海上自衛官が渡辺曜の妹になりました   作:しがみの

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投稿が一話だけかと思ったか!?ワカメ☆!二話連続投稿だ!

はい。流石に文字数が少なすぎたので、二話連続投稿で合計4千文字以上にしてお茶を濁すようなことをしていますが、許してください!何でもしませんから!

今回で第4章は終了です。長かったです。

コラボ回やオマケも執筆中なので楽しみに待っていてください。


第66話(エピローグ)

エピローグ(66話)

雲ハナイ──

 

2016年8月21日、日曜日。沼津市民文化センター。

 

今日この時、ラブライブ!中部ブロック静岡県予選が開催されるこの地には、静岡県各校のスクールアイドルが集まっていた。当然、Aqoursもこの中の一組である。

 

2016年8月現在、静岡県内の高等学校は公私・本校分校合わせて138校。この中でどれほどの学校にスクールアイドルがいるのかはわからないが、作詞作曲ダンス。最悪全て一人でこなすことができれば誰でも出場できるため約50校近い高校のスクールアイドルが参加していた。

 

多数のグループの中で中部地区大会に進むことができるのはたった5組であり、かなり狭き門である。この門をAqoursは突破しなければならない。

 

「あ、あの人たちは、〝カミーガールズ!〟」

 

会場の大ホールのホワイエに入ると、ルビイがあるスクールアイドルグループを見つけた。浜松市南区にある可美高校のスクールアイドル〝カミーガールズ〟だ。〝可美(かみ)〟高校のスクールアイドルだから〝カミーガールズ〟

『安直なネーミング』や『ネーミングセンスがない』だとかは言ってはいけない。心に来る。

 

「浜松からも来てるんだね・・・。浜松、遠いなあ・・・」

 

「浜松から電車で二時間でしょ?なんで会場が沼津なの?中間の静岡にすればいいのに」

 

「会場は年度毎に区切られている地区でやるんだって。ちなみに前回は中部だったから焼津だったんだって」

 

上から順に曜、善子、ルビイである。

 

静岡県は三分割すると、県内一番の人口を有する政令市、浜松市を軸とする西部。県都であり、浜松に次ぐ政令市である静岡市を軸とする中部。富士市・沼津市・三島市の三市を中心とする東部に分けられる。その他にも藤枝市や磐田市といった地域内で中心的な役割を担う中小規模の都市もあるため、かなり静岡県は地域が広い。そんな広い地域から来る人の負担を減らすために毎年会場を変えていた。

 

ちなみに前々回の会場は静岡であったし、その前は浜北、それよりも前は御前崎であった。ちなみに次回はアニメ通りにいけば伊豆市の奥の奥の狩野ドームで行われるだろう。最寄りの〝JA狩野支店〟のバス停は、バスが1時間に2、3本来るとはいえ、修善寺駅からバスで20分くらいかかる場所にある小さなホールのため、交通の便は『お察しください』状態だ。「よくこれで運営がOKを出したな」と思うかもしれないが、アニメに突っ込むだけ野暮である。

 

なお、御前崎市の市民会館で行った回は交通の便の意味で最悪であったらしい。負担を減らすつもりだったのに負担を増やすとか本末転倒じゃないですかやだー。

 

「そうだ、みんな!梨子ちゃんからシュシュが届いたんだよ!」

 

千歌が思い出したように言い出し、カバンの中を漁りだした。カバンの中から出てきたのは、各々のメンバーカラーをベースとした水玉模様の9つのシュシュであった。

 

「うわぁー!可愛いー!着けてもいい?」

 

「いいよー」

 

曜は、曜の分である水色のシュシュを千歌から受け取り、左腕にはめた。

 

「どう?似合ってる?」

 

「Oh~。似合ってるわ~曜」

 

最初に曜が身に着けたシュシュをAqoursメンバーに見せると、真っ先に鞠莉が反応した。この前のような険悪な雰囲気から抜け出せたらしく、変な空気はない。そして、曜がシュシュを身に着けた直後から、曜と千歌の周りには自身のシュシュを貰おうと、Aqoursメンバーが群がり始めた。

 

「梨子ちゃん、これを着けて演奏するって!」

 

「じゃあ、私たちも着けようよ!」

 

「良いですわね!」

 

「賛成!」

 

曜が本番でもシュシュを着けて踊ろうと提案し、ダイヤやルビイが賛成の声を上げ、その後も出た意見は全て全員肯定的であり、すぐにつけて踊るということは決定事項となった。

