のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories 作:ジャン=Pハブナレフ
「安雄は血清を打って助かったがとりあえずどうする?」
健治が眠ったままの安雄に目を通した。
「変な緑の化け物にカメレオンですしね。それが襲ってきたというとなると現状は悪いままですね…」
実際、安雄は顔色も良くなってきていた。しかし仮に探索を続けてもまたあのカメレオンに襲われるという保障が無くはないのだ。
「確かに現状は大して変わってないからとっとと出たほうがいいと僕は思うよ。」
笹木は聖奈を見て首を縦に降った。
「でも、学校はどうするんです?」
「もう学校はやばいだろ!他に探すところなんてあるか?」
久下が反論する通り、一行は学校のほとんどを調べ尽くしたと言って良いほど調べ尽くしていた。
「それでしたら、残りのフロアをいろいろ探せば良いのでは?候補も少ないはずです。」
翡翠が学校の地図を広げた。
「そうだな。確か4階と理科室だな」
赤田が部屋にサインペンで丸をつけた。
理科室は準備室のみしか調べていないので理科室も該当しているが当然カメレオンがいるかもしれない上迂闊に動けないのだ。
「じゃあ僕が理科室に行くよ」
「じゃあ私も。ある程度は理科知識はあるので」
「私はまたハーブを持ってきます。ここの医薬品じゃ限りがあります。」
「俺も行こう。化け物がいるかもしれねえ!」
「健治にいちゃん!僕も行く!足手まといにならないから…」
「太郎…分かった!言われたことはきっちりやれよな。」
健治はやれやれと言いながら太郎の動向を許可した。
「うん!」
すると久下が保健室を出ようとした。
「どこへ?行くんですか久下さん?」
「俺はこの辺りの監視だ。ゾンビが学校に集まるのだけは阻止しないとな。」
「僕も行きます!一応上から狙撃できる武器を出木杉からもらいましたし…」
「ああ、頼む。行くぞ」
2人は部屋を出て屋上へと向かった。屋上へは4階に階段がありそこの鍵はヘリの避難時の時に開けられていたのだ。
「わ、私はいk…」
「はいはい、黙ってな。あんたの出番は無いんだから大人しくしてな。」
金田のビビりにうんざりしたのか今度は青木がため息まじりに言った。
「僕は安雄くんの看病を続けるよ。晴夫の時とは比べ物にならないダメージだ。」
「僕もそうするよ。一応血清見つけたわけだしこの子が治るのを見届けなくっちゃね」
ドラえもんと笹木は安雄のベッドを見た。
「んじゃ俺は適当に探索するぜ。探索すると分かれば即行動だ。」
「おいおい一人は危険だぜ!」
勝手に出て行った白峰を大橋が追いかけた。
「僕も行きます!何か手がかりがあるなら…!」
「では、私たちは裏山に関する資料を探します。上の階には資料室があるので任せてください。」
よってメンバーは次のように決まった。
理科室 翡翠 出木杉
監視 スネ夫 久下
ハーブ 静香 健治 太郎
看病 ドラえもん 笹木
探索 大橋 白峰 のび太
資料 聖奈 赤田 咲夜
待機 青木 ジャイアン 晴夫 金田
(安雄はノーカウント)
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探索班は4階に着いた。辺りはバリケードだらけで、探索できる場所はほとんどない。
「さてとここは狭いからバラで動くか?」
「それがいいな。こんな狭いとこだ。すぐに探索が終わるし集団でなくても平気だろ。」
そして3人が分かれしばらくすると教室の探索をしていたのび太の携帯に翡翠から連絡が来た。
「のび太くん、早く来てください!私を庇って出木杉君が!」
翡翠はかなり焦っている様子だった。
「なんだって!」
のび太は急遽3階の理科室に移動した。
一方資料班は四階の資料室に入った。資料はほとんどが乱雑にばらまかれており赤田たちはその整理を始めた。
「なんやこれ?エリアE34?こんなの学校に保存してんのかいな?まあ、ええわ。」
赤田は手に取った資料を本棚に戻すとあいだの何かが挟まれているのを発見した。
「あったぞ!間違いない!確かに裏山の資料だ!」
赤田が咲夜に資料を投げた。
「なになに?」
「咲夜さん、ゾンビたちが迫ってます。読むのは別の部屋にしましょう」
咲夜が目を通そうとしたが聖奈に止められた。
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そしてのび太は理科準備室に入って唖然となった。
「出木杉君!」
「気…をつける…ん…だ奴…だ」
出木杉は頭から血を流し倒れていた。
「奴?まさか!」
