のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories   作:ジャン=Pハブナレフ

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今回から共同戦線を張ったチームバイオの逆襲が始まります。それと骨川財閥の名前を出しましたが実際スネ夫の家族が死んでる以上協力はするんじゃないかなって思ってます。


34話 猛獣島

 一行はその後東京の骨川財閥のアパートに泊まっていた。ここがこれからの拠点となるのだ。のび太たちはUBCSたちと手を組んだが、アンブレラに対する策が浮かばずにいた。青木とリシングスキーの話し合いが決まった。

「よし、みんな集まってくれ」

「俺たちチームネオバイオはアンブレラに対して今は対抗策は一つしかない。向こうに先手を打たれるなら、こっちから攻めるってことだ。」

「それでこれからどうするんです?」

「それについてはどうやらリシングたちにいい考えがあるそうだ。翡翠、頼む。」

翡翠は自分のパソコンにUSBメモリを差し込み映写機に移した。するそこにはとある島の施設のような物の詳細が出てきた。

「次はここから奴らの新型ウイルスのサンプルを盗む。」

「え?どういうことですか?」

「それは今から私が説明します。」

鳥柴が部屋に入って来た。

「雪乃さん。怪我は大丈夫ですか?」

大橋が数日前から安静中にしていた鳥柴に駆け寄った。

「ええ、そこのどら猫さんのおかげで傷口が痛くも痒くも無いです。」

「いや〜!それほどでも〜」

大橋はホッとした。その後鳥柴がその画面に映ってる島について説明した。

 その島はアンブレラの機密情報や生物兵器研究がされており表向きはただの社員のリゾート地になっているそうだ。

「でだ。作戦だが、どうやら鳥柴さんは一回そこに行ったことがあるそうだ。そこはどうやら東側と、西側そして施設の背後が比較的警備が緩いそうだ。だから話し合いの結果、チームを4つに分けることにした。」

「その残った1チームは何をするんですか?」

スネ夫が挙手して尋ねた。

「簡単に言うと留守番です。近くの海に停泊して連絡があるまで待機しているのが役割です。あまり停泊してるとまずいですし」

「でも、船はどうするんだい?確保する当てが無いんじゃ動けないんじゃ無い?」

笹木の些細な疑問に対して一行に沈黙が続いた。

「……」

一行にはあてがなかった。盗むのはさすがに停泊した時に警察の世話になり、アンブレラにも勘づかれるためのび太たちにとっても不利になってしまうからだ。

「…僕にいい考えがある。骨川財閥の力で船を2隻確保するように親族に交渉してみるよ。骨川財閥自体も結構アンブレラの影が伸びつつあるし、何よりパパとママを殺害したことからきっと味方にはなるはずだよ。」

「でかしたスネ夫!」

その後各メンバーはリシングスキー、青木、エスター、鳥柴がリーダーで決められた。

 

リシングスキーチーム(侵入班)

 赤田、安雄、リシーツァ、久下、富藤、出木杉

 

青木チーム(施設爆破班)

大橋、咲夜、笹木、白峰、ヤノフ

 

エスターチーム(工作班)

のび太、ジャイアン、晴夫、晴海、セイカー、サーシャ

 

鳥柴チーム(後方支援班)

雨沼、太郎、静香、翡翠、スネ夫、健治、ドラえもん

 

 

 数日後一行は船に乗りうまく上陸できた。

「あの島だな。幸い海への監視は届かない。今のうちに別れるぞ!幸運を祈る!」

リシングスキーたちは各地に散らばって作戦を立てた。そして鳥柴たちは近くの小島に停泊し通信を取り始めた。

「皆さん聞こえますか?」

「ああ!!エスター、チーム全員集結。これから移動する。」

「同じく青木小隊、こっちもスタンバイオーケーだ!」

「リシングスキー小隊、現在移動中だ!まずは俺たちが侵入する!」

 リシングスキーたちは背後から攻撃を仕掛けるべく岩肌がゴツゴツした地帯からゆっくりと進行していた。

「いいか、なるべく固まって動くんだ。不用意に離れて敵に近づくのは危険なことだ。」

一行は山を登りながら施設に侵入しようとしている。しかし、安雄や久下や出木杉は早くも息を切らしていた。

「疲れた〜!」

「はあ…はあ…しんどいな。」

「疲れたなんて言ってないで歩きな!あたしらが上手く奇襲出来なきゃ作戦失敗の恐れがあるんだよ!」

安雄はハイハイと呟いて歩き始めた。富藤や赤田はそれなりに大丈夫だった。

「今のところ監視はおらへん。このままなら普通に行ける。ってことでおっ先に〜!!」

「おい!抜け駆けはやめとけ!」

赤田が真っ先に飛び出して行った。

「なっ…!」

赤田の目の前にはなんらかの機械を被ったティンダロスとハンターが待ち受けていたが赤田を素早く久下がリシングスキーのところまで引っ張って戻したため気づかれてはいなかった。

