もしも兼一が龍斗との約束を覚えていたら   作:ポケモン大好きクラブ

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お待たせしました。

長らくさぼっておりました。
報告書もたまり、ゴロゴロとしてしまい、開かなかったところ、続きが気になるとの声が!

私の駄文を待っていてくださり恐縮です!
これからも応援よろしくお願いします!


初めての勝利は絶望(希望?)とともに

梁山泊で筑波を倒したことを報告すると

 

 

「ふむ、倒したか」ニヤッ

「がははは!やっちまったな兼一!」

「やっちゃったね」

「あぱぱぱぱ」

「やっちゃった…?」

 

 

次々と先生たちから「やっちゃった」と言われ、不思議に思う兼一。

 

 

「お前が倒した筑波とか言う奴はラグナレクとか言う不良集団のテスト役何だろ?勝っちまったっつうことは目をつけられたわけだ」

 

「それもいろいろな意味でね」

 

 

 

岬越寺のこの言葉に、兼一はどんどん不安になっていく。

 

 

「兼ちゃん、そこそこ強いけど才能ないから頑張らないと死ぬかも知れないね」

 

「強く生き…ろ」

 

「アパチャイ、兼一が死なないように頑張るよ!」

 

 

剣星はいつもどうりエロ本を読みながら、しぐれはいつもと変わらない無表情で、アパチャイは今から修行でもしそうな勢いで言った。

 

 

「アパチャイ、君はほどほどにしておきたまえ」

 

 

岬越寺からのフォローが入った。

実際に兼一はアパチャイの修行で死にかけていた。

 

 

「ま、やっちまったもんはしょうがねぇ。腹くくるしかねぇぜ、兼一」

 

 

逆鬼ががははと笑いながら言ってくる。

 

 

「笑い事じゃあないですよ…」

 

 

兼一が頭を抱えてうなだれていると岬越寺が

 

 

「ふむ。予定よりも早いが少々前倒しだね。兼一君、君は強くなりたいかね」

 

「っ!はい!」

 

「そのために地獄を見ようとも?」

 

「…………はい…」

 

「覚悟はあるようだね…」

 

「秋雨、てめえまさか!」

「秋雨どん、それは!」

「アパパパパパッ!やめといた方がいいよっ!」

「や…める?」

 

「えっえっえっ?みなさん?」

 

「えっ?あの…」

 

 

岬越寺が言い出しすと、周りの豪傑たちはそろってうろたえ始める。美羽はわからないのか頭に?をうかべながらみんなの顔を見回す。兼一は周りの言葉に顔色が悪くなった。

 

 

「兼一君…」

 

「はっ、はい!!」

 

 

兼一はびくびくしながら岬越寺を見る。

 

 

「秋雨…」「秋雨どん…」「アパパパ…」「あき…さめ」

 

 

周りが見守るなか、岬越寺が口を開く。

兼一は無意識のうちに喉をならしていた。

 

 

「兼一君、君は今日から…」

 

(ゴクッ)

 

「内弟子だよ」

 

 

とても明るい、軽い口調で岬越寺は言った。さっきまでのシリアスはどこへ行ったのか周りは「おぉー!」と声をあげている。

兼一は「へっ?」と気の抜けた声が出た。

 

 

「えっ?あの…」

 

「おめでとう!君は今日から内弟子だ!24時間365日ともに生活し、武術による武術のための生活が始まるのだよ!」

 

「良かったなぁ兼一!」

「そうね、これで強くなれるね」

「アパパパ!兼一、修行できるよ!」

「強く生き…ろ」

 

 

最後の時雨の言葉が少々不穏だったが兼一には願ってもないことだったので喜んで受け入れる。

こうして兼一はその日から梁山泊の内弟子になった。

 

 

その日、兼一は一度帰宅して家族への説明、準備をするのだった。

 

因みに母さおりは2つ返事でOKするが妹のほのかはごねた。ほのかをなんとか説得をしているところ、何を感じたのか父元次(もとつぐ)が帰ってきて大騒ぎになるがさおりのお盆によって事なきを得た。

 




いろいろ前倒しです。

早く龍斗と会わせたいですね。

次も間が空きそうですが空かないように頑張ります…

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