もしも兼一が龍斗との約束を覚えていたら   作:ポケモン大好きクラブ

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やっと書き終わりました。

やっと梁山泊についた。さっさと修行させたい!


いざ梁山泊へ

「お待たせ」

「いえ、大丈夫ですわ」

 

 

僕たちは下駄箱で待ち合わせをしてから下校した。この時周りの目が少々痛かったが仕方がない。

そして道場に行っている道中、僕は無視できない光景を目にしてしまった。

 

 

「邪魔だぜ、どきな!ジジイ」

 

 

おっさんが乱暴な声と共にお爺さんを蹴飛ばしている光景が目に入った途端、僕はいてもたってもいられなくて体が勝手に動いていた。

 

 

「何をしてるんですか?」

「お爺さんに謝りなさい!」

 

 

どうやら僕と同じように許せなかったんだろう、僕の隣に来てお爺さんをかばっていた。僕だけじゃなかったことが少し嬉しいけれど怪我しないかな…?

 

 

「何だとてめえ!もっぺん言うてみろ!」

「いいんじゃよ!お嬢ちゃんわしゃあ!」

 

 

何か怒らせてるし…、ヤクザと言い合ってるし…。美羽さんは意地でも謝らせたいようだけど…。僕はどうすればいいのかな、これ。

 

 

「ごたくはいいから謝りなさい!」

「なにいこの(アマ)!」

「どーも物分りが悪いな。」

 

 

美羽さんが掴まれたのを見て僕は掴んだ男の顔面に向かって正拳突きを放った。

 

 

「うおおおぉぉぉ!!美羽さんをはなせぇ!」

 

 

僕の放った正拳突きはお世辞にも勢いのあるものではなかったが、不意をついて顔面にクリーンヒットしたため、ヤクザは地面と仲良くキスすることになった。

 

 

「てめえ、よくもやりやがったな!」

 

 

そう言ってヤクザの1人が懐から取り出したのはドスと言われる武器だった。それを見て僕が怯み、「ひっ!」っと体がすくんだ瞬間彼女の体は羽のように舞い踊った。

 

 

「おつむに来ましたわ」

 

 

そういった後、ヤクザを踏み台にしたり、奪い取ったドスを車にさして折ったりなど、彼女の独壇場だった。

ただ、彼女の戦う姿を見て僕はある姿を思い出していた。あの風を切る羽のような少女の姿を…。

 

 

「助けていただいてありがとうございますですわ」

「こちらこそまた、助けられちゃったね」

「?」

 

 

僕は含みを込めた返しをしてちょっとだけからかった。いつか彼女が気づいてくれるよう、今度は僕が守ってあげられる日が来るよう。

いつの間にか落ちていた眼鏡を渡す。

 

 

「はい」

「あっ、ありがとうございますですわ」

 

 

お爺さんにお礼を言われ、しばらく歩くと道場へついた。門の上には達筆で梁山泊と書かれていた。

 

 

「ここですわ。実は私の家でもあるんですよ」

「えっ!」

 

 

と言うことは美羽さんの親がやっているのか?この道場。そりゃあ強いわけだ…。

美羽さんに案内されてついたのは客室だった。まあ客だから当たり前か。

 

 

「ちょっとここで待っててくださいまし」

「はい、わかりました」

 

 

少し待っているとふすまの辺りから変な視線を感じた。こちらが視線を向けるとそこには誰もいないが、確かに感じたので見ていない振りをして意識をふすまに向けてみると、誰かと目があったような気がした。

その時美羽さんが少し髭をはやした、道着を着たイケメン系の男性を連れて入って来た。

 

 

「お待たせしましたですわ。お茶もどうぞ」

「こんにちは、私は岬越寺秋雨だ。君が兼一君かね?」

「えっ!何で名前…」

「美羽から話は聞いているよ。強くなりたいんだろう」

「はい!」

「では、まずここに名前と住所を書いてもらってもいいかね」

 

 

巻物って古風なところだな…。建物も趣があるし、歴史があるのかな。でも他の門下生の人とかいる様子はなかったけど…。

 

 

「書けました」

「ふむ、では月謝として5千円いただこう」

「あっ、はい」

 

 

良かった、そんなに高くないや。それよりも気になることが…。

 

 

「すまないね、ここは今貧窮を極めていてね」

「あ、いえ、このくらいなら大丈夫です。あの…、ここは何の武術を教えているんですか?来る時に、他の門下生らしき人も見かけなかったんですけど…」

「ん、何だ美羽から聞いていないのかね?ここには他の門下生は入門してはいないよ」

「えっ?」

「秋雨君、終わったかね」

 

 

そう言って部屋に入って来たのは、2メートルを軽々と越しているだろう巨体の持ち主のお爺さんだった。

僕があまりの大きさとそのお爺さんらしからぬ肉体に唖然として固まっているとそばにいた2人が声をかけた。

 

 

「長老!」

「おじいさま!」

 

 

…おじいさま?

おじいさま…つまり、祖父?美羽さんの?

 

 

「えっ?美羽さん、この人が美羽さんのお爺さん?」

「はいですわ」

 

 

えええぇぇぇぇ!!!

心の中で叫ぶだけに止めた僕を誰か誉めてほしい…。

すると固まっていた肩をぽんっと岬越寺さんが叩いた。

 

 

「ふぉっふぉっ、まぁともかくじゃ、ここで修行するなら他のものたちとも自己紹介しておかねばならぬまいて」

「そうですな」

「他のもの?」

 

 

門下生かな?とここでそう思った僕は間違っていたんだ。ここからは引き返すことのできない、落ちることのしかできない、崖に向かっている最中だったけれど、僕に後悔はない。

 

 

「皆のもの、ちと来てくれんかの」

「はぁ~、なんでぃジジイ」

「アパー、何よー?」

「な…に?」

「今日の用事は決まってるね。わかってたことだから文句は言わないね」

 

 

鬼のような大男がちっと舌打ちする。正直迫力が凄すぎて、今すぐ部屋の端っこに行きたい気分だ。

 

 

「兼ちゃんここはのう、スポーツ化した武術に馴染めない豪傑や、武術を極めてしまった達人たちが共同生活をしとる場所なんじゃ。そして…

 

 

ケンカ100段の異名をもつ空手家 逆鬼 至緒

 

 

裏ムエタイ界の死神 アパチャイ・ホパチャイ

 

 

あらゆる中国拳法の達人 馬 剣星

 

 

哲学する柔術家 岬越寺 秋雨

 

 

剣と兵器の申し子 香坂 しぐれ

 

そして長老のわし!1人所用で出ておるがの。

ようこそ、梁山泊へ。」

「梁山泊…」

 

 

た、達人…凄い圧力だ。僕はこんな凄い人に教わることができるのか…。

 

 

「よ、よろしくお願いします!」

 

 

兼一は勢いよく返事をした。兼一の梁山泊入門が決まった瞬間であり、地獄の日々の始まりでもあったのは言うまでもない。




美羽さんと一緒に行かせるだけでめんどくさくなった!

まず誰に迎えにいかせればいいかわからん!
とりあえず岬越寺かみたいな?
わからない時のドラえも~ん(笑)

一応流れは原作に沿いながらいってますので悪しからず
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