カイト「まったく。執筆があまり進まないからって現実逃避に体験版するってどうよ?」
ウタ「必ず夜には投稿するみたいだがな」
放仮ご「youtubeも回線が復活したから見ていたら…ここまで使いやすかったか?検索しにくいが」
カイト「知らん。ところで今回の話は作者がyoutubeで初めて見た動画「【第6回MMD杯本選】 感染~Epidemic~ 」が元ネタなんだよな?」
放仮ご「これ見たからMMDにもはまったし、カイトが好きになりました」
ウタ「まあいい、今回はカイト君が絶体絶命!?残酷な描写があるので気を付けてくれ!」
ゲキド街
「なんだ?空が赤いだと・・・」
「これは外部からデータを書き換えられているようだな。私と似たような力を感じる」
ベースバイから降りたいつも青い空が赤く染まっている光景を目の当たりにして嫌な予感を覚える。
ドカーン!
その時ビルの最上階が爆発し、ウタが落ちていく様子をカイトは見た。
「ウタ!」
カイトは走り、ウタが地面に激突する寸前でなんとか受け止める。
「大丈夫か、ウタ」
カイトの呼びかけにウタは目を開ける。
「カイト君か…アイツら、半端なく強い。怪我をさせないように手加減して戦っていたらこの様だ・・・」
「もういい、お前は休んでいろ」
「ああ、分かった・・・」
ウタを安全な (だと思われる)場所に寝かせたカイトは殺気に気付き、取り出したマグナムをその方向に向ける。そこには
「レン・・・なのか?」
髪と皮膚が漆黒に染まり、服がオレンジと黒になった物になり、顔には表情が無く、代わりに拳ほどの紫色の人魂の様な一つの眼を浮かばせた姿になった鏡音レンがいた。
「グウウウ・・・」
手すりに乗った黒レンともいうべきそいつは、ジャンプして拳をカイトが今の今までいた場所に叩き込んでクレーターを作る。カイトは寸前でジャンプし、バック転で退避すると瓦礫が飛んできて思わずキャッチし、同じように退避した雑音に叫ぶ。
「危なかった・・・雑音、さっきのビルに迎え!そこにもう一人いるはずだ」
「別にいいがお前はどうする?」
「レンを止める!」
「そうか、分かった。無茶はするなよ。お前を倒すのは私だ」
「当り前だ!」
雑音がさっき爆発したビルの方に走り去ると同時に、
ドゴォン!
「な?」
クレーターから黒レンが飛び出し、カイトは瓦礫を持った手で防御する。その威力に瓦礫は崩れ落ち、黒レンの掌がカイトの手と接触する。
「レン!?」
その時、カイトは苦しみながらも抑えようとするレンを見た。そして黒レンはカイトを蹴り飛ばし、空中で体勢を立て直すカイトの顔面に容赦なくオレンジ色の火球を作り出した右手に叩き込む。
「ぐっ・・・レン・・・!」
「グガアアアアアアアッ!」
カイトは紙一重でそれを避けるが黒レンは落下するカイトの腹部に火球を炸裂させる。
「ぐあっ」
地面に激突したカイトは起き上がり、アイスバーで受け止めていた火球を弾く。
「これが無ければやばかった。こい!」
次々と放たれる火球をアイスバーで全て弾いていくと黒レンが苦しみ始める。
「うん?」
「ガアアアアアアアッ!?」
そして頭を押さえ、黒レンとレンの姿を点滅するように繰り返し、分離できそうになる。レンが頑張っていることに気づいたカイトは叫ぶ。
「レン!そんなウイルスなんかに負けるな!」
