カイト「これ、二章からマシになるよな。一章は…あまり出したくなかったんだろ?」
放仮ご「いや、だって「早く読みたいので」と言われたらもう出すしかないだろ。お前と同じ名前の人も読んでくれているんだし」
カイト「まーな。ま、どうなっても知らんぞ」
二人「では、放仮ごが誇る黒歴史な作品、できればお楽しみください!」
カイト「感想は…覚悟してるそうだ」
放仮ご「(ごくり…)」
第1話 VOCALOIDたちの非日常
ゲキド街 ボカロ荘:朝6時
ジリリリリリッ!
「早く起きなさい、ミク」
「ふわあ。わかりました。メイコさん」
ここは退屈しない町『ゲキド街』にあるアパート『ボカロ荘』の一室。そこでは水色の長いツインテールの少女が起きていた。彼女の名は『初音ミク』天然ボケで純情な性格のボカロである。ミクはグレーと水色が主体の近未来的な普段着に着替えて下の居間に降りて行った。
「「おはようミク姉」」
「おはようリンちゃんレン君」
真っ先にミクにあいさつしたのは『鏡音リン』と『鏡音レン』。リンは黄色いセミロングで、大きな白いリボンを頭の上につけて、改造セーラー服みたいなのを着ている。レンは同じ黄色い髪で、リンのと似ている服を着ている。この二人は双子のボカロなのだ。
「おはようミク。少し遅かったな」
「おはようございます。カイトさん」
次に話しかけたのはミクや鏡音兄弟より年上の『始音(はじめね)カイト』。青いマフラーと青のラインが入った白いコート、茶色いジーパンを着ている、青い髪の青年だ。ちなみに格闘技やギターが得意で『ケロリン町』で探偵事務所を開業している本作のメイン主人公。話を聞くと6年前の記憶が無いらしい。カイトは朝だというのにソーダアイスを食べていた。ミクは朝食を食べるためにテーブルに座る。
「遅れるわよ、ミク。早く食べなさい」
「は~いメイコさん。いただきます」
そう言ったのはカイトの幼じみの『咲音メイコ』茶髪のセミロング、アイドルみたいな赤い服を着ているのが特徴。この五人と朝早くから出かけている『巡音(めぐりね)ルカ』がここの住人である。現在7時10分。ミクは9時から自分のマスターの仕事をするので早く朝食を済ませて、電車に乗ってゲキド街に向かわないといけないのだ。
3分後…
「ごちそう様でしたー」
ミクは笑顔で朝食を食べ終えた。食後の長ネギも。
「早っ」
「確かに」
鏡音兄妹は思わず驚愕する。ちなみにこの二人も仕事ではないがゲキド街に用事がある。
「ミク姉、行くよ~」
「カイ兄、メイコ姉、行ってきます」
リンとレンはそう言って外に出る。
「行ってきま~す」
ミクも続いて外に出た。三人は表にあるロードローラー(リンの所有物)に乗って駅に向かう。途中でモデルを何人か轢いたがどうせ死なないので気にしないでおこう(ゲキド街じゃいつもの事なので気にしなくてOK)。
駅に付きそのまま電車に乗ろうとした三人だったが
「おお、ミク君と鏡音兄妹ではありませんか」
「あ、テトさんこんにちは」
そこでちょうど出会ったのはUTAUの一人、『重音(かさね)テト』。見た目は赤い髪で両側がチョコネロネ(ドリル?)の形になっていて、ミクの服の色違いを着ている少女なのだが、性別はキメラ(融合生物)な男喋りの自称少女である。ちなみに元ボカロ。その手には好物のフランスパンと牛乳が握られていた。
「どうしたんですか?こんなところで」
本来テトは銀匙町にいるはずなので興味を持ったレンは尋ねる。
「うん。これからなぎさ町のネルっちが アルバイトしているメイド喫茶に行くとこなんだお。この駅には朝を食べるためによったんだお」
「「ああ、なるほど」」
リンとレンは普通に納得した。
「この頃変な事件が起きているから、息抜きも必要なんだお。だから調査がてら休暇を取ったんだお」
「そうなんですか」
