オラリオにピエロがいるのは間違っているだろうか 作:れもね〜ど
アイズが19階層へ向かった30分後、リヴェリアとティオナは18階層リヴィラの街に来ていた。
「ボールス、ここをアイズが通らなかったか」
「おお、
「余計なことは聞くな質問にただ答えればいい」
「おっかないねぇ。でもここのルールは分かってんだろ?そうだな、その腰の袋で話してやろう」
「...この外道が。わかった話せ」
「いいねぇ、剣姫ならついさっき下に行ったばかりだぜ」
「あのバカは!いったい何処まで行くつもりなんだ」
そう言うと18階層に来るまでに倒し手に入れた魔石の袋を渡した。
ボールスから必要最低限の情報を聞き出した2人はすぐに19階層に繋がる大樹の下へと向かおうとした。しかし、その2人をボールスが引き止める。
「
「馬鹿を言うな私達は今急いでいるのだ。余計なことに費やす時間などない」
「ほーお、
「な!?」
「どうだ聞く気になったか?」
「...話せ」
ボールスはリヴェリアとティオナからドロップアイテムを受け取ると
それらを品定めするように眺めながら言った。
「少し前にここリヴィラの街に
「...それは本当か」
「あぁ、嘘は言わねぇ。なんなら神に誓ってもいい。ちなみに言うと剣姫はこれを聞いてすぐに下に飛んで行ったな」
ティオナが驚きを隠せない様子で固まっている。
「ティオナ!全速力で上に戻ってフィン達を呼んで来い。私は19階層の入り口で見張っている。ここで捕まえるぞ!」
「え...あぁ!わかったすぐ戻るから待ってて!」
◇
陽は傾き始め空が茜色に染まり出した頃、黄昏の館の一室に──フィンの自室に──ティオナが転がり込んで来た。
「そんなに慌ててどうしたんだい?アイズたちは一緒に来なかったのか?」
「フィン!19階層の入り口に集まってってリヴェリアが!」
「何があった」
「ティッキーが、ティッキーがリヴィラにいたってボールスが!とにかく早くしないと逃げられちゃう!」
「ティキが!?わかったすぐに行く。ティオネ!いるんだろう?レベル3以上の団員はすぐに準備出来次第19階層の入り口に集まるように回してくれ」
「はい!わかりました!」
「ティオナ少し休んでからでいい、君もなるべく早く来てくれ。さぁ鼠を捕まえに行こうか」