東方魂魄恋愛談   作:魂夢

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こんにちは魂夢です。そろそろ東方キャラをじゃんじゃん出していきたい
あと、本当に!本当に!投稿遅くなって申し訳ありません!m(_ _)m

流楠君の立ち絵を友達に書いてもらいました!
ご協力ありがとうございます!

【挿絵表示】



第16話 友情

俺は白玉楼、と言うより冥界から落ちていく

風をきる音が心地いい

 

でも、もう少し生きていたかったな

なんて思ってしまう

生きていても良いことなんてないのに

 

曇った雲は、俺の死を演出しているようだった

 

思えば長い人生だったな

生まれてから良いことなんて数えるほどしかなかった

でも幻想郷(ここ)に来てからは良い事が多かった

 

もうすぐ地面だ

 

元の世界そして幻想郷に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さようなら(・・・・・)

 

・幽々子視点

 

妖夢が言っていたことによれば

落下死なはず

だとしたら死体があるはずなのだけれど

 

「妖夢、流楠の死体がないのだけれど」

「えっ!」

 

光の無かった妖夢の目に光が戻る

妖夢はすごいスピードで地上に降りて行った

 

〜地上〜

 

地上の野原に人の形の跡が残っていた

しかし、そこには血痕があるだけで、流楠の死体は無かった

 

つまり、流楠の死体は移動している

流楠は生きているか、誰かが持って行ったはずだ

その事は妖夢も気づいているだろう

 

「幽々子様、永遠亭に行きましょう」

 

永遠亭?確かにあそこには、治療ができる

ここまで血が出ているなら、私も永遠亭に連れていくだろう

 

「そうね妖夢、行きましょう」

 

私達は、永遠亭に向かった

 

・流楠視点

 

あれ?俺は生きている?

しかも丁寧に和風な部屋の布団で寝ている

 

とりあえず身を起こす

 

「痛っ」

 

背中が痛い

当たり前だ、あの高さを背中から落ちたのだから

 

ガラガラ

 

襖が開き、人が入ってくる

 

「あら?もう起きたの?」

 

長い銀髪を三つ編み?にしてる

ナース帽をかぶって、左右で色の分かれる特殊な配色の服を着ている

 

「あ、あなたは?」

「私は永琳、八意永琳よ。普通に永琳って呼んで」

 

八意永琳?

聞いた事がない名前だ

有名なのだろうか?

 

「あなたは.....流楠君よね?」

「あ、はい。石円流楠です」

 

文々。新聞を読んでいたのか、戦いを見ていたか

どっちか知らないが、まぁそんなとこだろう

 

「ちょっと背中見せてくれない?背中にすごい傷ができていたから」

 

俺は背中を見せた

すると永琳は少し驚いたような顔をした

 

「あれ?傷がふさがっているわ?」

「え?」

 

手探りで背中を触ると傷一つなかった

考えてみると、背中の痛みも消えていた

 

「ちょっと待っててね、違う薬待ってくるから」

「あっ待って」

 

永琳はクルッとこちらに向くと、はてなマークを浮かべている

 

「なんで助けてくれるの?俺はこの前の戦いで役に立たなかったのに」

「役に立とうが、立たなろうが、助けるわよ」

 

永琳はそのまま部屋を出て行った

珍しいタイプの人なのか?

佑と同じような

 

役に立たなかったから治療を受けるのはダメだな

 

ずっとここにいて治療を受けるのも迷惑だしこっそり抜け出すことにした

 

・妖夢視点

 

私達はもう永遠亭に到着した

 

「ごめんください!」

「はーい」

 

永琳が出てきたが、手には薬を持っている

 

「流楠君います?」

「あっ流楠君なら治療室にいますよ」

 

私達は治療室に行った

 

 

 

治療室には流楠君の姿は無く、やはり血痕があるだけだった

 

「あれ?流楠君がいないわ、さっきまでいたのに」

「あっ!」

 

血の足跡が妖怪の山まで続いていた

なぜ妖怪の山に行ったのかはわからない

 

「幽々子様!行きますよ!」

「あっ妖夢待って〜」

 

私達は走って妖怪の山に向かった

 

・流楠視点

 

成り行きで妖怪の山に登ったのは良いものの

疲れるなぁ

でもまぁ、山の頂上で自殺もいいものかな

 

 

 

「ギェーーーー」

「うぇ!?」

 

びっくりした!

なんか蜘蛛みたいな妖怪が来た

撃退したいが、生憎、幻光刀を持っていない

とりあえず、幻力で吹き飛ばす

地面に激突した影響で気絶したみたいだ

 

歩いていると気づく

 

風に揺られて鳴る草の音が俺の心を浄化しているようだ

こんな世界にもっと早く気付けば、俺はもっと友達がいたかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空を見上げていた

バサァ

なんかお腹が暖かい、目をお腹に向ける

 

なんと、妖夢が抱きついていた

妖夢の目には涙がうっすらと浮かんでいた

 

「心配したんですから」

「なんでこんなところまで、追いかけてくれたの?」

「私は....流楠...君..に.....死んでほしく.....ない..から...」

 

声が震えている

泣きながら言ってくれたことに俺はバカだなとつくづく後悔した

 

俺は顔を上げた

そこには霊夢や魔理沙や西井がいた

 

「なんで?なんで来てくれたの?」

「私達だって、あんたのこと心配してたんだからね!」

「みんな...」

 

俺は気づいた

俺は佑がいくら役ただずでも、ずっと親友だっただろう

これも同じ事だ

俺がいくら役ただずでも、みんな、俺のことを友達だと思っててくれてたんだ

 

「ごめん...俺が...俺が...間違ってた」

「いいんです、私も悪かっ!?」

 

妖夢は目を見開き、バタッと倒れる

あたりがすっと静かになる

 

「あははははは。感動が一瞬で悲劇に変わる。その顔がたまんね〜ぜ」

「おま...え」

 

みんなが俺を見る

すごい殺気が出ているのが俺でもわかる

 

「あはは...」

「ぐぇぇ!」

「くっ!最終兵器の俺が!」

 

俺は男の顔をぶん殴る

そのまま力を込めて胸を殴った

 

男の胸にパックリと穴が空き

黒い血が吹き出てくる

男が膝から崩れ落ちる

 

「あ...あ...」

「殺ってしまった」

 

西井が俺に駆け寄る

 

「大丈夫だ、あれは偽物だ。負の感情の具現化に過ぎない」

「人は死んでいない」

 

人を殺したより、そんな残酷なことなってしまった俺に絶望しているのだ

 

「俺はいつからこんな残酷に」

「だ、大丈夫だ!あんな奴死んで当然だ!」

 

だよな、俺は大丈夫だよな

安心しろ、戸惑うな。前まで戦えなくて悩んでたじゃないか

 

「う、うぅ」

「あっ妖夢!大丈夫?」

「えぇ、大丈夫です」

「流楠君、死なないでくださいよ」

「ああ、死なないよ」

 

ふと見上げた空、どこまでも続く晴れたての空に、俺はみとれていた




最近の投稿遅い代わりに、文字数が多くなってる気がする
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