海上自衛官が渡辺曜の妹になりました   作:しがみの

80 / 87
良いですか?落ち着いて聞いてください。
この作品が更新されなかった2年半以上の間にスクスタとスクフェスがサービス終了し、ラブライブ!シリーズは2作品新たにスタートしました。

───皆様お久しぶりでございます。
いや、申し訳ございません。

就活とその後の就職で死んでました・・・。
これが社会人になるってことだ・・・

安心してください。ストックは週一投稿で2ヶ月分あります。

・・・これ生きているうちに連載終わるのか?


特別編11 ロリ辺百香(上)

さて、幼児化とはご存知だろうか。大人が子どもになってしまうよくアニメやマンガとかであるアレだ。

 

私、津島善子もまさか、まさか現実で幼児化が起こるとは思ってもいなかった。

 

「おねえさん、だぁれ?」

 

「ウッソ・・・」

 

私の目の前には、私が着てもぶかぶかになってしまう制服を着た小さくなった渡辺百香が座っているのだ────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遡ること15分前。

 

いつもの昼休み。昼食をいち早く食べ終えた私はいつも通り屋上で魔法陣を描いていた。

 

「よし、これで完成よ!」

 

チョークを魔法陣の外に置き、ロウソクやハンカチなど、詠唱セットを配置すると善子は何やら呪文を唱える。コレがいつものルーティン。

 

短いのか長いのかよく分からない呪文を言い終わると同時に屋上には百香の姿が現れた。

 

「おい!善子ォ!」

 

どうやら御立腹な模様。

 

「お前、またロシアンマフィンやりやがったな!?ジョロキアは口ん中死ぬわ!」

 

〝あっ、やっべ〟

 

私は咄嗟にそう感じた。実は、前にも手作りお菓子を持ってきた時、百香に渡したものだけ自分用のめちゃくちゃ辛いお菓子だった。

 

その後どうなったのかは言うまでもない。

 

「絶対に許早苗!」

 

百香がそんな事を言いながらこちらに早歩きで来る。少しふざけているため、コレは本気の怒りでは無い。もちろん───

 

粉バナナ(これは罠だ)!ズラ丸が私を陥れるために仕組んだ罠だ!」

 

私もふざけ出す。ネットのネタにはネットのネタをぶつけるだけだ。

 

百香の後ろには花丸とルビィがついてきていた。2人は善子が絞められたらどうしようと思っていたのだが、ふざけ出してる2人をみて呆れ顔となった。

 

ここからはもう2人だけの劇だ。

 

しかも、百香はどっから持ってきたのかおもちゃの銃を取り出して来た。何故持ってるし。楽しいから良いけど。

 

そして寸劇はクライマックス。私が百香の撃った銃に撃たれた体で床に倒れ、それを百香が撃つシーン。

 

黒酢(殺す)☆コイツは黒酢アイスを食べたぁ(殺さないとダメだぁ)────!」

 

おもちゃの銃を持ちながら百香は走りながら近寄ってきて────

 

 

 

思いっきり魔法陣を踏んだ

 

 

「え?」

 

魔法陣を踏んだ瞬間、光だして百香は光に包まれてしまった────

 

 

 

 

 

 

コレが幼児化した経緯だ。私のせいじゃねーか。

 

「善子ちゃん。どうするずら?」

 

どうすると言われても、私がどうにかできるのかどうかは検討がつかない。しかも記憶まで幼児化してるし、何故か転生した記憶が全部消えている。

 

助かったのは、今日が午前中授業の日だった事だ。もう授業は無いから先生に怪しまれることもない。

 

「とりあえず、曜呼ぶ?」

 

私が提案したら、2人は首を縦に振る。餅は餅屋。妹には姉だ。

 

とりあえず、チャットで連絡をとって少し待つことにしよう。しかし、百香が不安がっている。どうしよう・・・。

 

「はじめまして。私は花丸っていうんだ」

 

「はなまる・・・?」

 

花丸が小さくなった百香に目線を合わせるようにしてしゃがんだ。こーゆーところ、花丸は得意なのだろうか?

