海上自衛官が渡辺曜の妹になりました   作:しがみの

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第20話 堕天使登校?

俺は善子とが出会った3日目の話だ。朝、登校してきて、善子の席を見ると、空席のまま。きっと来るのだろうという期待を持ちながら待っていたが、善子が来ないまま、SHRが始まるチャイムが鳴る。SHRが終わり、1時間目が始まっても、善子が来る気配はない。

 

そうなりながらついに昼休みになった。・・・。もうこうなってしまっては、今週中に学校に来るのは絶望的だ。

 

もしかして、善子はアニメ通りに放課後に学校に来ると思っているのだが、こうなってはあと1、2週間かかるのかもしれない・・・。そんなふうに思いながら俺は、食堂で花丸とルビィ、千歌、曜、梨子の5人と一緒に弁当を食べ始める。

「百香ちゃん?どうしたの?そんなに深刻そうな顔して。」

 

「え?ああ、ちょっとね。」

 

善子について考え過ぎていたためか、ルビィに心配そうに言われた。今はあまり気にしないようにして、午後の授業中に考える事にしよう。適当にノート取ってればそれなりに点数は取れるから。

 

俺は、心の中でそう思いながら、弁当を食べたのだった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

あれからずっと善子についてあれこれ考えていたが、気づくと、放課後になっていた。

 

「百香ちゃん、部活行くよ。」

 

「ああ、うん。」

 

ルビィに促されるままに俺は部室に向かった。部室では、千歌が千歌のパソコンを操作して、今の順位を調べている。

 

「あー・・・。」

 

「今日も上がってないね。」

 

「昨日が4856位で、今日が4761。」

 

そう言いながら2年生組は〝4761位〟と、表示されているパソコンの正面で画面を見ている。まあ、アニメ通りだから、俺はあまり文句は言いたくないのだが。

 

「まあ、落ちてはないけど・・・。」

 

「ちょっとゆっくり過ぎだよなぁ・・・。」

 

だから、俺は、順位の伸びについて言うだけにしておいた。必要以上に関わりたくないからな。

 

「ライブの歌は評判良いですけど・・・。」

 

「それに新加入の2人とマネージャーも可愛いって!!!」

 

「そうなんですか?」

 

ルビィが驚きながら言っているが、内心で一番驚いているのは俺だと思う。マネージャーを載せたらマネージャーにも〝可愛い〟という意見が出たからだ。おそらく、このまま時間が過ぎれば俺にも踊って欲しいという意見が出てくるかもしれない。

 

「特に花丸ちゃんの人気が凄いんだよね。」

 

「〝花丸ちゃん、応援してます〟・・・。」

 

「〝百香ちゃんも踊ればいいのに〟」

 

「〝花丸ちゃんが歌ってるところ、早く見たいです〟って。」

 

みんながパソコンの画面に映し出してある花丸に向けてのコメントを読み上げている。しかも、どさくさに紛れて俺に踊って欲しいって言ってる奴がいる。誰だ。声からして曜か?

 

「ね?ね!!!大人気でしょ!!!」

 

「こ、これがノートパソコン!?」

 

千歌の問いかけで花丸は、パソコンについて言い出した。話通じてないし、パソコンは中学の授業で使ってなかったっけ?

 

「そこ!?」

 

「もしかして、これが知識の海に繋がっているというインターネット!?」

 

「そうね。知識の海かどうかはともかくとして・・・。」

 

パソコンを見て驚いている花丸を見た梨子が引いてるし、中学の授業でインターネット使った様な気が・・・。学校のパソコンはデスクトップパソコンだからかな?うーん、わからん。

 

「おおお・・・!!!」

 

「花丸ちゃんってパソコン使った事ないの?」

 

「実は、実家が古いお寺で、電化製品とかほとんど無くて・・・。」

 

「そうなんだ・・・。」

 

2年生組は納得してるが、俺は、何か納得出来ない。まあ、設定に突っ込むのはあまり良くないが・・・。

 

「この前沼津行った時も・・・。自動の蛇口で興奮してたり、手を乾かす機械の下にしゃがみこんだりして。」

 

「触っても良いですか!?」

 

ルビィが花丸の事を説明している時も、花丸は、目をキラキラと輝かせながらパソコンを見ている。

 

「もちろん。」

 

千歌にパソコンを触る許可を貰うと、花丸は、まるで友好に接してくる地球外生命体に初めて接する人類みたいな感じでパソコンに近づいていった。

 

「?

