東方魂魄恋愛談   作:魂夢

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こんにちは、魂夢です。遅れました!すいません!あと、実はソウルコアの時みたいな伏線を張っていたり...


第55話 狂VS魔理沙

本日の博麗神社での会議...と言ってもただ集まっただけである

 

一応魔理沙が手紙を持っていると言ったが、それ以上は何も話してくれない

 

当然だ、彼女にとって一番の親友が瀕死の状態なのだから、俺でもきっとそうなる

俺なら狂を...殺せるだろうか...仇を討てるだろうか。いやでも、約束を破る訳にはいかない

 

あの夜、神楽が瀕死になった夜、彼女は俺の家にやってきていた

自分が死ぬ前に言っておきたいことがあると

 

『時雨を殺さないで』

 

俺の目を見ながら、神楽はそう求めてきた

今で一緒に戦ってきた戦友に、こんなことを言われて、いやだと言え無かった。だから、殺せない

 

......わかってる。きっとこれは言い訳なんだろう、わかってる、知っている

自分に狂を殺せない、能力的に殺せるかわからない、殺す覚悟がない。それに対する言い訳なんだろう

 

「妖夢、もう帰ろうか。それぞれ、やることがあるはずだ」

「...はい、そうですね」

 

妖夢はゆっくり立ち上がり、先頭を歩く俺に続いて博麗神社を後にする

 

俺は多分、いや、きっと逃げたんだろう

魔理沙の気持ちを和らげることもできず、かといって仇を討ってあげることすらも出来ない自分を感じるのがいやで逃げたのだ

俺は情けないくそ野郎だと、今更ながら思った

 

・魔理沙視点

 

昔、パチュリーから借パクした本に書いてあった魔法

それは異次元の自分の力を借りるいう禁忌の魔法

 

大量にある異次元の一番強い自分の力を借りるというこの魔法は、使った代償として、魔法を解除した瞬間身体が大変なことになる

生命力が低下し、内臓がぐちゃぐちゃになり、鬱になるという。

内臓ぐちゃぐちゃなのに生命力が低いとか死ぬと思う。けど、霊夢の仇を打つんだ

 

「我、霧雨魔理沙の名において、汝の力を借りる。汝の名は霧雨魔理沙、その血、その肉、その骨、全てにおいて我と同等なり。等しい力を我によこしたまえ!」

 

地面にオレンジ色の魔方陣が展開、床から風が吹き出て、魔方陣が消える

これだけで、私は力とその使い方を身に付けた

その直後、真横に立っている木の枝に佇む狂が言葉を投げかけてきた

 

「魔法で勝とうなんてだらしないね」

「だらしなくないぜ、魔法も立派な戦術だ」

 

ここからが本番だ

ここまで来てしまえば...もう恐れるものは何もない

 

「お前のその余裕顔ひねりつぶしてやるぜ!」

 

私は立ち乗りした箒を操り狂に接近、接近する間に魔方陣が発動した両手の平を合わせ、そして手を離す

すると左手に魔法でできたオレンジ色の鞭のような物を、狂に叩きつける

 

狂はそれを短刀ではじき、大きく飛翔、下を通り抜けようとした箒に乗るって来る

 

「私がここで食い止めなければ、お前は全てを破壊するつもりだ。だが、この私がさせはしない。私の目的はただひとつ、お前を殺すことだ。さあ、お前の本気を見せてみろ」

 

私の箒の上、綱渡りのような体制で狂が短刀を手の平に現れたオレンジ色の魔方陣の盾で弾く

 

覚悟しろ、私の全てをお前にぶつけてくれる

 

胸の中でそう呟くと、狂の短刀を上に弾き、その隙に足払いを仕掛けて箒から落とす

 

「お前のその希望その理想、私が踏みにじってやるぜ。復讐することでな」

「お喋り野郎は嫌いだよ」

 

狂は焦っているのを隠そうてしているのか、土を落としながらそう言った

私も箒から降りて、箒を手に持つ

 

刀のように箒を持ち、狂と対峙する

 

「自分のその「罪」に 身体を喰われればいい。私はお前に勝つ!!」

「勝てないよ、その状態は自分の命を削って出せる全力でしょ?そんなんじゃ僕には勝てないよ」

 

私は不敵に口を歪め、駆ける

狂の短刀と私の箒が金属音を上げ、打ち付け合う

 

私が覆い被さるように体重をかけ、狂を押す、私は敢えて体重をかけないようにすると、狂は逆に私に覆い被さるように体重をかけた

 

私がニヤリと笑うのがわかった

私は箒から手を離し、半歩程横に動く

狂は顔からずっ転けたときのように前に傾き始めた

狂の胸に膝蹴りを決め、4メートル程浮かすと、私は手を振り上げ、そして...下ろす

 

うつ伏せのままダンゴムシのように丸まった狂を、ぐちゃりと箒が突き刺した

狂の身体は箒の半ば程で止まり、箒が地面に刺さった

 

∩のような体制で血を滴らせる狂

 

「もし何かがここで違ったなら、この運命も変えられたのか?平和な幻想郷で皆と共に...」

 

いや考えるのはもう止めよう

 

この「悲しみ」も この「後悔」も、今狂が死んだ事で幕を閉じた

 

「うっ...」

 

私は後ろに倒れ、空を見上げた

しわ寄せが来たんだ、私がここで倒れていたら誰が永遠亭に運んでくれるだろうか...

 

「フ、フフフッ。アッハハハ!」

 

狂の声が響く

 

「どうした、死にかけで気でも狂ったか」

「僕を殺してこのざまとは、笑わせてくれるね!因みに僕は死なないよ、残念だったね」

 

やっぱり狂ったんだろう、口から血が吹き出てくる

意識が遠くなる、腹が熱くなる

霊夢、仇は討ったぞ...

私は意識を闇に手放した

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