UTAUは警察や特殊部隊みたいな仕事をしている組織であり、テトはそこのエース。この頃起きている事件とは先月から謎のモデルが次々と他のモデルを襲激しているという事件である。主にケロリン町となぎさ町で犯行が行われるらしく、襲われたモデルは雷に打たれたような状態、もしくは腹を貫かれたなどの被害を受けている。いくらモデルが不死身とはいえ痛みは感じる。なのでこの襲撃事件は現実世界でも問題視されているのだ。
「銀匙町はウタや やまとんたちにまかせて、僕はのんびり休暇を楽しむことにするお。じゃあねミクちゃん」
「はい、さようならです」
ミクたちはゲキド街行きに、テトは反対方向のなぎさ町行きにそれぞれ乗りこんだ。
銀匙町
ミクたちは無事、ビルが建ちならぶ海に囲まれた大きな町、銀匙町に着いた。ミクはリンたちと別れ、指示されたビルに向かった。この世界はマスターに指示された場所だけ現実空間と繋がるのだ。一方、リンとレンはUTAU本部であるビルに向かった。
「こんにちは~やまとさん」
「あ、待っていましたリンさん、レンさん」
その会議室にいたのはリンたちを呼んだ張本人である『大和式ミク』愛称は『やまと』。ミクの亜種の一体で少し前髪が長い、優しい目つきなどが本人との違い。そして彼女はUTAUの中でも兵器の扱いに慣れているトップエースである。
「なんで私たちを呼んだんですか?」
「貴方達の亜種であるリント君たちからね。この間の任務で会ってよろしく言われたの。それでこれをね」
そう言ってやまとが取り出したのは少し膨らんだ封筒。リンはそれを受け取り中身をレンと一緒に見る。どうやら写真のようだ。
「そう言えば、ガレキ街は大丈夫でした?」
「ええ、ヒャッハーたちもおとなしいわ。でも一応気を付けてね。といってもいつも鍛えているレン君やカイトさんがいるから大丈夫か」
「そうですね、レンよろしく」
「おう、わかった」
こうしてリンとレンの用事は終わり、廊下に出る。
「私もあれを取りにいかないとね」
やまとはそう言ってどこかに向かったが、リンたちは気がつかなかった。
AM11時半
ミクもマスターからの仕事が終わり、鏡音兄妹と駅で合流した。
「お昼はどうするの?」
「だったら『和風レストラン楽歩(がくぽ)』に行かない?」
「それいいね、レッツゴー!」
ミクの一言で駅の近くにある知り合いの店に行くことになった。
「こんにちは~楽歩さん」
「おお、ミク殿、リン殿にレン殿まで。いらっしゃいでござる」
笑顔で迎えてくれたのは、結んでいる紫の長髪、アイドルっぽい和服と腰の刀が特徴的な青年『神威(かむい)楽歩(がくぽ)』。ボカロの一人であり、ボカロ荘の隣に住んでいるこのレストランの店長である。モデルの何人かをバイトで雇って店を創業している。少し前にミクたちもここでバイトをさせてもらった。侍みたいな喋り方の通り刀の腕前は一流であり、実際その刀を使って野菜を切っている。銃刀法違反?なにそれ食えんの?
「今日は料理をいただきに来ました~」
「じゃあ、好きな席に座るでござる」
「は~い」
三人は窓際の席に座った。すると和服のウェイターがやって来てなににするか聞く。
「私はネギ焼き定食お願いしま~す」
「俺はナスの味噌煮で」「私、カツ丼大盛り!」
「以上でよろしいでしょうか」
「「「はい!」」」
三人仲良く返事をしウェイターは戻っていった。
5分後・・
「お待たせしました。ネギ焼き定食です」
運ばれてきたのは熱々に焼けた大量のネギとホカホカ大盛りご飯。それを見たミクの眼はキラキラ輝いていた。そして
「いただきま~す!」
の声と共に豪快に食べ始めた。
「お待たせしました。ナスの味噌煮とカツ丼大盛りでございます」
「「待ってました」」
続けて別のウェイターが運んできた。
「「いただきます!」」
リンとレンは二人仲良く食べ始めた。
さらに5分後・・
「「「ごちそうさまでした~」」」
仲良く食べ終わった三人。というかミクとリンは大盛りのはずなのに5分で平らげてしまった。どんだけ大食いなんだろう?