 

 

ずらっ!!!」

 

パソコンに一つだけ光るボタンを見つけた花丸は、好奇心のためか、直ぐに長押ししてしまった。すると、パソコンの画面は直ぐに真っ黒くなり、動かなくなった。そう、花丸が押したのはインプット(I)/(/)アウトプット(O)ボタン。分かりやすく言うと、電源ボタン。電源が切れると多少の未保存のデータは復元できるけれど、それ以外は破損するか、消えてしまう。

 

「あっ!!!」

 

「何押したの花丸ちゃん。」

 

「え?1個だけ光るボタンがあるなって。」

 

みんなにちょっと威圧気味に言われた為、花丸がちょっと控えめくらいに言うと、曜と梨子がパソコンの前に駆け出して行った。

 

「大丈夫?」

 

「衣装のデータ保存してたかなー?」

 

「サルベージなら任せろーバリバリー!!!」

 

「「やめて!!!」」

 

曜と梨子が俺の提案を拒否した。一応、俺、パソコンちょっと詳しいよ?警視庁のメインサーバーをハッキングするくらいだけど。

 

「マ、マル、いけない事しました?」

 

「はは・・・、大丈夫・・・、大丈夫・・・。」

 

花丸は、自分自身が無意識に悪い事をしたと感じたのか、涙目になっていた。涙目可愛い。

 

 

 

 

 

そして、俺たちは練習着に()()()()後、練習場所の屋上に向かった。え?俺が着替えた場所はって?決まってるじゃねえか、みんなと一緒だよ。大丈夫。俺は、今、女子高生だから。・・・。で、今、俺は、屋上の真ん中らへんにあるちょっとしたコンクリート製のひらべったい突起物の上に座りながらこれから先の部活のスケジュールをバインダーに挟んでいる予定表に書き込んでいる。その横では、コンクリートの床に座りながら千歌のパソコンを操作している曜と、それを見ている花丸の姿があった。

 

「おおっ!!!弘法大師空海の情報がこんなに!!!」

 

「うん。ここで切り替わるからね。」

 

「すごいずらー。」

 

「もう、これから練習なのに。」

 

曜が花丸にパソコンの使い方を教えているのを見ている梨子は不満をもらし、それに対し、曜は、「少しくらいいいじゃない?」と、言っていた。それに対し、千歌は、そんな事なんてどうでもよかったのか、それとも、それより重要なことなのか、パソコンについてはあまり突っ込まず、ランキングをどうするかという話を始めた。ルビィは、スクールアイドルが毎年増えていると言うと、千歌は、頭を抱え出し、こんな何も無い場所の、地味、アンド地味、アンド地味!!!のスクールアイドルだと言い出した。大丈夫。千歌も十分可愛いと思うし、胸もある方だと思うから。まあ、俺の方が1cmでかいけど?←ここ重要

 

「やっぱり目立たなきゃ駄目なの?」

 

梨子の疑問に曜は、人気は大切だと言い出すと、千歌は、何か目立つことか・・・。と、言いながら考え始めた。ちなみに俺は、最低限の助言をする以外は何も突っ込まないつもりだ。

 

「そうね・・・。例えば、名前をもっともっと奇抜な物に変えてみるとか?」

 

「奇抜って、〝スリーマーメイド〟?あ、ファイブ、いや、シックスか!!!」

 

