朝、ダイヤに「この学校にスクールアイドルは必要ないからですわ!!!」と言われた日の事であった。俺は今、貞操の危機に直面している。
今は2時間目と3時間目の間の休み時間。2時間目は生物基礎、3時間目は体育なのだが、ここは女子高で、男子生徒は一人もいない。着替える場所は・・・。もう言わなくてもわかるよな?
ルビィを除く全員は教室で堂々と着替えてるのだ。中年男性教師の目の前で。なのにみんな気にしないし、男性教師も何年もこの事を経験してるのか、気にせずに授業の準備を片付けている。
すげぇよ・・・。どっちも・・・。俺は最初に貞操の危機に直面していると言ったな?それは、次の授業が体育だからみんな着替えてる。つまり、みんな下着。今、男がいたら間違いなく襲ってる。あ・・・、男居たか。男性教師すまん。で、話を戻すが、今の俺の精神にはまだ少しだけ男としての感覚が残ってる(年々減っているのだが)。1年くらい昔、曜や千歌、そして、果南とお風呂に入ったことはある。が、あれは姉と幼馴染で、裸を見慣れていたというか、幼馴染だからこそギリギリ耐えたのだ(幼馴染組は俺も入れてみんなデカい)。それに、中学時代の着替えはみんな、セーラー服の下に体操着着てたから特に問題は無かったが・・・。高校ではそれもない。だから今、ヤバい光景が俺の周りで広がってるから脳内で葛藤中だ。もし、俺にムスコが生えていたらやばい事になっていただろう。
「百香ちゃん?どうしたの?着替えないの?」
「え?いや、直ぐに着替えるよ。」
俺は、ずっと着替え始まっていないルビィに聞かれた・・・と思っていたのだが、ルビィも既に着替え始まっていて、既に制服の上着を脱いでいて、下は・・・
・・・言わなくてもわかるだろう。1つだけ言えるなら、黒かな・・・。この状況で着替えられる理由は、恐らく、男性教師から約10メートル離れているし、男性教師が自分達に全く興味が無いというのが分かったのか、ゆっくりと着替え始めてる
「・・・。」
俺も覚悟を決め、男性教師が居て、そして、みんなが着替えている教室で着替え始めた・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
勇気Lvが大幅に上がった!!!渡辺百香の勇気は〝今ひとつ〟から〝ないこともない〟に上がった!!!
・・・。何これ。艦こ(ryじゃなくて、ラブライブ!サンシャイン!!か。
そして、俺は素早く体操着に着替え、髪型を動きやすいように髪をポニーテールにし、花丸とルビィとの3人で適当に話しながら靴を履き替え、授業の行われるグラウンドに向かった。
今日は、体力測定の1,500メートルランニングだ。この学校のトラックは200メートルあるから7周半すればいい事になる。
花丸は運動が苦手だから露骨に嫌そうな顔をしていた。ルビィは・・・、あはは・・・と笑いながら花丸を見てる。心做しか、ルビィが花丸と俺の胸を羨ましそうに見てるように見える。
・・・そっとしておこう・・・。
そして、整列し、準備体操をしたら、体操着の上着を脱ぎ、Tシャツ、ハーフパンツ姿になる。
「じゃあ、みんなスタートラインについてー。」
先生からの合図でスタートラインにみんなで並ぶ。測定時は、あまり不公平のないようにできるだけ密着する。
・・・だからね・・・その・・・女の子特有の・・・柔らかい匂いが・・・、俺の・・・周りに・・・。ああ、幸せ・・・このままここに居たい・・・
・・・じゃねぇ!!!ヤベぇよヤベぇよマジヤベぇよ!!!さっきの俺は完全に犯罪者の思考だったぞ!!!これ以上この空間に居たら本当に精神が持たない!!!だから先生早くスタートのホイッスル鳴らしてぇぇぇぇ!!!