「はい。以前ドラえもんさんたちが遭遇したカメレオンです!」
「奴はこの部屋に…」
隣の部屋からとくに咆哮などは聞こえてはいなかった。しかし、その静まり返った雰囲気が帰って不安を煽った。
「私はこれから出木杉くんを運びます。くれぐれも無茶しないでください。誰か、他の人と一緒に戦ってください。きっと白峰君が今向かってる筈ですから!」
のび太はこの状況を保健室に連絡した。ついでに安雄は少しずつ治ってきていることも知った。翡翠は出木杉を担ぎ、保健室に向かった。のび太はそれを見てドアを見た。
「翡翠さんの所にあいつを行かせないようにするには戦うしかない!」
理科室に入ろうと深呼吸すると資料班から連絡が来た。
「のび太、俺だ赤田だ!」
「赤田さんどうかしたんですか?」
「裏山の件の資料を見つけたんだがどうやら裏山の扉は電子コードでパスコードは警備員が持ってるんだ。それで他のみんなに連絡してるんだ」
外から銃声が響き、誰かが銃を撃ってるのがのび太にはわかった。
「それでお前はこれから理科s…」
「入ってきた!赤田さん一旦逃げます!」
どうやら教室のドアが開けられたようだ。
「おう!のび太また後でな!」
のび太はそれを聞くとすかさず理科室に入った。
理科室は静まり返っていた。突然、後ろから生物の舌らしきものが伸びたがのび太は瞬時に避けた。
「来い!出木杉君と安雄のぶんの借りを返してもらうぞ!」
振り返るとカメレオンの姿をした化け物がのび太を凝視していた。
「GSAYYAーーーー!!!!」
カメレオンはすぐに消え、その姿は目視できないくらい周囲に溶け込んでいた。
「くそ白峰さんの言う通り姿が消えた!」
のび太が辺りを必死に見回しながら背後にカメレオンが迫っていたが、攻撃と同時にすぐに姿を見せた。
「そこだ!」
咄嗟の一撃は命中したが入ったダメージが浅くカメレオンはまた消えた。
「また消えた!どうすれば…そうだ!これだ!」
のび太は近くのビンを撃って薬品を飛び散らした。するとカメレオンはアルコールに惹かれて姿を現した。
「これならあいつのいる位置が分かる!」
アルコールに惹かれて透明が薄れるとやはりのび太はカメレオンの動いた場所が分かった。
「今だ喰らえ!この化け物がああああ‼︎‼︎」
ハンドガンで2、3発カメレオンを撃ったが弾が切れた。
「そんな!こんな時に!」
逆上したカメレオンの舌が命中して弾込めをしようとしたが攻撃が命中しのび太は気を失った。
(みんな…)
のび太が最後に聞いたのはカメレオンが窓を突き破った音だった。
しばらくするとのび太は目を覚まし、ふらふらになりながらも保健室に戻ると赤田と咲夜、聖奈、大橋以外が既に集まっていた。
「のび太無事か!?」
健治が近くの椅子にのび太を座らせた。
「カメレオンと戦ったの?」
太郎も心配そうに見たがのび太は笑顔を浮かべた。しかし、白峰と翡翠は深刻そうにのび太を見ていた。
「うん。でもこれで安全に…」
するとのび太の頬に鋭い痛みが走った。白峰が頬を殴ったのだ。これには金田以外の全員が大きく動揺した。
「何すんだ白峰さん!」
「おいおいマジでやったよこいつ。普通いきなり殴るか?」
ジャイアンと青木がのび太を起こした。白峰はすかさずのび太の胸ぐらを掴んだ。
「のび太!お前バカか?自分だけ気負って死んだらどうすんだ!死んだらどうにもならねえだろ!何が安全だ!一人で気負っていてこの結果だ!」
白峰はのび太を突き放した。
「あのとき俺や翡翠さんが来なかったら死んでたぞ!二度とこんな無茶すんな!」
「…私も同意見です。あの時一緒に戦ってくださいとあれだけ言ったのにどうして無茶をするんですか?二度とこんな無茶しないでください。勇気と無謀は違います。」
翡翠は冷静に呟き、冷ややかな目でのび太を見た。
「はい…」
「まあ…そんなことより今資料班の応援に向かった大橋さんから連絡があってもうすぐ資料班が戻るようだ。あと、監視班からヤバい系の連絡が来てないから大丈夫だ。」
「そうか…」
(僕は焦っていたのかもしれない…二度と同じ間違いは繰り返さない!)
のび太は拳を握った。
今回のプロフィールは自称超天才の青木さんになります。
青木 優作
年齢:26歳
好きなもの:充実
嫌いなもの:停滞
性格:超がつくほどのナルシスト。しかし、自身を裏付ける確固たる実力を兼ね備えている。
血液型:A型
誕生日:5月22日
イメージCV:宮野真守
彼は人助けをよくやってますがそれは飽くまで自分の力を有効的に使うのは人のために使う時だという風に彼自身が結論づけたわけです。小説家として相手の心理を探るのが得意だったりします。