UTAU!VOCALOIDの事件簿   作:放仮ご百物語

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放仮ご「早くも…二話目投稿だぜい!」

雑音「またこんな時間に、か?」

ナギ「眠くないのか?」

放仮ご「ぶっちゃけ、全然眠くならないんだよ!だから暇つぶしに執筆して…朝寝坊する」

二人「馬鹿だろ」

放仮ご「それは自覚しているから言わないで!?まあいいや。大長編に登場予定の最強フォームと、今回だけの雑音強化形態が登場、楽しんでください!」


番外編Ⅳ 雑音ミクAppendと覇王の鎧

 

騒ぎを聞きつけたのか、カイトとそっくりな人物がビルの陰から現れた。

 

「お?お客さんか、雑音ミク」

「ちっ、最悪な奴に出会ったたなこれは」

「どういう意味だ?」

 

乱雑に切り揃えられた暗い金髪に、体中に巻かれたボロボロの緑の包帯、そして全てに絶望したようなハイライトがない瞳。

 

「雑音似の少女、初めてだな。俺は『災人』。そこの雑音ミクの知り合いさ。さあ、」

 

彼は右手を振り上げ雑音はナギに叫ぶ。

 

「ナギ、逃げろ!」

「え?」

「俺と同じ絶望を知れ」

 

その瞬間伸縮した包帯がナギの今までいた地面を抉る。獲物をとり逃した包帯は縮み災人の右手に戻る。

 

「おい、邪魔するんじゃねえよ…雑音」

「残念だがこいつを我が友人に会わす前に殺されちゃたまらんからな。邪魔させてもらうぞ」

「どういうことだ?あいつは一体なんだ!」

 

ナギの質問に、緊張感もなく欠伸をする災人を睨みつけながら説明する雑音。

 

「奴は私と同じデスボーカロイドだがやばい。何がって思考がやばい」

「思考?」

「奴の思考は破壊衝動に塗れている。自分が気に入らない物は全て壊す。そんな狂気に満ちているんだ。私たちと違って根っから壊れているんだよ。ナギ、手伝え。こいつをぶっ飛ばして鏡音兄妹の所に行く。残念ながら奴は通させてくれないみたいだからな」

 

「…しょうがないか。ギバット、いきなり【アレ】行くぞ」

「おっしゃいくぜ?裁きの時間だ≪ガブリッ!≫」

 

七つのコンボメダルを一つに融合させたナギは、ギバットに手甲を噛ませて頬にステンドガラスのような文様を浮かばせる。

 

「変身!」

そしてギバットをベルトに取り付けてゴールドキバに変身すると同時に融合させたコンボメダルを噛み砕かせる。

 

「失礼だが・・・私と踊ってもらうぞ」

 

≪ガブリッ!タジャドル!ラトラーター!ガタキリバ!サゴーゾ!シャウタ!プトティラ!ブラカワニ!≫

 

ゴールドキバは七色の光に包まれ、体中にある全てのカテナを解放する。ギバットはいつにもなくハイテンションだ。

 

≪ハ・オ・ウ!ダゼカイザァアアアアアアアアアアアアアアッ!≫

 

虹色の複眼、装甲は全て黄金で、頭部がタジャドル(鳥系)とプトティラ(恐竜系)を合わせた物に、肩はシャウタ(水棲系)、腕はラトラーター(猫科系)とサゴーゾ(大型動物系)を合わせた物に、足はガタキリバ(昆虫系)とブラカワニ(爬虫類系)を合わせた物に、胴体は青いコウモリの翼を模した装甲が付けられ、背中に蒼いマントを携えている。

 

まさに全ての生物の頂点に君臨する覇王とも言うべきオーラを放つその姿の名は『仮面ライダーゴールドキバ カイザーフォーム』。彼女は右の親指を下に向けてバッドサインを作り、言い放つ。

 

「さあ、覇王の裁きだ。ありがたく受けろ」

「なるほど。それがお前の切札か。なら私はこれだな」

 