「そろそろ帰ろうか、ミク姉」
「はい、楽歩さんまた来ますね」
「帰り道は気を付けるでござるよ」
「ありがとうございました、楽歩さん」
三人は外に出て行ったがそれを見ていた赤い長髪のモデルがいた。
「あの子たちならいい具合に暴走しそうですねえ。あれの実験体にもってこいです」
その眼が一瞬怪しく光ったことは誰も知らない・・・
銀匙町中心部 PM12時半
「はあ~おいしかったです」
「ミク姉は、ネギは何でもおいしいって言うじゃないか」
「そうそう。レンの言う通り」
「二人ともひどい」
そんな感じに三人は町中を散歩していた。が「うん?」そこで見たのは変な2メートルぐらいの白い人型猫が何かを探している光景だった。10匹ぐらいで。
「うわ、なんだあれ」
「いい予感はしないわね」
レンとリンは感想を漏らしたがその一体がこちら、というかミクをじっと見つめ
「な、なんですか?」
いきなりダッシュでこちらに向かってきた。…無言で。
「「なんだ―――!?」」
「キャ――――――!?」
三人は猛ダッシュで逃げる、というかミクが二人を置いてどんどん逃げる。リンとレンに追いつく猫もどきだったが、二人を追い越してミクを追いかけて行った。
「どうやらミク姉に用があるみたいだね」
「ってそんなこと言っている場合じゃないだろ。助けないと」
とかそんなことを二人が言っていると
「ここは私にまかせろ」
「「え?」」
紫の髪の上にパープルのベレー帽、ミクの服の水色が紫になった服を着た少女がいつの間にかそこにいた。
「たしか、ウタさんでしたっけ」
「ああ。正しくは唄音ウタな」
彼女の名は『唄音ウタ』といい、テトの親友で、同じくUTAUのエースである。ちなみに彼女はテトと違い、冷静でボケに全力で突っ込むタイプ。ウタは静かに呟いた。
「彼女(ミク)はやまとと間違えられて襲われている」
「え?やまとさんに何かあったんですか」
「少し仕事でしくじったみたいでな。今、彼女の持っている機密情報が入ったメモリが狙われているのだ。やまとは逃げているのだがそれをあの猫もどきが追いかけているみたいなんだ。一応テトにも連絡しておいた。やまとの方はモモが助けに向かっているから安心なのだが…」
そう言ってウタは逃げているミクを見た。
「この状況は想定外だった。はあ」
「助けてくださ~い!」
ウタがため息をつくとミクが泣きながら助けを求めてくる。
「そろそろ助けますか」
そう言ってウタは袖の中から棒状のものを取り出し変形させて、バズーカランチャーにした。それを見たリンの目が輝く。
「おお!」
「ミク姉に当てないでくださいね」
「私を信じろ」
ウタは猫もどきに狙いをつけてバズーカを打ち込んだ。その弾は正確に猫もどきを打ち抜いて爆散させたが、ミクも爆発に巻き込まれて吹っ飛んでしまった。
「「ミク姉~!?」」
「ふむ。普通に倒せたということは、あれはただの分身体か。だとしたら本体はどこに・・・?」
ベシッ!
