オラリオにピエロがいるのは間違っているだろうか 作:れもね〜ど
陽の光の届かない地下にあるダンジョン。その24階層に生えている木の下、
久しぶりに潜ってみたけど何も変わんねーな、身体も思ってたより訛ってはなかったしもちっと下行くか。どうせなら最高級のアダマン取ってくるってのもいいな。
◇
ダンジョン18階層リヴィラの街。
ならず者が集まるこの街に剣姫アイズヴァレンシュタインがいた。
「おぉ、剣姫!面白いニュースがあるぞ聞いてくか?」
ならず者達を束ねる眼帯男、ボールスがアイズに話しかける。
「...お金取らないなら」
「はっ!この街でタダで情報が手に入るなんてまだ思ってるのか?そうだな、その腰の袋に入ってる魔石をくれたら教えてやろう」
ボールスの提案にアイズは返事もせず立ち去ろうとした。
「お、おい!半分でいい、半分だけでいいから聞いてく気はねえか?」
「お金取るなら結構です」
「
感情を表に出さず人形のような雰囲気をしていたアイズが
「どうだ?聞く気になったか?」
プレゼントを待ちわびる子供のようなアイズは小さく頷いて袋をボールスに渡した。
「ニュースってのはな、死んだと思われてた
「まだここにいるの?それともどこか行っちゃったの?」
「さっきまではいたが...確か『アダマン取って来る』って言って下に行ったと思うぞ」
ボールスの言葉を聞き終わるや否や、アイズは大樹の下の19階層への入り口へ駆けていった。
◇
アイズが7階層を駆けているとき。
ロキ・ファミリアの本拠地《黄昏の館》にて。
「さぁ、分担は済んだかな。僕とガレスは魔石を換金してくる。他は各々頼んだよ」
今日は遠征で得た数々の魔石やドロップアイテムを換金したり、アイテムの補充をしたり武器の整備に出すなど、1日かけて遠征の後始末をする予定だった。
「フィーン、アイズがいないけどなんでー?」
褐色の肌に双子の姉とは違い残念な双丘を露出の高い服で隠したティオナが話しかける。
「それはほんとか?はぁ、またダンジョンだろう。昨日あれ程言っておいたのに、帰ってきたら罰が必要だな。フィン、私がアイズを連れ戻す。行ってきてもいいか?」
「うんわかった。頼んだよリヴェリア」
「えー!リヴェリアだけずるい!私も行きたいー!」
「わかったよ、2人で行っておいで。それでリヴェリアとティオナの分は...ラウル、君に任せた」
「えぇー!そんなの酷いっすよ!」