・霊夢視点
雷の音で目が覚めた。
私はベッドから上半身を起こそうとしたが、背中に激痛が走ったので、諦めた。
狂に背中を斬られていたのを忘れていた。
横を見ると、魔理沙が外の世界の機械に繋がれている。それほど重症なのだろうか。
この永遠亭も凄く変わった。
西井とにとりによって外の世界の機器が一部施設に導入されたのだ
一応、一般の家庭には機械が導入されていない
機械が普及すると、博麗大結界、つまり常識と非常識の関係がぶっ壊れる可能性があり、非常に危険...
もし機械が普及したらどうなるかというと、博麗大結界がぶっ壊れる。
もしくは常識と非常識の関係を修正しようとした結界が、結界内の全機械とその記憶を失う。
すなわち西井が死ぬ。
そんなことを考えていると、観音開きの扉が勢いよく開けられた
扉から現れたのは、妖夢。全身傷だらけで、大きく風穴が開けられていた
動くベッドみたいな物に横たわっている妖夢は私の目の前を通って、そのまま手術室に直行した
その時、私の脳裏にとある言葉が浮かんだ
聖なる心枯れ果てし時、究極の闇を操りし戦士、雷の如く出で、幻想郷は闇に葬られん
雷の如く...ね
やっぱり予言は流楠についてだったか...
予言の通りならば、流楠は..闇の波動に...呑まれてしまったの...?
闇の波動を制御できなくなってしまって...幻想郷を滅ぼしてしまうのか...?
「いったたたたたたたたたた」
隣で声が聞こえた
私は魔理沙とは反対の隣にいた、神楽に目を向けた
彼女は上半身を起こして、ベッドかは降りようとしている
なぜそんなことをしなければいけないのだろう、彼女はまだ絶対安静にしていなければいけないはず
「どこにいくの?」
私は尋ねた
「感じるでしょ、闇の波動を...あいつは時雨を殺す気だ...私の約束を破って...」
神楽の目には、若干の戸惑いが見てとれる
もうどうしようもないのはわかっているのだろう。それでも...と...
今までたくさんの異変を解決してきた私は...ただ、平和ボケのような考え方だと、バカにしそうになった
もうそろそろ、心を鬼にして、狂を殺すべきだ
いまだに時雨何て言っている間は...
「だからさ、私は流楠を止めなきゃならない...あいつは今、妖夢がやられて、周りが見えてないようだから」
神楽だって、時雨のせいで、何をしなければいけないか見えてないじゃないか
私はそう思ったが、私も魔理沙が死にかけたら、そうなるだろうと思って、何も言えなかった...