ナギ「で、大長編本編は?」
放仮ご「…キャラの変更とかで手間取っていまして…」
雑音「早くせんと、魂魄鳴女が出てくる話がまだ出せないぞ?」
放仮ご「分かってますよ!時間軸は前回から二ヶ月後、少し未来の話です!では、始まります!」
番外編Ⅲ 雑音ミクと黄金の鎧
フォーゼの世界:風都
「またイマジンか。こりないな。行くぞギバット」
「おう、黄金に輝け≪ガブリッ!≫」
黒髪ツインテールでツリ目の少女、「如月柳」ことナギは相棒の青と金のコウモリ「ギバット」に手の甲を噛ませ、現れた銀のベルトに装着する。
「変身!」
すると波紋に包まれ、ヴァンパイアを思わせる一部が蒼い黄金の鎧、罪人の様ないたるところに幾重に付けられた白銀の鎖『カテナ』、コウモリを思わせる銀色の複眼の仮面が特徴の仮面ライダーゴールドキバへと姿を変える。そして目の前のライオンイマジンを睨みつけて駆け出す。
「さあ、黄金の裁きを受けろ!」
MMDW:ガレキ街
「ふむ。今使える擬似スペルカードはこんなものか。カイトの持っている本物を見せてもらった方がよさそうだな…」
黒髪ツインテールで赤い目の少女、雑音ミクは数枚のカードを見てため息をつく。そして新聞を見ながらブラックのコーヒーを飲む。
「む?新型の『VOCALOID3』が開発されるのか。結月ゆかり、CUL、IA、MAYU。この4人が公式発表されたようだな。私と…姉さんが生まれて六、七年か。早いものだ」
雑音は立ち上がり、灰色のコートを身に着ける。
「どっかに行くか。暇だ」
≪ガブッ!ブラカ~ワニッ!≫
ブラカワニフォームに変身したゴールドキバはカメガードナーでライオンイマジンの攻撃を防御し、ワニレッグで蹴りを入れる。
「とどめだ!」
≪ウェイクアップ・ブラカワニ!≫
「うおぉおおおおおおおおっ!」
《ワーニングライド・キババージョン!》
そして必殺のスライディングを叩き込み、爆散させた。
「さて、帰るか」
「ああ、そうだな。帰って紅茶飲もうぜ」
変身を解いたナギはギバットと一緒にムラサキのヤカタに向かう。
「リナの相手はつまらん。カイトと決着でもつけに行くか」
ボロボロのリナを引きずった雑音は駅の方へと足を向かわせる。
「いや、そっちから挑んでその扱いはないでしょ。私もカイトと戦いたいなあ」
「うるさいリナ。だったらもう一度巨大ロボと戦わせてやろうか?」
「それマジ勘弁です、はい」
「じゃあ黙れ」
「分かった・・・」
チェンソーを持って手足をバタつかせるリナを黙らせ、雑音はさらに歩を進める。
「うん?このオーロラは…」
「確か士が言っていた世界をつなぐ架け橋だな」
「ということはこの先におもしろい世界があるのか?行くぞ!」
ナギは突然出現した銀色のオーロラに入り、ギバットも慌ててついて行く。
「む?なんだこれは」
「どうしたの?」
目の前に突然オーロラが現れ、雑音は立ち止まる。
「リナ、一ヶ月前のカイトたちが別世界に渡った事件は覚えているか?」
「ああ。そう言えばあの時もこんなオーロラが現れていたね」
「カイトによるとこれは別世界に繋がっているらしい。面白そうじゃないか」
「そ、そうですね…」
リナが雑音の言葉にうなずくと…
「到着っと!」
オーロラからナギが現れ、雑音とばっちり対面する。
「何者!?」ぽい
「ちょっ、なんで~!?」
「そっちこそ?」
≪ガブリッ!≫
雑音はリナを放り投げて石を拾い、ネギブレードに上書きして突きつけ、それを見たナギもギバットに右手の甲を噛ませてベルトを出現させる。
「せい!」
「おっと、変身!」
雑音の攻撃を宙返りで避け、ナギはゴールドキバに変身する。
「仮面ライダーか?」
「知っているのか?まあいい。いきなり攻撃してきたのだから、落とし前付けさせてもらう!」
≪ガブッ!タ~ジャ~・ドル~!≫
そのままタジャドルフォームに変身してクジャクウィングから羽手裏剣を放つ。
「なんの!」
雑音は地面に手を着けて壁に上書きし、羽手裏剣を防御する。だがゴールドキバはコンドルレッグで壁を粉砕して雑音に接近する。
「せいや!」
「ふん!」
そしてタジャスピナーとネギブレードがぶつかり火花を散らす。
「ならば、EXモード」
「ギバット、こっちも行くぞ!」
≪ガブッ!タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!≫
雑音はネギブレードを合体させ、タトバフォームになったゴールドキバはメダジャリバーで迎え撃つ。
「むっ、これならどうだ!」
雑音は瓦礫を拾い、サブマシンガンに上書きして反動がすごいはずのそれを片手で撃ちまくる。ゴールドキバはバック転でそれを避け、セルメダルを二枚メダジャリバーに装填し、ギバットに刀身を噛ませ魔皇力を注ぎ込む。
≪ダブル・スキャニングバイト!≫
「うおおお!ゴールデン・キバッシュ!」
そして金色の斬撃で空間ごとビル群を斬り倒す。しゃがんで避けた雑音はその光景に唖然とした。
「私の知る仮面ライダーでもここまでではなかったな。同じようなので相手してやるよ」
そう呟くと同時にマシンガンが漆黒のメダジャリバーへと変わり、雑音は刀身に手を添える。
「ふっ!」
「なっ!?」
雑音の早すぎる斬撃を何とか弾き返していくゴールドキバ。元々彼女は剣技が得意じゃない。なので押されまくっていた。
カキン!