「ひどいです!ウタさん」
「痛い。すまなかったミク」
吹っ飛んだミクはダッシュでウタのところに来てどこからか取り出したミク専用ネギで突っ込みを入れた。
「本当に気を付けてくださいね」
「はいはい。無事だからいいだろ。うん?」
ウタはポケットから携帯を取り出して誰かと連絡した。振動に反応しただけらしい。
「そう、モモの援護に・・・はい分かりました」ピッ
「すまないが、やまとと合流したモモの援護に向かわないといけなくなった。君たちはゲキド街に戻るといい」
「分かりました」
「じゃあな」
ウタはそのまま走ってビル街に向かって行った。
「俺達も戻ろうか」
「うん」「はい」
ミクたちは駅から電車に乗って戻ったが、その十分後銀匙町は大爆発した。全員が避難したので負傷者はいなかったとのことだ。
ゲキド街
「大丈夫かな。やまとさんやウタさん・・・あとテトさんも」
「あとってことはテトのこと全然心配してないだろ、リン」
「テトさんがキメラ?だからだよね」
「うん!(^o^)」
「(―_―)!!二人ともひどいな」
三人はそんな話をしながら駅前に停めていたロードローラーに乗ってボカロ荘に向かっていた。その途中で、愛用のエレキギターを持って青いオートバイ『ベースバイ』に乗って走っているカイトを見つけたので、ロードローラーを止めたリンは話しかける。
「カイ兄、どうしたの?」
「ああ、リンたちか。銀匙町が大変なことになっているから助けに行こうと思ってな」
「いや、たぶん心配いらないよ」
その通り。カイトの戦闘能力も高いが、UTAUのメンバーの実力は化け物級といっていいほど。巨大怪獣でも、1万人の兵隊でも勝てないくらい。勝てるのはせいぜい特殊能力を持った仮面ライダーや怪人か(ディケイドやカブト、ワームなど)幹部クラスの実力者ぐらい。はっきりいって無敵のチームなのだ。
「それが、電話でルコさんから恐竜みたいな巨大ロボをモモが町ごと砲撃で倒したんだけど、謎の赤髪のモデルがいきなり襲ってきてピンチだと聞いたんだ」
「「「ええ~!?」」」
なんと先ほどのリンの心配が的中したらしい。
「だったら私も行く」
「俺も」「私も」
「大丈夫だって。三人とも俺の実力知っているだろ。それに俺はあの赤髪のモデルと戦わないといけないんだ。ネルのためにも」
「「「え?」」」
「だから俺、行ってくるな」
そんなかっこいいセリフを言ったカイト。ミクたちは少し泣きそうになった。そしてカイトは乗っていたベースバイを発進させて銀匙町に向かった。ちなみに、このバイクとギターはUTAUがカイト専用に作ったものなので普通じゃない機能がついている。その機能の一つを使って空に浮かんだカイトは、そのまますごいスピードで飛んで行った。
銀匙町:中心部の公園
そこではUTAU最強のやまとが、ワインレッドと灰色のコートを着た赤い長髪の仮面の男と戦っていた。その後ろには塀にめり込んでいるウタの姿があった。
現在やまとは白黒のプロテクターと背中に飛行ユニットをつけた戦闘形態『大和式ミク9S』となって戦っている。だが相手の両手からの、軌道が曲がる赤い光線のせいで苦戦していた。
やまとはこのままじゃ分が悪いと接近戦を仕掛けようとするが、相手も身体能力は高いようで、不意を突かれてカウンターの拳をくらってしまった。こちらはダメージを相当受けのだが、相手はまだ一度もダメージを受けていない。ここまでやまとが押されているのには訳がある。
一時間ほど前、やまとはある組織の幹部であるモデル『ルシフェル』という男から機密情報の入ったメモリを取り返した。そしてその手下(さっきの猫もどきたち)から全速力で逃げたためにゲキド街に着くころはほとんどエネルギーを使い果たしてしまったのだ。
追いかけてきたルシフェル達は助けに来た桃音モモ、ウタ、そして空を飛んで駆けつけたテトのUTAU三人娘が街ごと撃退したのだが、やまととウタからモモとテトが離れたところにいきなり襲ってきた。完全に油断していたウタは最初の一撃で吹っ飛ばされてしまい、やむを得ず残り少ないエネルギーで9Sとなって戦っているのだ。しかもテトとモモは警察の特殊部隊っぽい集団に邪魔をされこちらに来られない。
そしてとうとう赤髪の光線がやまとに当たりそうになったその時
「いい加減にしろ、アカイト!」:
その声と共に小さな青い光弾が三発、赤髪に直撃した。やまとがその光弾が飛んできた方向を見てみると