梨子の提案で、千歌が、梨子の黒歴史を出したので、梨子がまたぷるぷる震え始め、その横では、ルビィが「シックスマーメイド・・・」とか言いながらその姿を想像していた。・・・だからなぜ俺を勘定に入れる。

 

「なんで蒸し返すの!?」

 

「って、その足じゃ踊れない!!!」

 

千歌は、梨子の事を無視して、ルビィのように想像している。

 

「じゃあ、みんなの応援があれば足ができるとか!!!」

 

「おお!!!なんかいい、その設定!!!」

 

「でも、替りに声が無くなるという・・・。」

 

「駄目じゃん!!!」

 

「だからその名前は忘れてって言ってるでしょ!!!」

 

ルビィや曜も千歌の話に乗ってくるが、梨子は、やっぱり嫌なのか、千歌の胸ぐらをつかみ、左右に揺らしていた。

 

それから、曜とルビィが人魚姫の話、千歌と梨子がスリーマーメイドとか忘れろとかで言い合いになり始めた時、3階への階段を見た花丸が小さく「・・・善子ちゃん?」と呟いるのを俺は発見した。〝善子勧誘イベント〟第1話(自分で今命名した)の始まりだ。

 

俺は、バインダーをコンクリート製のひらべったい突起物の上に置き、花丸に近づきながら「花丸、どうかした?」と話しかけた。

 

「いや、不登校の幼馴染が居たから、どうしたのかなーって。」

 

「もしかして、善子か?」

 

「何で知ってるの?」

 

花丸は、俺が善子の事を知っている事を不思議に思いながら俺を見ている。

 

「まあ、色々あってね。」

 

「色々?」

 

「うん。じゃあ、一緒に見つけに行こう。」

 

俺は、花丸との話を適当に誤魔化し、曜に一言断ってから花丸と一緒に善子を探しに校舎の中に降りて行った。

 

 

 

しばらく俺と花丸で善子ー、善子ちゃーん。と、善子を呼びながら校舎の廊下を調べていると、1箇所のロッカーだけガタンと音を立てた。俺と花丸は、無言であることを思いついた。

 

「やっぱ、居ないか。」

 

「違う場所も探そうよ。」

 

俺と花丸は、わざとっぽい演技をし、足踏みをして、その場から遠ざかる様に演技をした。すると、ロッカーの中からため息が聞こえる。間違いない。善子が入っている。花丸は、ゆっくり、忍び足でロッカーに近づき・・・

 

 

 

 

 

思いっきり開けた。

 

「学校来たずらか。」

 

「うわぁぁぁ!!!」

 

善子は、別の場所に行ったと思っていた花丸が目の前にいて、さらに、急にドアを開けられたのか、驚きながらロッカーから素早く出てきて、反対側に直ぐに移動した。

 

「来たって言うか、たまたま近くを通りかかったから来ただけって言うか・・・。」

 

「たまたま?」

 

たまたまでこんな所に来るとか・・・。それに、善子が住んでいるところって、沼津駅から近い狩野川沿いのマンションでしょ?そこからここまでバスで40分くらいかかるんだけど、そんな遠い所にたまたまで来るのか?制服着てるなら、学校に満々だったとか・・・。ってか、俺の警告というか、俺が言ったことちゃんと守ってたんだな(言ったのは3日前だけど・・・)。そういうところ、善子って常識あるよな。そういうところは。

 

「どうでもいいでしょ!!!そんな事!!!それより、クラスのみんななんて言ってる?」

 

「え?」

 

「私の事よ!!!〝変な子だねー〟とか、〝ヨハネって何ー?〟とか、〝リトルデーモンだってーぷぷーww〟とか!!!」

 

「はあ・・・。」

 

「そのリアクション、やっぱり噂になってるのね!!!そうよね、あんな変な事言ったんだもんね!!!終わった、ラグナロク。」

 

そう言いながら善子は四つん這いになって超高速で棚の中に戻っていく。

 

「まさにデッド・オア・アライブ。」

 

