レポート3000字以上とか私を殺す気ですか・・・。
とりあえず、忙しくて感想に返信すらできていません。大丈夫です!ちゃんとみなさんの感想は読んでいますよ!感想は次回を書くいい燃料になりますから。
さあ、どんどん感想を書くのです!
「あっれー?みんなどこに行ったんだ?」
沢木さんとの話し合いが終わった百香は、Aqoursが練習していると思われている屋上に行ったのだが、屋上には誰もいないし、床に汗の跡が残っていないということは、最低でも2時間以上前に練習を終えたようだ。
「スマホに連絡入ってっかな・・・」
一応、スクールバックの中にしまってあったスマホを確認したところ、曜から一件のメッセージが入っていた。
「そっか・・・。今日はプール掃除の回だったか」
プール掃除の回。ポンコツ生徒会長のダイヤがプール掃除を行う業者への依頼を忘れていたため、その尻拭いとしてスクールアイドル部にプール掃除をさせるという回だ。完璧ではなく、ポンコツだからこそダイヤ様はかわいい。異論は認めない。
百香は更衣室で体操着に着替えると、掃除用具入れからデッキブラシを一本持ち、プールに向かった。
第1話(第54話)
雲ハ空ヲ覆イダス
プールには、梨子とダイヤを除く7人がすでにプールの大部分の清掃を終えていた。
梨子はというと、今朝、東京のピアノコンクールに向けて百香を含む9人に見送られながら沼津を発ったので、この場には居ない。ダイヤはと言うと、プールサイドに立ち、掃除をしているメンバーに「この調子ではやくプール掃除を終わらせますわよ!」と、デッキブラシ片手に叫んでいた。
・・・いや、手伝えよ。
「おまちどぉー」
「百香ちゃん遅いよー。もうお昼過ぎてるんだからねー!」
「すまんすまん。結構話が長引いちまったもんでね」
両手でデッキブラシの柄の上の部分に顎を乗せ、頬を膨らませている千歌をプールサイドから見た百香は「仕方ないなぁ・・・」と言わんばかりの顔で笑った。
プールサイドの片隅にプール全体から見えるように建ててある時計は、真夏の日差しにさらされて触れないほど熱くなりながら短い針は13時の文字盤を指していた。
結局、昼食も千歌達とは取れず仕舞いであったが、百香にとっては仕方ないことだった。
「もうほとんど終わっちゃったよー」
「じゃあ私は要らないな」
百香はプールにはしごで降りたのだが、千歌未だに頬をぷくーと膨らませて不満を言ってきていたため、百香はすぐに背を向けてプールサイドに上るはしごに向かおうとした。
「いかないでよ!手伝ってー!」
「嘘だよ」
「なーんだ。よかった」
結果的に、百香はプール掃除に参加することになったため、千歌は安堵のため息をついたのだった。
「奇麗になったね」
「ピッカピカずら!」
「ほら見なさい!やってやれないことは無いですわ!」
「「「「ええええーーー!」」」」
一切手伝わなかったダイヤがドヤ顔でこんなことを言いやがったため、Aqoursのメンバーからはブーイングが続出。
「そうだ!ここでダンス練習してみない?」
「Oh!面白そうデース!」
「滑ってケガしないでよ?」
果南の提案に、鞠莉はノリノリであった。ダイヤの注意も、「ちゃんと掃除したんだし、平気よ!」といった謎理論でねじ伏せた。
「じゃあ、みんなも位置について」
果南の掛け声でAqoursの全員がライブの時の定位置につき百香はプールサイドからAqoursの練習を見る、ということになった。
「───あれ?」
全員がポジションにつき、いざ、練習開始となったところ、千歌が違和感を感じた。
「そっか。梨子ちゃんがいないんだよね」
果南がそう言うように、梨子のポジションは誰もいない空いた空間になってしまっている。これではライブの見栄えが悪くなってしまう。
「位置を変えるずら?」
「それとも・・・、梨子ちゃんの位置に代わりに入るか・・・」
「代役って言ってもねぇ・・・。百香は千歌っちとの身長差が凄いし・・・」
果南と鞠莉が、梨子の代わりの人を見つけるのに考え出していた。百香は、もしかしたら自分が選ばれるのではないのかとひやひやしたのだが、鞠莉に速攻で却下され、心の中で、胸をなでおろした。
「身長も近くて、千歌ともコミュニケーションが取りやすい人と言えば・・・」
果南のこの言葉とともに、視線がある人物に向けられた。
「へ?え?わ、私!?」
そう、渡辺曜だ。当たり前っちゃ当たり前だ。千歌とも仲がいいし、身長も同じだし、アニメ上での正しい動きだし。百香は、この場では、踊るメンバーにはもう選ばれることは無いと確信していた。
「じゃあ、曜のポジションには百香が入りなよ」
「え?」