とうとうゴールドキバのメダジャリバーは弾かれて宙を舞い、地面に突き刺さる。
「実力の差という奴だ。そして、これで終わりだ!」
「まだまだ!」
雑音の一刀両断を真剣白刃取りで受け止めるゴールドキバ。そのまま一本背負いの容量で投げ飛ばし、メダルをギバットに噛ませる。
「こいつで行くぞ!」
≪ガブッ!ラタラタ~・ラトラ~タ~!≫
そしてラトラーターフォームに変身してライオンディアスを放つ。その眩しさに雑音は一瞬怯み、ゴールドキバはその一瞬をついてチーターレッグで後ろに回り込む。
「今だ!」
≪ウェイクアップ・ラトラーター!≫
「うおぉおおおおおおおおっ!」
《ガッシュクロス・キババージョン!》
さらにウェイクアップフエッスルをギバットに浮かせ、三つの黄色いオーリングを出現させ、チーターレッグで加速して潜り抜けトラクローを交差して浴びせようとするが
「甘い!」
「ぬおっ!?」
雑音の背後に壁が出現して防御する。雑音は壁ごと斬り裂き、ゴールドキバに斬撃を浴びせる。
「どうした?まだ鏡音兄妹の方が強かったぞ?」
「鏡音兄妹?まさかリンとレンの事か?」
ゴールドキバの質問に攻撃の手が止まる雑音。
「知っているのか?」
「ああ。私があいつらのマスターだからな」
「…それは失礼した」
そしてメダジャリバーを地面に着き刺し、臨戦態勢を解く。
「なんのつもりだ?」
「お前は私の友のマスターのようだからな。それにやりすぎた。すまん」
「まあいいけどさ。いきなり現れた不審な奴に警戒するのは普通の事だし。・・・もしかしてここはMMDWか?」
変身を解きながらナギは雑音に尋ねる。
「ああ、そうだ。ここはMMDWに四つ存在する町の内の一つ、ガレキ街だ」
「…なんかすごく寂しいところだな」
「私たちは好きでここにいるから別にいい。それよりも、鏡音兄妹に会いに行くか?私もちょうど行くところだったしな」
「それはありがたい。あ、私の名前は如月柳だ。ナギと呼んでくれ」
「俺様はナギの相棒のギバット様だぜ~!」
「私は雑音ミク。お前に分かる様にいうと初音ミクのプロトタイプだ」
「なるほど。それで似ていたわけか。なぜか私とも似ているみたいだがな」
ナギは自分の髪型と雑音を交互に見ながら自嘲するように呟く。その時だった。カイトに似た男が現れたのは。
次回、ゴールドキバ最強フォームと雑音アペンド登場!
ナギ「私たち放課後仮面ライダーのごとく!のメンバーは何人かのVOCALOIDのマスターだ。ちなみに初音ミクのマスターは士だったりする」
雑音「私たち亜種はマスターはいないがな」
放仮ご「容姿を決めてから、あれ、この二人黒髪ツインテでツリ目じゃんと気づきました。ちなみに違いは、雑音の髪の量と、瞳の色(雑音は赤、ナギは緑)です」
ナギ「次回は、大長編よりも早く最強フォームが出てくるぞ?キバまでの夏の劇場版みたいに」
雑音「次回もお楽しみに!」