 

「うん!」

 

「はなまる・・・おねえちゃん・・・?」

 

「そうずらよ!」

 

「はなまるおねえちゃん!」

 

「そうそう!よくできたね!」

 

百香と直ぐに打ち解けている。やはりこういうことは得意なのか?いや、コミュ障の花丸だ。中身が百香だから普通に話せているだけなのかもしれない。

 

「ルb・・・じゃなくて、私、ルビィっていうんだ」

 

「るびぃおねえちゃん?」

 

「そうだよ!ルビィお姉ちゃん!」

 

ルビィも百香と打ち解けられている。これはやはり後者なのだろう。

 

「はぁ〜、可愛いずらぁ〜。もうこのまま戻らなければいいのに〜」

 

おいコラ畜生丸が。

 

「うりうり〜」

 

「きゃはきゃは!やめて〜」

 

花丸が百香に頬を擦り寄せ、百香も笑って答える。ってか百香ってこんな感じだったっけ?私の記憶ではこんな様子の百香を1度も見た事がない。

 

こんなこんなしているうちに、屋上に本物の姉である曜が現れた。

 

「善子ちゃん!百香ちゃんが小さくなったって来たけど、ついに頭おかしくなった?」

 

にこにこしながら現れるなりコレだよ。ちょっと辛辣すぎませんかねぇ?

 

そして、そんな曜の視界に小さくなった百香の姿が入る。その瞬間、にこにこ笑顔が固まったと思ったらすぐに先程以上のにっこにこな笑顔(ご満悦レズスマイル)になった。心做しかヨダレが垂れているような気が・・・。

 

「よう、おねえちゃん?

 

ママ・・・?」

 

そんな曜の姿を見た百香は、曜と母親を間違えている。仕方ない。この時の百香にとって見慣れている曜は彼女のように小さかったからだ。

 

「曜お姉ちゃんだよ〜!」

 

「よう・・・、おねえちゃん・・・?」

 

曜が百香の頭を撫でるが、百香は未だに本当に曜なのか疑問に思っている。

 

「よう・・・、おねえちゃん・・・!」

 

が、曜が抱きついた瞬間、匂いで直ぐに曜だと気づいたのか、直ぐに満面の笑みで曜に抱きついた。

 

「お姉ちゃんだよぉ・・・!」

 

「や、やめてよぉ〜」

 

曜は嬉しくなったのか、百香と頬擦りをする。

あれ?デジャブ感じない?

 

そう思う私を横目に、曜はずっと百香に頬擦りをしていた。

 

 

 

 

 

 

 

時は過ぎ、午後。

 

スクールアイドル部部室。

 

 

時は過ぎ、午後。

 

サイズがデカすぎる制服では産まれたままの姿となってしまう百香にはピンク色のスモックが着せられ、曜と手を繋いでスクールアイドル部の部室に現れた。

 

小さくなった百香を見た花丸とルビィ、そして私を除いたAqours一同は固まる。当たり前といえば当たり前である。

 

「曜・・・、その子は・・・?」

 

果南が恐る恐る聞いてくる。

 

「実は・・・、千歌ちゃんとの間にできた子なんだ・・・」

 

曜が顔を赤め、果南が〝マジか〟と小声でつぶやく。そうはならんやろ。

 

その瞬間だった。鞠莉が曜のスカートを捲った。

 

「ひに゛ゃっ!?」

 

「やっぱりついてないわね〜」

 

鞠莉はしゃがみながら曜のスカートの中を覗く。うん、薄ピンク色か。曜にしては派手なのでは?

