のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories 作:ジャン=Pハブナレフ
地下一階と地下二階の脱獄の報を聞いて地下三階でも安雄、セイカー、ジル、翡翠そしてジャイアンにスネ夫が一気に脱獄した。
どうやら富藤が教団員に抵抗して鍵をこっそり奪っていたらしく、ずっとチャンスをうかがっていたそうだ。その上で彼女は警報が鳴ったと知るや否や、他のメンバーの牢獄から脱獄させ今はあたりの探索に当たっていた。
予想外の活躍に教団は狼狽えていた。馬場 晴夫という小さな存在により早くも最大の危機を迎えていた。
「くっ、いかがなさりますか!?」
「慌てないで、一先ず戦力を分けるんだ。三階は貴重な被験体候補だから逃してはいけない!まずは彼らからとらえるんだ!!」
狗波が冷静な表情で指揮を取っていたが声には焦りが滲んでいた。今現在教団は計画実行すなわち全世界へのプラーガ拡散を控えており、人員をあまり割けずにいた。
「狗波さま、四階の牢獄エリアからも脱走者が!至る所から奴らが脱獄して行きます!!」
「なんてことだ…」
机に拳をばんと叩くと通信が入ってきた。
「お困りのようだね。」
するとモニターが変化してオールバックのサングラスをかけた男が現れた。
「…アルバート・ウェスカーか。君が一体なんのようなんだい?」
狗波はウェスカーに対して敵意を剥き出しにしたような表情を浮かべた。
「なに、サドラー様のためにお前に援軍を送ったんだよ。せいぜい状況をひっくり返すのに使ってくれ。」
モニターが切れた。
「あの男…一体何をするつもりなんだ?」
(サドラー様はなぜ私たちを蔑ろにしてあの男も贔屓するのだ?確かに我らと最近接触してきた時に新たなウイルスを発見できた。しかし、あの男の目に潜む何かが引っかかる…)
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一方、四階にまとめて幽閉されていた残り14名も混乱に乗じて脱獄した。
「全てクリスさんの蹴りでどうにかなったんだけどね…」
のび太たちが覚えているのはサイレンがなってからクリスが鉄格子を蹴り飛ばし、教団員を銃で反撃したかと思えばいきなりストレートパンチを放ったり、ストレートキックなど多彩な格闘技で次々と敵を撃破して行ったことであった。
「みんな急ぐぞ!他の奴らを助けにいくんだ。」
クリスが先頭に立ってのび太たちは上の階に続くエレベーター前に立った。しかし、突如として隔壁が降りてきた。
「なんだ!?」
「くそッ、俺たちを分断するつもりだ。」
リシングスキーが隔壁を攻撃していると二つの隔壁の近くの壁から白い鎧のようなものに包まれたハンターが現れた。
「今更こんなんで!!」
ドラえもんが空気砲で、ヤノフがマシンガンで攻撃したがなんと攻撃を鎧が弾いてしまった。
「なんだって!?ティンダロス以外でも弾丸を!?」
前方には改造されたハンターが一気に3体も立ちはだかり、クリス、大橋、青木、出木杉、ドラえもん、咲夜、レオンが迎え撃ち、後方にも赤い目をしたキメラが3体現れた。
「こいつ!まだ、邪魔をするのか!!」
のび太、富藤、太郎、聖奈、エスター、リシングスキーがキメラを相手にすることになり、武器を構えた。
「どうやらキメラといってもパワーアップしたやつのようね。あたし達で行くよ!!」
「ああ、今更こんな奴らに負けるか!パワーアップなんざ知るかよ!」
エスターと富藤がショットガンとハンドガンで連続攻撃を浴びせるとキメラはたまらず宙に逃げようとした。
「逃がさない!!」
太郎が逃げる寸前のキメラに飛びついて目にナイフを突き刺した。キメラは太郎を振り払って大きく狼狽しながら、あたりを構わず攻撃した。その影響で残り2体と同士討ちを始めた。
「よし!!トリガー!」
<ブレイク!キラーショット!!>
3体が重なったタイミングを逃がさなかったのび太の一撃でキメラはまとめて撃ち抜かれた。
その向かい側では銃弾の攻撃を完全に防いでしまうハンターを前にクリスは冷静だった。
「おい避けろ!危ないぞ!!」
青木が忠告を入れるとクリスは素早くハンターの攻撃をかわして、背後にハンドガンを連続で撃ち込んだ。するとハンターはダメージを受け地面に倒れた。
「そうか!背中を狙えば…」
「それならこいつだって!!」
大橋は炸裂手榴弾を投げてハンターにダメージを負わせてジャンプして背後から刀で切り裂いた。
「よし!あとはこいつだけだな!!」
青木と咲夜が二方向に分かれドラえもんの空気砲で正面に歩き出したハンターを背後から2人の蹴りで吹き飛ばすと無防備の状態で出木杉のショットガンを受けてハンターは難なく倒された。
ハンターが倒されたため、隔壁が降りた。
「どうやら、奴らもまだこんな小細工を持ってたようだ。」
するとエレベーターが開きそこから仲間達が戻ってきた。
「みんな!!」
「待たせたなのび太!さあ、サドラーをぶっ飛ばそうぜ!!」
ジャイアンの声で全員はサドラーのいる地下5階へと向かった。
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一方、サドラーの部屋に狗波が向かっていた。
「サドラー様、失礼いたします。もうじき奴らが突入してきます?」
狗波は異変に気付いた。サドラーの玉座に血がついていたのだ。
「なんだ、この血は?」
その先を歩くと狗波が何かを見つけた。
「これは…!そんなバカな!!」
狗波は青ざめ、1人引き返した。