「ったくリーダーの俺を出し抜くのは結構だが、死んでも知らんぞ。」

リシングスキーがぼやきながらこっそり敵の背後に近づいた。

「どうすんだい?リシング?」

「そうだな、どう思う出木杉?」

「敵は5体くらいです。あの犬以外は問題ありませんから1対1に持ち込みましょう」

出木杉の作戦にリシングスキーは笑みを浮かべて首を縦に振った。

「いい作戦だ。よし、それじゃあ行け!散らばって各個撃破だ!」

リシングスキーは近くにいたハンターに手榴弾で攻撃を仕掛けた。それに続き富藤、久下、赤田も攻撃を仕掛けた。安雄はティンダロスのところに向かっていた。

「よし、やってやる!」

安雄は炸裂弾に変えた。すでにリシーツァもティンダロスと戦っていたがそれに構わず安雄は横からグレネードランチャーを構えた。

「食らいやがれ!」

ティンダロスは安雄のグレネードをかわして後退り、グルルと様子を見ていた。

「あんたバカか?正面の弾丸を躱しやすいってのがティンダロスの特技だって知らなかったのかい?」

「……忘れてました。」

「あのバカは何やってん?」

赤田は呆れながらハンターをマグナムで瞬殺した。

「まあそう言うな。ミスは誰にだってある。と言うか、さっき突っ走ってたお前が言えたことでもないだろう。」

攻撃をしながら久下はそう言っていた。出木杉もハンターを倒したので富藤の援護に向かった。

「富藤さん、だいぶ苦戦してるみたいだ。援護しないと!」

富藤と戦うハンターの色は青く、防御力が高いため苦戦しているからだ。

「固ったい!私、クジ運良くないぽいわねぇ!!この野郎うううう!!!」

銃撃を仕掛けても大したダメージも与えられず富藤も紙一重で攻撃をかわすがつまづいてしまった。

「嘘でしょ!?」

「それならこれでどうだ!」

出木杉の奇襲でハンターも油断していたため攻撃を受けてよろめいた。

二人同時にホルダーに入ったすべての弾を頭に集中させた。青いハンターは倒れた。

「どうやら頭だけは弱いみたいだね。助かったわ、出木杉。」

「片付いたか。久下、リシーツァと安雄のとこに行くぞ!俺に続け!」

「おう!」

「トリガー!」

<ブレイク!グレネードドリーム!>

安雄の必殺技であるグレネードドリームがティンダロスを狙うが焼夷、炸裂はかわされたが硫酸と冷凍そして閃光は命中した。

「よしいまだ!リシーツァ、久下俺に続け!同時攻撃だ!」

「ああ!!」

ティンダロスは油断したところを久下にリシーツァそしてリシングスキーの同時攻撃に倒れた。

「よし!あとは侵入だけだ!こっからが本番だ!!」

 

 