「ガアアッ!」
だがレンの頑張りもむなしく元に戻った黒レンは紫色の瞳をオレンジ色に光らせ、カイトは再度構える。
「くっ、駄目か」
その時だ。最上階が爆発した別のビルからテトが落ちてきたのは。
「テト!」
カイトは走り、黒レンは自らの体ほどはある火球を二つ生成し、一つを疾走するカイトに放つ。炸裂するギリギリ前に跳躍し、テトを担いで着地するカイト。
「テト、ここで休んでいてくれ」
道路の脇に寝かせ、アイスバーを目の前に掲げる。
「ICE(アイス)・Sword(ソード)!」
そして放たれた二つ目の火球を真っ二つに斬り裂いた。その瞬間
「キャハハハ!」
「リン!?」
テトが落下してきたビルから全身不気味な青に変化し、服がピンクとオレンジになった物になり、リボンがベージュに、そして顔はレンと同じように表情が無く、代わりに何かのマークを浮かばせた鏡音リンが落ちてきてカイトの目の前に着地する。
「キャハハハ!」
「ぐあっ」
そのまま回し蹴りを叩き込み、吹き飛ぶカイトに追いついて足技を連続で浴びせる黒リン。そしてどこからか飛んできた刃物のようなリングを掴み、カイトの頭部を襲いそのまま叩きつける。
とっさにカイトは避けるがいきなり上空から飛来した何者かに
「斬ル!KILL!」
アイスバーを持った右腕ごと切断された。
「ぐああああっ!?」
それは髪がダークグリーンに染まり、服が漆黒に染まった物になり、右腕がカラスの翼のように変化して、背後に二つの金色の輪を浮かばせた初音ミクだった。
「O・HA・NA・SHI、シヨウ?」
開かれた瞳は漆黒に染まって生気を宿していない。
「ミクなのか…?」
黒ミクの右側に黒レンが、左側には大きいリングと小さなリングを体に纏わせた黒リンが。そして右腕は切断された。その絶望的な状況にカイトは呟く。
「こいつはやばい…」
その瞬間三人は飛び出し
「グガアッ!」
まず黒レンが腹部に蹴りを浴びせ
「キャハハハ!」
続けて黒リンがドロップキックを叩き込んでカイトを吹き飛ばす。
「グガアッ!」
宙に浮かぶカイトに黒レンは肘を入れ、そのまま回転に乗せて投げ飛ばした。
「うわああああ!」
ガソリンスタンドの屋根に激突したカイトは驚愕する。
「キャハハハ!」
下から黒リンがリングを纏ってその掌でガソリンスタンドの屋根を突き破って突っ込んできたからだ。顔面を掴まれ、空中に投げ出されたカイトは高速で飛んできた黒ミクを見て、黒リンの拘束を何とか解く。だが時すでに遅し。
「死ンデ?」
黒ミクの翼がカイトの腹部を突き刺し、貫通する。
「があっ!」
カイトは苦悶する中ミクが驚き、口を押える光景が目に入る。
「ミク・・・」
どうやら接触すればその意思が見えるらしい。
「くっ!このままでは・・・みんなが…」
そして黒ミクは翼を腹部から引き抜き、カイトは落下する。カイトは何とか着地して石垣にもたれ掛るが黒ミクがそこまで迫っていた。
「万事休すか…」
カイトはそこで力尽きた。
その頃雑音は服と髪が黒くなった咲音メイコと戦っていた。
「なるほど。こいつが相手なら唄音ウタが倒された理由もわかる。怒らせると一番怖い奴らしいからな」
ドゴン!
「オサケ~!」
黒メイコの拳が雑音のいた場所に炸裂し、ビルを揺らす。
「サケヨコセ~!」
「残念だが酒はない!」
ゴキャン!
