のび太のBIOHAZARD Extream Unbreakable Memories 作:ジャン=Pハブナレフ
のび太たちは裏山に避難した。しかし、避難はスムーズにはいかなかった。連戦を重ねたのが原因で一部のメンバーの疲労も溜まっていた。
「待ってよ〜!疲れたよー!」
「僕も〜!」
「のび太と同じ…」
「すまん、私もだ〜!」
のび太、太郎、スネ夫に金田が息切れを起こし後方を歩いていた。
「すまないけど僕もだ…」
のび太たちよりも前の方を歩いていた出木杉も疲労が溜まっていた。ジャイアンがため息を吐いた。
「おいおい情けねえぞ!太郎にのび太はともかくなあ…!
金田さん!白峰さんたちを見習ってください!あんた大人だろ!?」
(仕方ないだろ!)
金田が舌打ちしながらも歩いていたが前に方にいた荷物班も歩みを止めた。
「ごめん僕や荷物班もちょっと疲れちゃった。一旦この辺りで休みたいんだけどいいかな?なにせ急いで登る上泥濘んでるもんだから体力がもたなくって…」
荷物班はありったけの荷物運搬で疲労がたまっていた上一部のメンバーには元々体力があまりない者もいたので仕方ないことだった。
一行が休憩する中聖奈は辺りを見回していた。
(確かにその判断は正しい。とはいえ…ここでのんびりしていていいのかしら?敵が追ってくる場合はともかくこの先の避難を円滑に済ませるためには誰かが行かないと!)
聖奈はここで休息を取ってもこの先に敵がいる可能性があると考えた。そしてゆっくり立ち上がった。
「皆さん、私にいい考えがあります。それは一部の人はこの先の様子を調べてくるということです。もうじき暗くなります。そうなったら移動が困難になってしまいます。当然言い出しっぺの私は行きますが、この先危険を考慮して出来る限り人数は多めでお願いします」
「俺は行くぜ。体力はまだまだあるしな!」
「俺もや、任しとき!」
「俺も!」
「んじゃ私も!幸い弾薬はあるわ」
「俺だって行けるぜ!まだまだヤル気満々だぜ!」
青木、赤田、大橋、富藤、安雄が立候補した。
「僕はここで傷を治しているよ。だから心配しないでね。」
ドラえもんはリュックにしまった救急道具を取り出した。
待機
のび太、 スネ夫 、ジャイアン 、静香、咲夜、翡翠、白峰、晴夫
笹木、ドラえもん、金田、太郎
前進
聖奈、青木、赤田、大橋、富藤、安雄、久下
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前進班がある程度のび太たちよりも先に進むと分かれ道が目の前にあった。
「分かれ道か…どっちから探索する?」
富藤が分かれ道を指差した。
「あまりみんなから離れるのはまずい。かといってこの人数じゃなあ…」
現状、のび太たちと別れて聖奈たち7人だけで行動しているためあまり遠くに行くわけにもいかないのだ。
「ここは3人、4人に分けよう。で、そのあとどうする?」
安雄が手を振って分ける動作をした。
「そういえばここには噂によると古い館があるようです。そこを探すというのは?そこならしばらく立て籠もれますし」
聖奈は以前友人から、裏山には子供以外にも白衣を着た人の出入りがあり彼らの住居があるらしいことを聞いていたのだ。
「ほな、そこと他の連中が休憩してるところ周辺を調べるかいな?」
そして、7人は3人と4人に分かれた。
A 聖奈、赤田、久下
B 青木、大橋、富藤、安雄
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A班は辺りを歩いていたが、聖奈が学校に現れた緑の化け物の死体を発見した。聖奈自身は白峰からそれらしき存在がいることを聞かされ実際の画像も見ていたためだいたいの姿は理解していた。
「これは、あの緑の…!」
赤田が銃の先で死体をつついていた。
「おかしいな、こいつは学校の奴よりも腐敗が進んでる。見た目からして死後何週間は経っているな。」
すると近くに犬が2体現れた。
「こんな時に…!」
聖奈と赤田が銃を構えたが、久下に止められた。
「久下!?どうしたん!?」
「お前たちの銃の弾は温存しておいたほうがいい。ここは俺に任せな。先に行っててくれ。」
銃を構えるとよく狙って発砲し、一呼吸ついて一撃で二体を同時に倒した。
「ふん、なめるなよ!」
久下が銃を収めると赤田が元来た道に引き返そうとした。
