したので他の二人は武器を構えた。

「んじゃ行くか!」

「それは俺のセリフだ!」

リシングスキーはマシンガンで、ジャイアンはマグナムで迎撃した。サーシャはハンドガンでゾンビの動きを避けてゾンビ2体の頭部を狙った。リシングスキーもマシンガンで集中砲火を放ち、ジャイアンのマグナムでの追撃で残ったゾンビをあっという間に倒した。「あんた、さすがだな。やっぱプロってだけはあんのかな?」

「スネ夫ってあの子のこと?まあこっちはプロだし。あんたも凄いよ。とても学生とは言えないわね。」

「なんだか、俺たち気が合いそうだな!サーシャさん!」

「サーシャでいい。」

「ったく、お前らなあ、仲良しこよしは控えろよ。いつ死ぬか分からねえんだ。」

リシングスキーが銃を構えながらあたりを慎重に見回していた。

「あっ!隊長、あれ使えそうじゃないですか?」

サーシャがドアの空いたままな車を発見し、指差した。

「本当だ!」

3人は黒いくるまを確保した。

「よし、鍵が刺さりっぱなしのようだな。悪いが借りるぞ。」

ジャイアンが近くの死体にそっと手を当て車の座席に座った。

「よし!ここは俺たちの勝ちだな!ありがとう、2人とも!」

「ああ!!」

ジャイアンはサーシャと友情の握手を交わした。リシングスキーが運転を始め他の後方移動組の元へと向かった。

「よし、行くぞ!」

 

 

 安雄とリシーツァは町の北部を探索していたが2人の関係は微妙なものだった。

「待ってくださいよ!リシーの姉さん!」

「ヤノフみたいに言うな!」

二人は言い合いながら緑の車を1台発見したが近くの通りからケルベロスとキメラがあらわれた。

「んじゃ行くわよ。こんなとこで油売ってたら他の奴らに置いてかれるよ。」

「へいへい!」

安雄のグレネードランチャーとリシーツァのハンドガンの連携を仕掛ける前に車めがけて走り出した。

「車に乗ったらやつらを炸裂弾で遠慮なく吹っ飛ばしな!」

「オッケー姉さん!」

リシーツァが車に乗り込み安雄は助手席から5発の炸裂弾でキメラたちを吹っ飛ばした。ついでに建物をいくつか壊したのは内緒である。

「ったく、もうちょい真剣に狙いな。」

「んなこと言うなよ、とりあえず他に連中に連絡をとるぜ。」

安雄が無線機で連絡を取った。

「こちら安雄、状況は?」

「はい!のび太くんとエスターさんがなんとか車でとりあえず使えそうなのを2台確保しました。けど何人かとは突然に建物の爆発で逸れてしまいました。」

「くそッ、さっきの爆発はそれか!」

「とりあえずあたしらで残りは探す!だからあんたらはどこにいるかを教えてくれ!」

リシーツァは通りを曲がって残りのメンバーの捜索に当たった。

「急がないとね!」

 

 

 大橋と鳥柴は他のメンバーと分断されゾンビに囲まれてしまった。二人とも応戦したが一体のゾンビが大橋に近づいた。

「危ない!くっ!」

大橋を庇い鳥柴は肩に傷を負った。鳥柴がゾンビを撃破したが倒れてしまった。大橋はなんとかゾンビたちから鳥柴を連れて逃げられた。

「大丈夫ですか?くそ!そこを退け!」

ゾンビたちをけん制した大橋は鳥柴を背負いながら近くの路地裏へと移動した。幸い敵もおらず鳥柴を一度そこに休ませた。

「急がねえと!けどこれじゃあ…」

鳥柴は傷が少々深く、軽く止血した。そして息も荒くなって行った。

「ハアッ、ハアッ、もう私をここに置いていってください。」

「いきなり何を!」

「噛まれたんですよ?もうゾンビ化は確実です。…余ってたら一発お願いします。姉さんのところに早くいけたほうがいいと思うんです。だから…!」

鳥柴はアンブレラにいたのでTウイルスの脅威は知っていたのだ。しかし大橋は逆に鳥柴を担いで行った。

「何を!?もう私は助かりません!」

鳥柴が払いのけようとしたが大橋はその手をぎゅっと握って離さなかった。

「雪乃さん、俺は言った筈ですよ。守るって。それに一つ俺たちに対して疑問点があるんですよ、分かります?」

「バカは風邪を引かない…でしたっけ?」

「そういうことですよ。あなたは俺らをすぐに殺さないどころか逆に生かしたじゃないですか。本部の命令があったってのにね。

つまりあなたも立派なバカですよ。だから、一緒に生きましょうよ。」

「大橋君…ありがとうございます」

その後二人は無事合流した。鳥柴はその後ドラえもんや静香の処置で止血され風邪薬を飲んで眠った。

「とりあえずここから離れるぞ!」

そして一行は車を見つけ、無事に町を脱出した。5年後の希望を失ったのび太たちとUBCSはアンブレラを倒せるのだろうか?

 

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