元・英雄殺しがダンジョンにいるのは間違っているのか? 作:黒犬@ダクソ民
作者の黒犬です。
少し新しいゲームをやっていたら更新が遅れました。
あっ!お客様ものを投げないで。
では、第三話どうぞ。
私、ヘスティアは最近ファミリアを作った。地上界に降りてきてからしばらくは神友のヘファイストスのところに世話になっていたが、追い出されてしまった。それからすぐであったか、うちの唯一の団員であるベル君に出会ったのは。他のファミリアに入ろうとしては断られていた彼を見ていたら放っておけなくなって誘ってみたら僕のファミリアに入ってくれたのだ。彼は今日もダンジョンに行っているのだが…
(大丈夫かな、ベル君。僕は君のことが心配だよ、なんだか胸騒ぎがするしさ)
「ここが僕たちのファミリアのホームなんですよ!」
ん?そんなことを考えているうちにベル君が帰ってきたのかな?誰かつれてきているみたいだけど…
「ただいま帰りました。神さま」
「お帰り、ベル君! 怪我はないかい?」
「ええ、大丈夫ですよ神さま。ここで神さまに嬉しいお知らせがあります!」
「ん? なんだいなんだい?」
「なんと! 新しいファミリア入団希望者を連れてきました!」
「ええ!? それは本当かい!?」
(新しいファミリア入団希望者を連れてきてくれるなんて…何てベル君は僕思いなんだ…でも、自分で言うのもなんだけど僕らみたいな貧乏ファミリアに入りたいなんて物好きな人珍しいな。はっ!? まさか。ベル君に惚れたやつじゃないだろうな…)
そして、ベルの後ろから大斧を背負った大男が入ってきた。
「貴様が神ヘスティアか…」
「へっ…?」
「おい、ベル。固まってしまったのだが…」
「あれ? 神さま?かーみーさーまー?」
「はっ!? す、すまない。まさか君みたいな強そうな子が出てくるとは思わなくてね…」
「なるほど…では、自己紹介をさせてもらおう。俺の名前はバルバトス・ゲーティア。ダンジョンの中で迷っているところをベルに案内してもらってな。その縁で話を聞いて今回このファミリアに入団を希望するものだ」
「バ、バルバトス君かぁ…聞いてると思うけど僕はヘスティア。このファミリアの主神さ」
「バルバトスさんはすごいんですよ! 僕がミノタウロスに襲われているところを助けてくれたんですけど…」
「ちょっとベル君! ミノタウロスに襲われたのかい!?」
「ええ、理由は分からないんですけど何故か五階層にミノタウロスが出てきて。それで、バルバトスさんは一撃でミノタウロスを倒したんですよ!」
「ミ、ミノタウロスを一撃で倒すって…バルバトス君は冒険者じゃないのかい?」
「ああ、俺には神の恩恵何てものはないな」
「す、すごすぎるよぉ…」
ヘスティアは少し考える素振りを見せたあと。
「ベル君、少し夕御飯の買い物に行ってきてくれないかな?」
「別に良いですけど…」
「その間に少し彼と話をしたいからさ」
「分かりました。行ってきます」
そして、ベルは走って出ていく。
「さて…バルバトス君、いくつか質問しても良いかな?」
ヘスティアがこちらに向かい直すさっきまでと違ってかなり真面目な顔をしている。
「別に構わんぞ」
「じゃあ、一つ目。何でこのファミリアに入ろうと思ったのかな?」
「ベルから話を聞いてな。それにベルと知り合いの姿が重なってな、少し面倒を見たくなった」
「ふむ…じゃあ、二つ目。君はどこから来たんだい?」
「まあ、いって信じるかどうかはそちらに任せるが。実は俺は異世界からこっちに来てな。気がついたらダンジョンに居たのだ」
「い、異世界!? でも、君は嘘を言ってないしな…」
「ああ、そういえば。神には人の嘘がわかるのだったな」
「じゃあ信じるとしよう。最後、これからどうするつもりだい?」
「…実は俺は前の世界では歴史を変えるという最大の禁忌を犯したのだ。その過程で多くの人を殺した。そして最後に戦った少年が俺が死ぬ直前に俺の事を認めてくれな…俺は誰かに認められて讃えられたかったのだと気がついた。だからこの世界ではベルと共に冒険をしてみたいと思う。…奴から最後に次は正道を歩けと言われたからな」
「へぇ…その少年とベル君が似ていると?」
「ああ、姿は違うがあの小僧もベルも英雄に憧れた。そしてあの小僧は英雄になった。ベルにもその資質があるだろう。その成長を見てみたいのだ」
「なるほど…分かったよ。君はちゃんと前の世界の事を反省しているようだし。それに君みたいな強い人の近くならベル君にも良い影響があるだろう」
「では…」
「ああ、君を僕のファミリアに迎えよう。これからよろしくね。バルバトス君」
「ああ、よろしく頼む」
二人はガッチリと握手をした。ヘスティアファミリアに新しい家族が増えた。
バルバトスが仲間になった!
ラスボスより強い中ボスが仲間になるとはな…
次回にはバルバトスのステータスがわかると思います。さて、狂キャラのステータスは如何に。