 青木チームは西側の海辺から素早く移動して敷地内に侵入していた。しかし青木が突然何かを察知した。

「待て!そこで止まれ!」

一行が止まると目の前が照らされていた。その先を見ると展望台のようなものが分かった。

「サーチライトか…これじゃ近寄れないよ。ここまでスムーズにきたのに…」

笹木は悔しそうに唇を噛んだ。

「別の道の方が良さそうだな。青木さん、別の道を探しましょう!」

一行は入り口に近づくのに回り道をしていた。

「にしても他のところを探すとなると遠回りにはなる。けどその代わり、それほどの監視が施されてないところがあるはずだ。そう簡単に見つかるだろうか?」

「なあに、最悪見つかっても俺たちが囮になれば本部も俺たちを倒そうとするはずだ。あいつらの探索が楽になるはずだ。行くぜ、ヤノフさん。」

ヤノフが頭を抱えていたが白峰が肩に手をポンと置いて歩き出した。しばらく歩き出すと岩場のようなところに出た。すると一行の目の前にB.O.Wが現れた。

「あいつはポスタル!?確かあの時俺や安雄たちに倒されたはずじゃあなかったのか!?」

「あの主任がこいつを楽しみにしてるだとか言ってたよ。その証拠に体が白くなってる上、光にも強くなってるよ。だからあいつと同個体じゃない!」

ポスタルはよだれを垂らしながら見構えていた。

「どうします?」

「ああ、ここで戦うのはいいかもしれん。かといって大人数では奴らに勘づかれる可能性がある。しかし少数では…」

青木もどうすべきか手をこまねいていた。一行はボスダルとは戦ったことがあるがパワーアップされているかもしれないと思い手が出せずにいた。

「…俺がカタをつけます。」

大橋が静かに進言した。

「大橋!いくら何でもそれは…」

笹木が反論したが大橋は鼻を擦って立ち上がった。

「こいつは強化型でも俺の因縁の敵であることには変わりがない。大丈夫です。倒したら合流するんで。それにこの中じゃ生命力は高いって自負してます。死にはしませんよ!」

「…分かった!死ぬなよ!いざという時は連絡しろ!すぐに戻ってくるからな!」

青木は大橋を残し、他のメンバーと共に先に進んだ。

「さてと…狗波のやつ余計なことしやがって。人にとって胸糞悪い奴をよくも…

いいぜ、かかってこい!もう一度この俺がぶっ倒してやる。お前にはこれで十分だ!」

大橋は銃をしまい、日本刀を構えるとポスタルも爪を剣状に変化させた。

「爪が剣になるとはな。だがな、俺はお前の知る大橋じゃあないんだよ!自分だけが強くなったって思わねえことだ!」

大橋はボスダルと剣術戦になり、Tウイルスによる異常なスピードがあってかお互いに高いスピードを伴った激しい剣術戦になった。ポスタルは牽制用としてコウモリを弾丸のように発射したが大橋は臆せずに1羽ずつ斬っていき大橋が先回りして背後を取った。

「輪切りになっちまえ!」

一瞬でボスダルがガードのために構えた爪を破壊し十文字に体を切断してしまった。

「やっぱり量産したのは基本弱いな。よし先に進もう。しかし、疲れた。まだウイルスの力を制御できねえな…」

大橋の因縁の敵だったポスタルは最早Tウイルスの力を得た大橋には相手として不足だった。大橋は改めて過去を超えたのだ。

 

 

 エスターチームは東側の洞窟からじっくりと合流する場所に向かっていた。人の手が加えられていない地形を移動しているためか、道中敵はほとんどいなかった。一行がある程度進んだら大きな岩が道を塞いでいた。

「これじゃあ進めないじゃないか!どうすんだ!?」

晴夫がコンコン岩を叩いたり押したりしたがビクともしなかった。

「セイカー、あれを。」

セイカーは小型爆弾を取り出した。

「おい小僧この信管を回せ。大丈夫、俺が手順を教えてやるから。」

「ええ〜!」

のび太は信管なんて廻したことどころか触ったことすらない。エスターの無茶振りに当然のび太は驚いた。

「こういうのは経験だよ。何事に関してもだけど実践あるのみさ。」

「はい…」

セイカーが囁いた。のび太はエスターに言われた通りに信管を回した。

「早く離れろ!」

指示通りに避難して隠れるとすぐに爆弾をセットした場所が大きな音を立てながら爆発した。  

「鼓膜がどうにかなりそう…」

そして一行は洞窟を出た。幸い近くに格納庫があったため難なく忍び込んだのび太たちは合図を待った。同じ頃、リシングスキーチームがいち早く施設への侵入口を発見した。

「ここか、よし久下!連絡を頼む!」

「ああ!!」

先に着いたリシングスキーチームは施設に地上階からエレベーターで侵入し、他のチームにもエレベーターの場所を教えた。十分後、青木チームもリシングスキーチームの後に侵入した。すると施設にアナウンスがなった。

「侵入者発見。侵入者発見。研究員は直ちに避難せよ。戦闘可能な部隊は出撃し侵入者を迎撃せよ。」

「派手にやってるみたいだな。じゃあ俺たちはリシングたちのチームに合流するぞ。」

エスターチームも最後に侵入し、反撃戦が始まった。

 

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