のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories 作:ジャン=Pハブナレフ
レオンたちが校庭に出ると校庭と1階を守っていたジャイアンとスネ夫、のび太、静香、出木杉、晴夫、安雄、白峰が黒いローブを纏った者たちに捕らえられていた。
「ジャイアン!」
大橋たちが武器を構えた。
「動かない方がいいよ、出ないと攻撃させちゃうよ〜」
「お前たちか!?アシュリーを攫ったのは!?」
「そうとも、彼女の目的は我々の手でプラーガを植え付けた暁に合衆国と取引を行い、そこから世界を混乱させて掌握させるきっかけを作ることだったんだよ。」
ローブの男たちが一斉に道を開けると狗波が笑みを浮かべてやって来た。
「バカな!?なぜお前がこんなところに?」
「狗波 冥月…アンブレラの重鎮がなぜなの?復讐のつもり!?」
ジルの発言に狗波はふはははと笑い出した。
「復讐ねえ、少し違うな。私にとってアンブレラはただの隠れ蓑…」
「隠れ蓑だと!!てめえはアンブレラの犬じゃねえってか!?」
「ふふ、一体いつから私がアンブレラの研究主任から幹部にのし上がれた男だと思った?リシングスキーくん。」
「で、お前たちはこんな街で世界征服の準備か?」
クリスとレオンは動じずに一歩前に出た。
「そうだな、クリス。プラーガ?世界を侵略?まるで宇宙人の侵略だな。」
「「お前たちのしていることはただのテロだ!!」」
啖呵を切ったクリスとレオンに対しても狗波はやれやれと呆れたそぶりを見せた。
「全く…流行り言葉で括れて安心したのかい?今の君たちにこの邪教徒を相手にできるのかい?」
「ふっ、そうだな。だがお前らは俺たちを知らなすぎるんだよ!!」
その時、背後の茂みから久下が飛び出して来た。
「喰らいやがれってんだよ!!このクソ野郎が!!」
久下が振り返りそびれた邪教徒の頭部をハンドガンで連続攻撃を仕掛け怯ませた。
「吹っ飛びな!!」
続いてサーシャが焼夷手榴弾を投げ辺りを炎上させた。
「今だ!!のび太たちを助けるんだ!」
「「おおおお!!!!」」
武器を捨てていた全員、うろたえた敵に追撃を仕掛けながらのび太たちを救出した。
「なるほど…いいチームワークのようだねえ…」
「悪いがここまでだ。」
その時上空からヘリが2機接近して来た。
「逃してはいけないよ!特に大統領の娘にはね!」
邪教徒がアシュリーをさらおうと向かって来たがのび太たちはなおも抵抗し、その隙にアシュリーと共にヘリに何人かが搭乗した。
「くっ!これ以上の追跡は厳しいか…第二段階に移る!ここは退くんだ!!」
狗波がこの状況が不利とつかめるとあっさりと部下を連れて撤退した。
「よし!これでいけるな!」
レオンやクリスが最後にヘリに乗って全員、なんとか街の脱出に成功した。
「終わったな…けど厄介な奴らも出て来た以上、これからが大変だ。」
久下がレオンを見てうなづいた。
「アシュリーをなんとか奴らの駒に堕ちる前に助けられていたから良かったがあいつらがそう簡単に引き下がるとは思えない。」
アシュリーは疲れのためか少しウトウトしていた。
「今からでも戻って奴らの情報を集めよう。奴らはアンブレラと同様に世界にとって危険な思想を持った連中だ。」
「そうね、今度はこっちから奴らを追い詰めるわ!!」
クリスとジルが本部に連絡を入れ今回の一件を報告していると徐々に全員が眠気をあらわにしていた。
「!?これ…は?」
二機のヘリのうち二つとも突然、パイロット以外が眠り出した。ドラえもん以外が眠ったことに違和感を抱いていた。
「なっ…!みんなどうし…!!」
その時ドラえもんの尻尾をパイロットらしき男が引いた。
「尻尾を引いたら止まったな。どうやら上の言った通りだ。さすがによくできたロボットだよ。こいつは。」
パイロットがもう一機のヘリのパイロットに連絡を取った。
「そうか、んじゃ本物のヘリと鉢合わせする前にスペインの教団本部に運んじまおうぜ。」
「おう、そうだな。にしても狗波様の策略はおっそろしいなあ…こうなることすら想定内だぜ?だからわざわざスパイに作戦を実行させるってのを連絡して教団の回し者の俺らを助けに向かわすと見せかけて攫うなんて演技派もいいとこだぜ。」
「あの人は掴み所はないが教団のためだったらできることをなんだってする方だしな。全くすげえ方だな。ハハハハハ!!」
狗波の策略にはまり、鳥かごに入れられてしまったのび太たちチームバイオ。この先どうやって教団を倒すのだろうか!?