・・・それから10秒くらい経った時だろうか、ホイッスルがようやくなり、走り出した事により、俺はようやく普通の思考に戻ることが出来た。
俺は、毎朝ランニングを欠かせずしてることもあり、体力は並の男子位か、それ以上ある。え?ランニングをすると胸は小さくなるって?こまけぇこたぁいいんだよ。で、俺は今、トップで独走中。
俺は体育とかの運動系はめんどくさいから測定とかはちゃっちゃと終わらせるタイプだ。だって、早く終わらせれば、休み時間が増えるじゃん。だからだ。
・・・。さっきから1周半前を走ってるルビィがコースの先に居る(といっても花丸は俺の3周前だし、最後尾)花丸の胸を睨んでいるのはどうしてだろう。ゆっさゆっさと揺れてるからか?
そう思いながら花丸を抜かすと、やっぱりゆっさゆっさと揺れていた。だからか。俺はちゃんと対策してるから揺れてないんだぜ。ついでにルビィは揺れるまでの「チェストォォォ!!!」
「うわぁっ!?」
俺の思考を読んだのか、いきなり後ろから阿修羅像の様な顔をしたルビィが俺の背中目掛けて蹴りを入れてきた。俺は間一髪で避けたが、ルビィは確か、半周先を走ってたはず。何故ここにいるのかが分からない。
「チッ。外したか。」
舌打ちと呟いたこと、聞こえてますよ?というか、どうやってここまで来たのか。先生が怒らないということは、走って来たのか?ヤバいなルビィ。胸への「死にたいようだな」「ごめんなさい」「宜しい。」
怖ぇ・・・。もうルビィの前で胸について語るのはやめようと思いながら走っていると、右肩をトントンと叩かれた。後ろを向くと、阿修羅像・・・、ではなく、普通の顔のルビィが走っていた。
「百香ちゃん百香ちゃん。スクールアイドル部ってどうなってるか分かる?」
それは、前、ルビィが千歌に勧誘された(ルビィ自身は叫んだ、いや、ピギったのだが)スクールアイドル部の現状を知りたいということだった。
「うーん・・・。今はまだステップの練習してるだけだな・・・。まだ部員も設立するのには足りないし、まだ学校に正式に認められてないから、ライブとかの活動をするのは随分後になりそうだな・・・。」
「そうなんだ・・・。」
走りながら俺の話を聞いたルビィは、しゅんとしながらちょっとずつ俺と距離を伸ばしていった。そして、そのまま俺は陸上部女子と10秒くらい差をつけてトップでゴールイン。
ルビィは中の上(6位くらいかな・・・?)、花丸は最後にゴールした。ルビィがこんなに早かったのはあの件のせいかな?
俺達1年生は、整理運動をした後、解散となった。そして、みんなで教室に戻り・・・
・・・制服に着替え始めることとなる。また俺の精神が大変なことになりそうだ・・・。でも、勇気レベルが上がったから大丈夫かな・・・?
そして、その後、体育教師の合図で解散となり、1年生は教室に戻りはじめた。その最中、俺は、ふとある事を思い出し、グラウンドで歩く足を止め、正面に見える校舎の2階をながめた。
〝・・・そういえば、梨子は転校してきたのだろうか・・・〟と・・・。
そう思いながら2階を見ると、千歌が梨子を勧誘している場面だった。何度も何度も逃げていく梨子を千歌が追う光景を遠目ながら見えると、もう既に千歌が何度も勧誘活動しているのが外からでもわかる。
〝ああ、ようやく第1話のラストの部分が終わったのか・・・〟
俺は、そう思いながらクスッと微笑むと、校舎の中に入っていったのだった・・・。しかし、俺は気づいていなかった。
「あれ?なんで百香ちゃんこっち向いてたんだろう。
・・・もしかして、私のことを見ていたのかなぁ・・・。そんなわけないか。」
俺が見ていた2階の窓から曜がこっちを見ていた事を・・・。
〇次回予告〇
「みなさーん!!!ダイヤのパーフェクトμ's教室、始まりますわよー!!!
次回、ダイヤのパーフェクトμ's教室
※予告と異なる場合があります
次回更新予定日12月13日です。
時間的に余裕が出てきたので1話だけ番外編ストーリーを書きたいと思います
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渡辺百香と前世の娘
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スクスタ時空─スクフェス!─
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百香とルビィの入れ替わり!
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スクスタ時空─虹学・Aqours対決!─
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ロリ辺百香