そして、バァンと音を立て、善子の入った棚の扉が閉められた。その光景を見ていた花丸は、棚の前に座り込み、誰も気にしていないと言うと、善子は、信じられないのか、棚の中から疑問の声を上げる。・・・。俺は空気か。

 

「それより、みんなどうして来ないんだろうとか、何か悪いことしちゃったのかなって心配してて・・・。」

 

「本当?」

 

「うん。ね、百香ちゃん。」

 

花丸が空気的な存在になった俺に急に話しを振ってきた。俺は、善子に、私だって、善子の様な事故紹介したのに、学校に来れてるというのは、みんな変な事言ってないっていう証拠だ、と、言うと、善子は、その事が本当かどうか確かめようとしたのか、ゆっくりとロッカーから顔を出した。

 

「本当ね?天界堕天条例に誓って嘘じゃないわよね。」

 

「ずら?」

 

花丸が?マークを出したような声で答えると、いきなりロッカーのドアが完全に開き、「まだ、まだやり直せる!!!」と叫ぶように言いながら善子が飛び出るように出てきたので、花丸は、びっくりして、腰を抜かしてしまっている。

 

「ずら丸、そして、師匠!!!」

 

「な、何ずら〜!?」

「・・・。」

 

善子は、腰を抜かしている花丸と呆れ顔をしている俺の前に立つと、「ヨハネたってのお願いがあるの。」と言い、明日から登校するという事を条件に、とある事を俺達にあることをお願いしてきたのだった。




〇次回予告〇
ー静岡県沼津市三国橋ー
この橋に青色の髪をポニーテールにしている少女が一人、立っていた。そしてその後ろから竹刀を持った男性がその少女に近づいていた。

?「・・・かーなしみを知り、ひーとりで泣きましょーおー、そしてー輝ーくウ〇トラソッ!!!」

そして、その男性は\ハァイ!!!/と言いながら少女に竹刀を振りかざしたのだった。

♪探偵アニメの映画の序盤のBGMぽいやつ

沼津市で起こったスクールアイドルを狙う連続殺人事件!!!犯人は犯行現場に謎の薄い本を持ち去っていった!!!その頃、アメリカ・マサチューセッツ州に居る小原鞠莉は・・・

Dad(パパ)!!!Come out (出てきて)!!!Today is my birthday,My birthday!!!(今日は私の誕生日、誕生日なの!!!)Dad!!!」

鞠莉は、ドアを叩くが、鞠莉の父親が出てくる様子は無い。

・・・そして、未熟DREAMERの衣装が消え、犯人からの挑戦状が!!!

百「衣装を手に入れてどうするんだ?」

果「・・・ヤフオク?」

そして、再び起きた殺人事件と俺達Aqoursの取材が重なり、案wwwのwww定www曜が捕えれてしまった!!!

犯『お前の姉は預かりましたわ。返して欲しければ1時間後内浦の国木田家の寺まで来なさい。』

百「身代金か!!!いくら用意すればいいんだ!!!」








犯『プリンですわ。』

百「何!?」
果「良心的な犯人じゃないか・・・。」

その頃、小原鞠莉は・・・。

ボディーガードが父親の部屋のドアをHPを減らしながらこじ開けようとしているが、開く気配はない。

仮面の下に隠されたホクロと黒髪の犯人の正体とは!?シリーズ第30弾、至上最高のクライマックスが待っている!!!

名探偵カナン、迷宮のヌマヅロード!!!

HappyBirthday to me(誕生日おめでとう、私)・・・.」

次回、「名探偵カナン 迷宮のヌマヅロード」
※予告と異なる場合があります
次回更新予定日は7月11日0時0分です。

時間的に余裕が出てきたので1話だけ番外編ストーリーを書きたいと思います

  • 渡辺百香と前世の娘
  • スクスタ時空─スクフェス!─
  • 百香とルビィの入れ替わり!
  • スクスタ時空─虹学・Aqours対決!─
  • ロリ辺百香

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