が、予想外の出来事が起きた。果南が曜のポジションが空くため、そこに入れと言ってきたのだ。
「いや、なんで驚いてんの?」
「だって、私マネージャーだし、もともとこのダンスは8人でも成り立つように作っていたし、それに背も大きいし・・・」
「?梨子ちゃんが抜けること、知ってたの?」
「っ!?」
藪蛇だった。まさかルビィにこんなことを聞かれるとは百香も思っては無かったので、内心焦りながら、頭をフル回転させ、答えをすぐに考えた。
「いや、ケガとかしちゃって抜けることになっちゃった時のために対策をしていたんだよ」
「なるほど・・・。凄いね!百香ちゃん!」
「でも、一応百香も踊れるでしょ?この際、踊っちゃえばいいのに」
ルビィはどうにか納得したのだが、果南は納得する様子が無かった。
「いやでも、エントリーには私の名前書いてないでしょ?だから無理だろ?」
「え?百香ちゃんの名前、もしものために書いちゃったよ?」
「千歌ぁぁぁ!」
「うわぁ!?どうしたの?そんなに嫌だったの?」
「いや、そうじゃないけど、そうじゃないけど!」
千歌が少し申し訳ないような表情をしながら頭を抱えた百香の顔を覗き込んだ。
踊れない理由なんて面と向かって言えるわけがない。百香はそう思っていた。
「もう、仕方ないなあ。じゃあ、明日までに決めておいてね。曜のほうは大丈夫?」
「え?あ、うん」
「じゃあ、屋上で梨子ちゃんのところに曜を入れて練習してみよっか」
果南がようやく折れてくれたので、とりあえず梨子のポジションに曜を入れて梨子と千歌が動くところを屋上で練習することとなった。
「1,2,3,4,5,6,7,8,1,2,3,4,5,6,7,8」
「うわぁ!?」
「ごめん、千歌ちゃん・・・」
「これで10回目ですわ・・・」
だが、何回練習しても、曜と千歌はぶつかり合ってしまう。この後数十回練習したが、結局ぶつかり合ってしまうということには変わりなかった。
その後、このままでは埒が明かないと思った果南により、別の練習をすることとなり、学校での練習終了後に自主練をし、その練習でどうにかするしかないという結果になった。
「じゃあ、今日の練習はここまでだ。各自体をほぐしておくように。以上、解散!」
「はいはい。分かってるって。それよりも百香、踊るかどうか、明日までに決めておいてね」
「・・・わかったよ」
数時間後、屋上での全体練習は終わり、百香の掛け声でAqoursのメンバー全員の力が抜け、リラックスしたような感じになったのだが、果南がプールで言ったことを忘れていなかったようで、百香に釘を刺した。
その後はそのまま帰宅したり、三津中心部のコンビニ裏でダンスの自主練習をしたり、コンビニに涼みに行ったりと、各々自由に行動しながら帰路についた。
ちなみに、千歌と曜のダンス練習はコンビニ裏で行った時は衝突しなかった。曜が梨子の動きの真似をしたため、成功したのだった。なお、それで曜自身が満足しているかどうかはまた別の問題であったが。
東海バス、最終沼津駅行。
駿河湾に沈みかけている夕日に照らされている車内には、曜、善子、百香、そしてバスの運転手を除いた人の姿はない。3年生3人とと花丸、ルビィ、千歌は歩いて帰った。
バスは、静浦の海岸線を貫く国道を沼津市街方面に向かって走行していた。
この時、一番後ろの席に座り、善子と2人で話していた曜は、異様に静かであった、善子の横に座る百香に違和感を覚えた。
百香は、何も話さない。寝ているわけではないが、2人共何かを考えているようだった。
「百香ちゃん・・・。もしかして、踊ること、まだ悩んでるの?」
「それもあるが、少しな・・・」
聞いてみても、百香はあいまいな答えしか出さなかった。
その百香の様子を表すかのように、バスの車内は少しずつ暗くなり始めた・・・。
時間的に余裕が出てきたので1話だけ番外編ストーリーを書きたいと思います
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渡辺百香と前世の娘
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スクスタ時空─スクフェス!─
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百香とルビィの入れ替わり!
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スクスタ時空─虹学・Aqours対決!─
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ロリ辺百香