「大丈夫でござるか?やまと殿」
「はい、大丈夫です。楽歩さん、カイトさん、ありがとうございます」
ベースバイに乗ったまま青と黒のエレキギター『ブルーソングギター』の先端をこちらに向けているカイトと、刀を構える楽歩の姿があった。それを見た赤髪は始めて喋った。
「ほう、刀の達人楽歩殿と先月私の邪魔をしたオリジナル君ですか。いやはや。まさかこんな援軍が来るとは…想定外でしたよ」
「うるさい!覚悟しろ」
「カイト殿から事情を聞いたでござる。お主だけは絶対に許さんでござるよ」
やまとがいったいどうしたのかと考えていると、赤髪はとんでもない一言を言い放った。
「ふん。何人ものモデルを襲撃したからといって大袈裟すぎやしませんか?」
「お主は黙っているでござる」
「いったいどういうことですか?」
やまとの質問にカイトは警戒しながら答える。
「あの『アカイト』こそ先月からの襲撃事件の犯人だ。そして一年前、ある少女の命を奪った男だ。ネルちゃんの目の前で・・親友を」
そう、モデルはプログラムなので不死身なのだが、プログラム自体が破壊されたときはインターネット上から存在が消える。つまり【死】ということになるのだ。
「あの裏切り者の感情の高まりでどうなるか知りたかったもんでねえ。まさかこの私をあそこまで追い詰めるとはね」
「アカイト!お前は俺の、いや【KAITO】の亜種の恥だ。お前は・・俺が倒す!」
「できますかねえ。オリジナル君。前は感情が高ぶったあの裏切り者との二対一でしたけど、今回はエネルギー切れのUTAUのトップと刀の達人楽歩殿との三対一ですか?」
「いや、彼女には休んでもらう。行くぞ楽歩!」
「おう。いざ、参る!」
「いいでしょう、どこからでもかかってきなさい」
カイトと楽歩、そしてアカイトはにらみ合いながら路地裏に移動した。
「はあっ!」
アカイトは両手の掌から曲がりくねった赤い光線を出す。カイトはそれをうまく避け、楽歩は刀で光線をはじきながら突っ込み、
「成敗!」
の叫びと共にアカイト目掛けて一刀両断に切り伏せる。
「遅いですね」
だがそれを避けたアカイトの赤い雷をまとった右腕をカウンターでくらってしまった。
「ぐはっ!?」
「楽歩っ!」
「はい、一人ダウン。どうします?オリジナル君」
「ならば」
カイトはBS(ブルーソング)ギターを鳴らし始める。よく見てみると弦を弾くごとに小さな青い球体が生成され先端部分にたまっていく。
「くらえ!SHOOT(シュート)」ギャイ~~~~ン!
一気に弾き鳴らした途端、先ほどより何十倍も大きくなった光球がアカイトに直撃した。
「殺ったか?」
カイトのセリフの字が間違っているが気にしないでおこう。だがアカイトはほぼ無傷で立っていた。
「今のは効きましたよ。ですが今回は別の用事でこの街に来たのでもう帰らなくては。さようなら、オリジナル君また会いましょう。では」
その声と共にアカイトの体が赤く光り輝き、一瞬後、姿を消した。同時にテト達の邪魔をしていた警察の特殊部隊っぽい集団もどこかに消えた。
「逃がしたか」
「すまない。不覚を取ったでござる」
カイトたちが悔しがっていると
「無事ですか皆さん」
「あいつはいったい何者なんだお」
気絶しているウタを担いだテトと、ピンクの髪に緑のベレー帽、緑が基調のメイド服を着た少女『桃音モモ』が、ふらふらしているやまとに肩を貸しながらやってきた。
「アカイトでしたっけ。今回はあの犯罪者に完敗ですね」
「それにしてもエネルギー切れだとはいえUTAUのエースが負けるとはね」
「とりあえずウタ殿とやまと殿の手当てをするでござる」
「そうだな、UTAU本部に連れて行こう」
「はい」
6人は無事だった…というか頑丈に作られていたUTAU本部のビルの救護室に向かった。
1時間後 ゲキド街
一足先にボカロ荘に帰ってきたミクたち。ミクとリンは新発売の3DS専用ソフト『ニュースーパーマ〇オブラザーズ2』で、レンは新発売のDSソフト『オール仮〇ライダー ライダージェネレーション2』でそれぞれ遊んでカイトの帰りを待っているところだ。
「ミク姉、悪いけどコインは私がもらうよ」
「そこでそのアイテムはずるい~」
「行け、フォーゼとメテオ!」
こんな風に楽しんでいるのは、カイトを信用しているからなのだが少しは心配してもいいんじゃね?