 

・・・何考えてるんだろう私。

 

「ちょっ!?何するの!?」

 

「いや、てっきり曜に生えたのかなって」

 

曜が顔を真っ赤にして鞠莉に抗議すると、鞠莉は何食わぬ顔で答えた。

 

「これはちかっちに生えたのね・・・」

 

「生えたって何ずら?」

 

ほら、鞠莉が変な事言うからまたしても何も知らないずら丸が聞きに来てしまうじゃない。

 

「そりゃー、子どもがいる時には決まってるでしょ?おちんち──」

 

その瞬間鞠莉はダイヤに蹴り飛ばされた。そういうとこよ鞠莉。

 

「何するのダイヤ!」

 

「次言ったら顔面ですわよ」

 

「アッハイ」

 

さすがの鞠莉も鬼の形相のダイヤには言い返せない。まあ、無垢な子が多いAqoursには悪いことだからね。

 

ただ、ダイヤの一番無垢で居させるべきのルビィはこの話を聞きながら〝やれやれ〟といった感じをしていたからダイヤにとっては無駄になってしまってるかもしれない。哀れ、ダイヤ。

 

「で、その子は一体何ですの?」

 

「実は───」

 

さすがにこのままでは誤解しか産まないし、曜も鞠莉もほぼ暴走状態のため、私は大人しく周りに百香の現状を説明した。

 

「「「百香(ちゃん)が小さくなった!?」」」

 

何も知らなかったAqoursメンバーは説明に驚く。そんなメンバー達を横目に百香は曜と花丸の3人で遊んでいる。呑気ね、子どもだし。

 

「善子さん。また変なことしましたのね」

 

「変なことって何よ!それに善子じゃなくてヨハネ!」

 

ダイヤがため息をついているが、後にも先にもこのようなことは起こりえない。安心して欲しい(フラグ)

 

「しかし、よくスモックなんて持ってましたのね、ルビィ」

 

「百香ちゃんに着せたくて・・・、百香ちゃんサイズを作る参考資料として持ってたんだ」

 

「さすがルビィ!用意周到ですわね〜」

 

ダイヤがルビィの頭を何度も撫でるけど、普通ここで〝百香に着せる〟という点で疑問が出ないのはおかしい。

 

周りを見渡すと、果南と梨子が怪訝そうな顔でルビィとダイヤを見つめていた。良かった・・・。まともな感性を持った人がここにもいた!

 

「それより曜、どうするの?百香、家に連れて帰るの?」

 

「一応、今日はお母さんだけだし、説明すればなんとかなるかな・・・」

 

果南に指摘された曜は、そう答える。

 

いや、母親納得させられるのかよ。

 

「本当に大丈夫なの・・・、よね・・・?」

 

「大丈夫!百香ちゃんの中の人のことだって中学くらいから知ってるから大丈夫!」

 

梨子の不安そうな声とは裏腹に、曜は気にする素振りすらない。というか、私達が気づく前に曜の母親は気づいてたのかよ。スゲーなオイ。

 

「じゃあ、曜に任せて大丈夫だね」

 

「そのようね」

 

果南が安心しきった顔で納得していたので、私もついでに納得してこの話題を終わらせて帰ろうとした。もちろん、百香がこうなってしまったので今日の部活は休みだ。

 

今日の部活は終わり。小さくなった百香も曜に押し付け・・・、もとい任せられたから気兼ねなく帰れる。

 

バッグを持ち、果南達数人と部室を出ようとした時、ダイヤさんに呼び止められた。

 

「お待ちなさい」

 

「やっぱ、ダメっすよね」

 

やっぱり元凶の私は帰ってはダメだったらしい。ちくせう・・・

 

「じゃあ、私達は帰るね」

 

「おねえちゃん達、ばいばーい!」

 

百香は、他の部員達に曜の手と繋がっていない方の手をブンブンと振る。

 

それからは百香が幼児化した要因を調べてみたのだが、全くわからなかった。その間も曜と百香、花丸、ルビィの4人で遊んでいたのだが、夕方になったため、解散することとなった。

 

「善子ちゃん行くよ」

 

「よしこ!行くよ!」

 

おい、私だけタメかい。そこ、笑うな花丸ルビィ。

 

前途多難ね、これは・・・。

 

笑う渡辺姉妹を見ながら私は頭をポリポリと掻くしかなかった。

時間的に余裕が出てきたので1話だけ番外編ストーリーを書きたいと思います

  • 渡辺百香と前世の娘
  • スクスタ時空─スクフェス!─
  • 百香とルビィの入れ替わり!
  • スクスタ時空─虹学・Aqours対決!─
  • ロリ辺百香
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。