雑音は両手をクロスさて顔の前に移動させ、一気に振り下ろす。

 

「AppendSystem・Install」

 

すると雑音の姿が書き換えられるように初音ミク・Appendにそっくりだがカラーリングが赤が掛かった黒と灰色な近未来的な姿に変わる。そしてネギブレードを持って災人に向ける。

 

「行くぞ、ナギ」

「ああ、雑音」

「良いぜ、こい」

 

災人は幾重にも包帯を放ち、二人を攻撃する。

 

「せい!」

「ふん!」

 

だがゴールドキバのトラクローと雑音のネギブレードで斬り裂かれ、ただの紙くずと化す。

 

≪ラトラーター(高速移動)!タジャドル(斬撃爪)!≫

 

ゴールドキバは一瞬で・・・いや一瞬ではない。眼で捉えられないくらい高速で走って災人の目の前に移動しコンドルレッグで連続蹴りを浴びせ

 

「このぉ!」

 

≪ブラカワニ(鉄壁防御)!ガタキリバ(二刀流)!≫

 

災人の反撃をカメガードナーで防御してカマキリブレードで叩っ斬る。

 

「はあっ!」

 

雑音はネギブレードを地面に着き刺して巨大な腕を上書きし、災人をぶん殴る。

 

≪Append・power≫

 

そして腰に追加されたベルトを操作すると電子音が鳴り響き、地面を殴り大きく揺らして災人の足元をすくう。

 

「決めるぞ!」

「ああ!」

 

その隙をついて雑音はベルトを操作し、ゴールドキバはウェイクアップフエッスルを取り出してギバットに長く吹かせる。

 

「≪ウェイクアップ・フェスティバル!≫お祭りの本番だぜ~!」

 

するとマントが翼に変化し、七色に光り輝く。同時に七つの紋章がゴールドキバから離れ、両足と融合して七色の牙『カイザーファング』を作り出す。

 

「させてたまるか!」

 

災人は先程よりも多く包帯を放って止めようとするが

 

「はっ」

 

ゴールドキバは飛び上がり、災人に向かって急降下する。

 

「カイザームーンブレイク!」

 

そして両足蹴りを叩き込んでカイザーファングが二本同時に災人に突き刺さり、コンボメダルの魔皇力を注入する。

 

「そう来なくちゃな~楽しみが無いぜ!お前も俺が壊してやるよ」

「そいつはごめんだな」

 

ゴールドキバはバック転で地面に着地すると、災人は重傷を負い吐血しながらも笑う。だが忘れていた。相手は二人いたのを。

 

「災人!お前との因縁、ここで断ち切らせてもらう!」

≪Append・Final≫

 

その手に持ったネギブレードにドリル状のエネルギーを纏わせた雑音は振りかざし、災人に向けて渾身の力で投げつける。

 

「貫けぇ!【ミクミクにしてやんよ!】」

「ぐふっ」

 

災人は派手に吐血するが、体に突き刺さったネギブレードを引き抜きながら満足したように笑った。

 

「じゃあ、あばよ」

 

そして力尽き、掠れるように消滅した。あまりにも不自然に。

 

 

次回、アイツが!?ゴールドキバ、禁忌の形態へ!?




放仮ご「どうだ!キバのエンペラーフォームとは対になるように思案したゴールドキバの最強形態、カイザーフォームは!」

ナギ「キバが金と赤なのに対し、ゴールドキバは金と青。戦闘スタイルも特殊能力重視。本来の姿なのに対してこちらは強制的に重ね合わせた形態。確かに対になっているな」

雑音「私のAppendは?」

放仮ご「まだ出てこないミクAppendと対照的にしているが、実際はカイトV3と似た概要になっている。能力は本物のAppendを元にしています!」

ナギ「にしても私…全てのコンボの力を同時に開放できるとか、チート以外の何物でもないだろ?」

雑音「まあそれは、作者が盛り上げさせるためにしたことで…ま、いいか。次回もお楽しみにな!」
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