「ただいま~」
「「お帰り、カイト兄」」
「お帰りなさいカイトさん」
ゲームをしながら振り向いた三人。カイトはそれを見て呆れた。
「あのなあ。俺たちが必死で戦っていたというのに遊んでいたのかよ」
「まあまあ。それよりもどうだった?」
「犯人に逃げられた」
「探偵なのに?」
グサ!
カイトに100のダメージ!カイトは立ち直れなくなった!その言葉はカイトの心に深く突き刺さった。
「ううっ」
「あ、ごめんカイト兄」
「いいよ。それより僕は明日ケロリン町に行くから」
「分かりましたカイトさん」
「でもその前に休ませてくれ」Zzzz
ボーカロイド目線では今日こんなことが起きていた。では今日のUTAUは何をやっていたのだろう?第2話では今日のUTAUメンバー目線の話をお送りします。ちなみに今回の主人公は、前半はミク、後半はカイトでした。
次回、UTAU!VOCALOIDの事件簿は・・・
第2話『UTAUの実力と探偵カイトと骸音(かるね)Ca(シーエ)』
「少し豆知識。MMDWはゲキド街、銀匙町、なぎさ町、ケロリン町、ガレキ街の5つの町が存在する。ゲキド街はミクたちボカロが主に住んでいる、毎日事件が絶えない場所。銀匙町は我々UTAUと数多くのモデルが住んでいるビルが立ち並ぶ人工島だ。なぎさ町は海のそばにある港町。ボカロの亜種はほとんどがここに住んでいる。ケロリン町は一言で言うなら大人の町。昭和の下町に雰囲気が似ているな。私も休暇の時によく行く町だな。ガレキ街はゴロツキのモデルが多いところだ。私からの説明は以上だ」by唄音ウタ
カイト「あまりにもひどすぎて言葉も出ない。これ、いつのだ?」
放仮ご「前書きでも言っていたけど去年の四月。なんのも知らなかった頃。とりあえずニコ動とかでよくあったネタを盛ってみただけの作品」
ウタ「私も最初とは性格が微妙に違っているよな。というか、章の名前が「亞北ネルの因縁編」なのに…ネルちゃん、話にしか出てこないよな」
アカイト「ふふふ。作者もこの頃と比べると進歩しましたねェ。というかこれ、世に出していいのでしょうか?」
カイト「お前への制裁は後でするとして…俺もそう思うな。そうそう、このシリーズは「東方ウィザード」の数年後の話、輝いている俺のストーリーだっけ?」
放仮ご「ちなみに、こっちが最初なのであっちのはその後付けみたいな感じです。生きていてすみません。修正版ができたらまた投稿し直すので、ご了承ください」
全「では、次回もできればお楽しみください!少しはマシになっているので!」
カイト「じゃあアカイト、勝負の続きと行こうか」
アカイト「遠慮します」←テレポート
放仮ご「今夜か明日に東方ウィザードも投稿するのでそちらをまずお楽しみください。では、次会う時。アディオス!って、しまっ…ごふっ!?」←ジャンプ&着地失敗&顔面強打した