「どうしたんだ赤田?なぜ行かなかった?」
「この先は進まんほうがええ!森が茂っていて視界が悪い!早よ急いで合流せえへんと!」
すると、聖奈も赤田同様引き返し始めた。
「赤田さんの言う通り急ぎましょう!ここにも化け物が来たということは青木さん達が心配です!」
青木たちB班はもう1つの道で、洋館の探索していたところ何者かの死体を発見した。その遺体は何者かにより頭部が齧られていた。
「おい来てみろ。これはなんらかの日記だ!」
「日記!?」
日記はカバンに入っていたためかそれほどシワになっていなかった。どうやら日記の名前は有島 楊というらしい。
「ふん、アンブレラめ!まったく、おめでたいもんだ!3年前主任が完全適合者のモルモットの餓鬼を連れたせいで計画が狂ったのだ!しかもお前らの…」
「所々に血が付着していて読みにくいな。それに字も乱雑だ…」
青木の言う通り日記のページはほとんど殴り書きで書かれており、所々に血が付着していた。
「今回 黒 金 」
「ここはちゃんと書いてるみたいね。」
「だが、まあいい。すぐにこれを政府やマスコミに広げてやる!」
「アンブレラとか言ってたが、あの製薬会社になんらかの秘密があるのか?」
アンブレラ___世界に名を馳せる一流製薬企業で、今尚世界中の薬品はおろか医療機器、サービスどれを取っても右に出るものはいなかった。彼らはまさしく清廉潔白という言葉が似合うほどだと言う。しかし、ここ数年でアンブレラにも黒い噂がチラホラ現れたそうだ。なんでも、怪しげな実験がアンブレラが行い、政府はそれを黙認しているという身もふたもない事実だった。
「それに金っていうのは一体?」
一行が資料を読むと上からコウモリの形をした化け物が2体現れた。
「クシャアアアアアアアアア!!!」
「このコウモリは一体!?」
「ったく、鬱陶しいな!」
赤田と大橋がハンドガンと日本刀を構えた。
「うおらああああああ!!!!」
「そいっ!」
赤田の頭部への数発と大橋の日本刀の攻撃で飛びかかってきた化け物2体は斬撃と銃撃により倒された。
「どうやら問題ないみたいだな。よし行こう」
そしてB班はさらに真っ直ぐ歩いて行くと古びた館を発見した。
「聖奈の言っていた通りね」
館は聖奈の友人の噂通り、すっかり古びていた。
「まさか本当にあったとはねえ…」
安雄がハハ…と言いながら館を見た。
「とりあえず、みんなを呼んで、ここで待機するかい?」
赤田が辺りを見回していた。
「そうですね。それがいいかも…?」
その時学校にいた緑の化け物が1体ドアを開けて現れた。
「キシャアアアアアアア!!!」
「こいつジャイアンか?」
安雄がグレネードランチャーを構えた。
「んなわけないやろ!まさかこいつが白峰の言っていた奴か!」
赤田もハンドガンを構えた。
「まずいんじゃない?どうすんの?」
化け物が飛びかかってきた。赤田はひらりと躱し、反撃した。しかしハンドガンの攻撃を受けて、倒れる化け物では無かった。
「頭を撃てばいいんじゃないか?」
青木と富藤が銃を構える前にグレネードランチャーを弄っていた安雄が二人の前に立った。
「俺がやる!喰らえ!」
安雄が青いグレネードを化け物に撃ったが何も起こらなかった。
「ダメ!全然効いてないみt…!」
その時緑の化け物が凍結した。
「!?一体何が?」
「なんや、コッチコッチだぞ!」
赤田がコンコンと化け物を叩いた。
「へへ!このグレネードを炸裂弾から冷凍に切り替えたんだよ!このグレネードランチャーはな炸裂、冷凍、焼夷、硫酸の4種類に変えられるんだ!」
「グレネードは弾を戦況に応じて切り替えられるのか、実に興味深い。どれ、こいつは念のため壊しとくか」
青木は凍った緑の化け物をハンドガンで撃って粉々にした。その後B班はAと待機班を連れて館に入った。学校の裏にある洋館には何が待っているのだろうか。
そして、赤田と大橋に倒された化け物の前に黒い影が現れ遺体を喰らい尽くした。
「奴ら…やるようだな。だが…ここからが真の地獄だ!」
黒い影は姿を消した。
前回同様今回も安雄が活躍してます。現状のび太たちの中で強い武器を持ってるのは彼とジャイアンと出木杉の3人であとはハンドガンやショットガンやナイフとなっておりだいたいの戦闘経験は同じですが戦い方が全く違うため差異が大きくなってる場合があります。そして今回もキャラレビューを入れます。お楽しみに!