オラリオにピエロがいるのは間違っているだろうか   作:れもね〜ど

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網掛け

アイズが19階層へ向かった30分後、リヴェリアとティオナは18階層リヴィラの街に来ていた。

 

「ボールス、ここをアイズが通らなかったか」

「おお、九魔姫(ナインヘル)それに大切断(アマゾン)か。どうした?こんなとこにエルフ様が来ていいのか?」

「余計なことは聞くな質問にただ答えればいい」

「おっかないねぇ。でもここのルールは分かってんだろ?そうだな、その腰の袋で話してやろう」

「...この外道が。わかった話せ」

「いいねぇ、剣姫ならついさっき下に行ったばかりだぜ」

「あのバカは!いったい何処まで行くつもりなんだ」

 

そう言うと18階層に来るまでに倒し手に入れた魔石の袋を渡した。

ボールスから必要最低限の情報を聞き出した2人はすぐに19階層に繋がる大樹の下へと向かおうとした。しかし、その2人をボールスが引き止める。

 

九魔石(ナインヘル)1つ面白いニュースがある、どうだ聞いてかねーか?お代は...そのドロップアイテムでいいだろう」

「馬鹿を言うな私達は今急いでいるのだ。余計なことに費やす時間などない」

「ほーお、道化(クラウン)についてだとしてもか?」

「な!?」

「どうだ聞く気になったか?」

「...話せ」

 

ボールスはリヴェリアとティオナからドロップアイテムを受け取ると

それらを品定めするように眺めながら言った。

 

「少し前にここリヴィラの街に道化(クラウン)が現れた。って言っても、2時間ほどここに滞在した後すぐに下に行っちまったから今はいねぇがな」

「...それは本当か」

「あぁ、嘘は言わねぇ。なんなら神に誓ってもいい。ちなみに言うと剣姫はこれを聞いてすぐに下に飛んで行ったな」

 

ティオナが驚きを隠せない様子で固まっている。

 

「ティオナ!全速力で上に戻ってフィン達を呼んで来い。私は19階層の入り口で見張っている。ここで捕まえるぞ!」

「え...あぁ!わかったすぐ戻るから待ってて!」

 

 

陽は傾き始め空が茜色に染まり出した頃、黄昏の館の一室に──フィンの自室に──ティオナが転がり込んで来た。

 

「そんなに慌ててどうしたんだい?アイズたちは一緒に来なかったのか?」

「フィン!19階層の入り口に集まってってリヴェリアが!」

「何があった」

「ティッキーが、ティッキーがリヴィラにいたってボールスが!とにかく早くしないと逃げられちゃう!」

「ティキが!?わかったすぐに行く。ティオネ!いるんだろう?レベル3以上の団員はすぐに準備出来次第19階層の入り口に集まるように回してくれ」

「はい!わかりました!」

「ティオナ少し休んでからでいい、君もなるべく早く来てくれ。さぁ鼠を捕まえに行こうか」

 

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