グリモア ー終わるはずのない時ー   作:コバシュン

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早速魔法が使えると思っていた龍城永斗はその現実に叩きつけられる。どう切り抜けていくのか?


魔法適性値「???」

学園生活が始まり俺は普通に授業を受けていた。

「…」

わからん。さっぱりわからん。

俺はもともといた学校でも下から数えた方が早いほどバカではあった。

だからといって全くわからないことはなかったが、ここでは難題しかやらないのか?

「まぁ有名校だし、そりゃそうか…」

「あ、これね展開してからのほうがやりやすいよ」

「あ、ありがとうございます…」

そっと智花さんがアドバイスしてくれた。この人が天使に思えてきた。俺も少し勉強しなきゃな。

 

「はーい、今日の授業はここまでー」

「午後の特訓頑張るように」

そう。この学校のカリキュラムは午前普通科目、午後魔法特訓と分かれている。

「とりあえず、初日の授業は終わった〜」

俺は結構疲れ気味で言った。初日で言うのもなんだが。

「さてと、特訓場ってどこだ?」

「あ、そういえば先生からの伝言なんだけど今日は検査を受けてもらうから宍戸さんの研究室に行って欲しいとのことです」

「あ、そうなの?」

検査…か。まぁ転校したばっかだしそうだよな。もう少しで魔法ご使えることに俺は期待をしていた。

 

 

 

 

 

 

「ここ…かな?」

階段を何百段降りた先にはいかにも近代的な施設があった。

「おじゃましまーす…」

ガシャン、ガシャンと機械が大きな音を出していた。そして、その機械の前に1人女性が立っていた。

「…これ失敗ね」

「えっと、あのー」

「?誰かしら。今ちょっと忙しいの」

「えっとー転校してきた龍城なんですけども…」

「あ、あなたね。先生から話は聞いているわ。ちょっと待っててね」

そう言って彼女は機械の細部をいじくり始めた。

「…じゃあとりあえずその機械の中に入って」

「これですか?」

円柱の機械がそこにあった。何をするのだろう?知識を得るために来たのに。

 

パシャ

 

何故か写真を撮られた。なんの意味が?

「…!」

なんかとてつもなく宍戸さんがびっくりしていた。

「あのーこれ何したんですか?」

「…魔力の量を精密に表せられる写真を撮ったの」

俺はその写真を見た。真っ白だった。これは病院で見たときのと同じようにしか見えなかったが、妙に全体が真っ白だった。

「あなた何者?なにこの魔力の量…尋常じゃない…」

「え?え?なんですか?」

「そうね、あなたは知識がないからこれを見てもわからないわね」

ちょっとムカッときた。

「…はい、そうですよ」

ちょっと怒り気味に言った。

「これ見てどう思った?」

「?普通に真っ白だと思いました。」

「その真っ白の量ってどう?」

「身体全体を覆い隠すぐらいですかね?」

「じゃあこの写真を見て」

出されたのは少し白が入った写真だった。その周りに人の形をしたようなものがあった。

「これはなんですか?」

「これは平均の魔法使いの魔力の量を表した写真だよ」

「へぇ〜こんなに白が少ないって………!」

俺のと比べてみて明らかに平均より白の量がおかしかった。

「やっと気づいた?」

「もしかして…」

「そう。君の魔力の量は尋常じゃない。普通の魔法使いの3、4倍…いやそれ以上はあるわね」

「えぇ!」

「こんなの初めてみたわ…」

俺もそれを聞き驚いた。もしかして逸材?

「…とりあえず魔力の量の検査は終わったわ。この後は特訓場に行って」

「は、はぁ…」

いろんな疑問を抱えて研究室をあとにした。

 

 

 

「なんか今日は妙に歩き回ってるな…」

そんな弱音を吐きながらも特訓場についた。

「やぁ!転校生君!」

「兎が喋ってる!?」

なんだこの学園は!猫や兎が喋るなんて。

「あー驚かせて悪かったね。俺は兎乃助!魔術指導者だ!よろしく!」

「は、はい。よろしくお願いします…」

「さてと、君は魔法を使ったことはあるかい?」

素朴な質問が飛んできた。

「そんなもんないですよ。まずどうやって使うかすらもわかんないんですから」

「まぁそうだよね。じゃあ早速教えていこうか!」

「そんな簡単なんですか?」

「うん。簡単だよ。感覚さえ掴んじゃえば、バンバン使い放題!」

「マジっすか!」

バンバン使いこなす自分をイメージしてみた。ものすごいかっこいいじゃねーか!

「よし!その勢いでいこうか!まず魔術の基本は魔法発動の命令式に従って放出するんだ。じゃイメージしやすいように炎を出してみようか」

「炎…か」

俺は手から炎が出るイメージを固め、集中してみた。

「はっ!」

その声だけが特訓場に響いた。特訓をしている女子の視線がかなり痛いものだった。

「…あれ?」

「失敗したのか?それともイメージが悪かったのか?」

何回も試すが出る気配が無かった。

「あれっ調子悪いのかな?」

「気にするな、これから練習していけばいつかは撃てるようなるさ!」

この感じただ不得意か?感じる魔力の量はおかしいほどなのに。

「はい…」

何が悪かったのか、自分ではさっぱりわからなかった。

「よーし!時間も時間だしそろそろ特訓終了だ!帰宅の準備済ませたら帰れよー」

「「「はーい」」」

「はぁ…」

もっとかっこよく撃てると思ってたのに。俺はじっと自分の手を見つめていた。あんな大勢の前であんなダサいところ見せたら女子にそっぽ向かれるだろうな。さらばだ俺の青春…

「しょうがないよ!大丈夫!」

「…へ?」

「最初だからって落ち込んじゃだめだよ!」

帰る途中にその人に会った。そこには俺を励ましてくれる天使がいた。

「…こんな俺をダサいとか思わないの?」

「?何で?」

「あ、いや、なんでもない」

「私もサポートするから一緒に頑張ろうね。龍城くん」

「ありがとう…」

彼女の言葉はとても温かった。落ち込んでいた心が軽くなった気がした。今度の特訓も頑張ろう!そういう気持ちになれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やっと魔法系になれた気がします。3話目で魔法がやっとみられるのは遅いと思いますがご了承ぐださい。

人物紹介
名前:宍戸結希
年齢:15
誕生日:10月18日
血液型:A
身長:151㎝
体重:39キロ
趣味:発明
好きな食べ物:サンドイッチ
嫌いな食べ物:手が汚れるもの
在学年数:1年未満
スリーサイズ:B:77 W:52 H:76
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