またメイコが突っ込みとっさに近くにあった瓦礫を金属バットに上書きして殴りとばす雑音。頭から壁に突っ込み、崩れ落ちる黒メイコを担ぎ、雑音はため息をつく。
「探偵の方は大丈夫か・・・?殺されていたら承知しないからな、始音カイト」
するとカイトの周りに光の柱が発生し、とどめを刺そうとした黒ミクを吹き飛ばす。光が収まり現れたのは
「遅れました。すみません、カイトさん」
「ネル・・・?」
左手にディスクを持った亞北ネルだった。
「ここからは私に任せてください」
そして突っ込んできた黒ミクの翼を右手で掴んで上空に投げ飛ばす。
「キカナイヨ~!」
黒ミクは翼を広げて空中で止まるが跳躍したネルにディスクを叩きつけられる。黒ミクはそれを避け、続けて飛んできた蹴りも受け流し、左の掌に緑色の光球を生成し、ネルをゼロ距離で狙う。
「はっ」
気付いたネルが体を捻ると同時に光線が発射される。ネルが体制を崩したところに翼を叩き込む黒ミク。ネルはザザザー!と滑りながらも踏ん張り、ディスクを右手に持ち替えてから左手で携帯を取り出してΦモードを入力し、サイドテールを読み取らせ硬質化する。
「クラエ!」
黒ミクは地面に降り立ち左の掌からビームを連続で発射する。ネルはそれを避けながら黒ミクに接近してサイドテールが道路を引きずって火花を散らし
「ネルDRIVE(ドライブ)!」
黒ミクの翼と何度もぶつけ合い、一旦後退する。黒ミクはまた宙に浮かびあがり、翼にエネルギーを溜める。そして黒ミクに集中していたせいでネルは気付いていなかった。
「キャハハハ!」
背後でリングを振り上げる黒リンに。
「なっ!?」
ネルは驚愕し、ダメージを覚悟した。
その時閉じていたカイトの目が開き
「はぁああああああっ!」
ネルの後ろに回り込んで横蹴りで黒リンを蹴り飛ばす。
「キャハハハ!」
黒リンは受け身をとって今度はカイトを狙うが
「せい!」
カイトの上段突きをもろにくらって弾き飛ばされる。
「ウガア!」
その上空から黒レンが炎を纏った右手で奇襲を仕掛けようとするが
「はあっ!」
ネルの下からの飛び蹴りが炸裂し黒リンと同じように弾き飛ばされた。
「キャハハハ!」
「ウガア!」
黒リンはリングを、黒レンは火球を弾き飛ばされながらも放つ。
「ネル!」
「カイトさん!」
ネルとカイトは場所を入れ替わる。そしてネルはサイドテールでリングを地面に叩きつけ、カイトは懐から取り出したスイカバーで火球をエネルギー充填中の黒ミクに向けて弾き飛ばす。
「エ?」
黒ミクは吹き飛ばされながらも耐えきり、火球を弾いた。
「これで決める!ネルDRIVE(ドライブ)・Accelerator(アクセル)!」
そして加速したネルはサイドテールを黒ミクの翼とぶつかり合う。大爆発が起こり、勝ったのはミクだった。
「ネル!?」
「私よりこれを・・・」
飛ばされてきたネルからディスクを受け取ったカイトは走る。
「キャハハハ!」
「ウガア!」
それを邪魔しようと黒リンと黒レンが並んで飛んでくるが
「(それ以上・・・)キャハ?」
「(やらせるか!)ウガ?」
一瞬リンとレンに戻り、自らの体をもう片方にぶつけて自分から弾き飛ばされカイトに道を譲る。
「ありがとうリン、レン。ミク―――――――――ッ!」
カイトは跳躍し、ディスクで黒ミクの体に一閃・・・組み込む。すると巨大な光の柱が発生し、黒ミク、黒レン、黒リン、黒メイコを包み込む。そして元に戻って落下するミクを、ガシッ!カイトがしっかり片手でキャッチし着地する。
「今日は空から女の子がいっぱい降ってくるな」
カイトがそう呟くとミクは目を覚まし
「カイトさーん!」
「うわっ」
カイトに抱き着いた。
「熱いな、探偵」
「そうね。全く」
「雑音がなんでいるのかが気になるが・・・まあいいか」
「私もカイト兄に抱き着く~!」
「やめとけリン。もうカイト兄の体が持たない」
「そうですね。右腕は切断されているし、腹部は貫かれていますからね」
「少しならいいんじゃない?」
その光景を雑音、メイコ、ウタ、リン、レン、ネル、テトが眺めるのだった。
次回、事の元凶が!?敵組織の影…
カイト「ここまでダメージを受けたのは初めてだった」←その状態
ウタ「無理に動くな。データが飛んで死ぬぞ?」
雑音「私の相手はただの酔っ払いか。普通に勝てたぞ」
放仮ご「そりゃ、メイコさんは感染して逆に戦闘力が下がっているからね。パワーは上がっていたけど。さて、今日の午後に投稿予定だった大長編のゲスト設定なのだが…前書きにも書いた理由であと少し書けていない!」
ウタ「宣言しといてそれはどうよ?」
カイト「まったくだ。本編は?」
放仮ご「一章はほぼ完成だ!」
雑音「それでゲストの皆様のは書けてないと…失礼にもほどがあるな」
放仮ご「そこは全力で謝りたい!今週中には書き終わらせて見せるので、お待ちを。明日も当番だ。はぁ。夏休みぐらいゆっくり執筆したいよ」
カイト「とりあえず…感想待っています!」