 

「盛り上がってるね」

 

時雨(ときさめ)先生!」

 

その時、Aqours9人の集団にひょこっと顔を出してきた人がいた。百香に半分の仕事を押し付けている形式上の顧問と化している時雨(ときさめ) 優樹菜(ゆきな)である。決して時雨(しぐれ)ではない。

 

「どうしたんですか?Aqoursのステージ、見に来たんですか?」

 

「ん?いや、様子を見に来ただけだよ」

 

「見ていけばいいのに」

 

手を振りながら、時雨先生は駐車場に向かう。そのような様子を見ながら副顧問の崎が〝昔はあんな感じではなかった〟とボソッと呟いた。

 

その言葉を聞いた百香がもう一度時雨先生を見ると、駐車場に向かっていく彼女の背中は心なしか哀愁が漂っているような感じがした。

 

「時雨先生・・・」

 

「見てくれないなら気にする必要ないよ。もう少しでステージ始まるから、控室に行こ」

 

「え?あ、ああ」

 

呆れかえった顔をした曜に手を引かれながら促され、ステージ裏の控室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

Aqoursのステージの一組前。

 

一組前のグループがステージ上で踊っているのを百香を含めたAqoursメンバーは、舞台袖で眺めていた。

 

「もうすぐだね・・・」

 

「ううっ・・・。緊張する・・・」

 

「大丈夫だよ」

 

舞台袖で、もう少しで出番が来ると分かって緊張している百香を見た千歌は、やさしく百香の両手を手に取った後、百香の右手首につけられているシュシュをゆっくりと撫でた。

 

「梨子ちゃんも頑張ってるし、そして──」

 

千歌はやわらかく百香に言い、後ろを振り返った。

 

百香も続いて振り返ると、後ろには待機していた梨子を除くAqoursメンバーが全員、笑顔で百香を見ていた。

 

「Aqoursのみんなも居るから──」

 

「うん・・・!」

 

百香が力強く頷くと、ステージ上が暗転した。どうやら前のグループのステージが終わったようだ。

 

「Aqoursの皆さんお願いします」

 

「あ、はーい」

 

スタッフが小声で千歌に声を掛けると、小声で返答した。

 

「よし、じゃあ行くよ。

 

ラブライブ!に向けて、私たちの第一歩に向けて。全力で輝こう!」

 

千歌の小さな掛け声で百香を含む8人は大きく頷き、円を作ってシュシュを着けている右手を円の中央部に差し出した。

 

「Aqours!」

 

「「「「サーン、シャイーン!」」」」

 

 

 

 

 

 

──さあ、新たなAqoursの誕生だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステージ上。足元に引かれた、Aqoursと黒いペンで書かれていた蓄光テープの上に各々が開始時のポーズを取り、照明が点くのを待つ。

 

〝パッ〟

 

心なしか、そのような音が鳴ったような気がした。

 

それと同時に照明が点き、スピーカーから音楽が流れ始めた。

 

曲名は

 

〝想いよひとつになれ〟

 

想いが一つになった新生Aqoursにはぴったりな曲名であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

────想いよひとつになれ

 

 

 

 

 

 

 

────どこにいても

 

 

 

 

────同じ明日を信じてる

 

 

 

 

ダンスでAqours9人が一斉に指をさした場所。それは梨子の居る場所。すなわち、東京のある方角であった。

 

 

 

その後すぐにダンスは終了し、Aqoursの面々は舞台袖の奥に移動することになった。おそらく梨子も、東京のコンサートホールでピアノを弾き終えた頃であろう。

 

「梨子ちゃん、ピアノ弾けてるといいね」

 

「弾けてるよ。絶対」

 

舞台裏で梨子の心配をしていた千歌の様子を見ていた百香はフフッと笑った。

 

「それは信頼から?それとも──」

 

「うるせー。前者にきまってんだろこのいい子よい子善子」

 

「芸人みたいに言うなー!」

 

カッコいいことを言おうとしても、結局最後まで締まらないのがいつものAqoursであった。

 

なお、善子はこの後花丸に脳天にチョップを食らわされていたのは言うまでもないだろう。

時間的に余裕が出てきたので1話だけ番外編ストーリーを書きたいと思います

  • 渡辺百香と前世の娘
  • スクスタ時空─スクフェス!─
  • 百香とルビィの入れ替わり!
  • スクスタ時空─虹学・Aqours対決!─
  • ロリ辺百香
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