ポケットモンスター サン&ムーン ~出会えてよかった~   作:モモワ

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・この小説はアニメポケットモンスター サン&ムーンのオリジナル小説です
・オリキャラが登場するかもしれません
・オリジナルの地名が出るかもしれません
・キャラの口調等が崩壊する可能性ありです
・カップリングはサトセレ派です
・誤字脱字絶対あります(笑)
・言葉の使い方は恐らくメチャクチャです(笑)
・次回予告と今回の話が違うことがあります(大問題)
・その他思いついたらまた書きます(笑)

以上がOKという方だけ先へお進みください

長   さ:★★★☆☆
 シリアス度:★★★★☆
 サトセレ度:★★★★★
 ギャグ度 :★★★★★



【3日の命】

サ「ふぅ~ 何とか買えたな~」

ピ「ピカピカ~」

ククイ博士の家についたサトシ その手にはハウオリシティで評判の

マラサダドーナツの入った袋が握られていた

サ「ここのマラサダドーナツ すっげー人気で並ばないと買えないから

すっかり遅くなっちまったけど セレナ喜んでくれるかな?」

それはサトシが日頃自分によくつくしてくれるセレナに

普段のお礼をこめて自ら買ってきたものだった

サ「ただいまー!」

ピ「ピカピーカ!」

サトシは扉を開けて中に入ったが そこにいつも聞こえてくる彼女からの

「おかえり」の言葉はなかった

サ「あれ? セレナいないのか?」

しかし足元を見るとセレナの靴はきちんとそろえて置かれているため

家にいるのは間違いないようだ

セ「……だなんて思わなかったわ」

サトシが耳を澄ますと ロフトの上からセレナの声が聞こえてくる

誰かと喋ってるわけではなさそうなので おそらく独り言だろう

するとサトシはイタズラを思いついたときの子供のようにニヤリと笑みを浮かべた

サ「へへへ よーし突然後ろからこれを渡してビックリさせてやろっと!」

するとサトシは音を立てないようにゆっくり近づき ロフトへ続く梯子を登った

セ「……もっと早く知っていればよかったな」

梯子を登って顔を出すと やはりセレナはそこにいた

本でも読んでいるのか サトシがいることには全く気づいていない様子だ

サ「いたいた でもさっきから何してんだセレナの奴?」

サトシはゆっくりとセレナに近づき 彼女を驚かそうと

背中に手をのばした…その時だった

セ「………彼には言えないよね やっぱりこんな事…」

サ「(彼? もしかして俺のこと?)」

セ「………せっかく会えたのに これからもずっと一緒に暮らせると思ってたのに」

サ「(!? どうしたんだセレナ? 何か声の感じがいつもと…)」

いつもと違う……そう思ったサトシの耳を疑うような言葉が彼女の口から発せられた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セ「まさか私が………後3日の命だなんて」

 

 

 

 

 

 

 

 

サ「(……………え?)」

サトシの頭の中が一瞬で真っ白になった

サ「(み……3日の命って!?)」

後ろで仰天するサトシにも気づくことなく 彼女は続けた

セ「………こんなことなら もっと早く彼に想いを伝えればよかった

長年ずっと……彼を追い続けて やっと彼と一緒に暮らせるようになったのに…」

セレナの声にいつもの元気さはなかった

セ「彼が側にいるだけで幸せだった… いつも私に笑いかけてくるだけで…

それだけで私は幸せだった これ以上なんて望んでなかった……いや

望んでないといえばウソになる」

サトシはセレナに声をかけたかった しかし彼女が発する衝撃の言葉に

声を出すことも 指1本動かすこともできなかった

セ「できることなら…………彼のお嫁さんになりたかったな」

サ「!!」

セ「……彼のお嫁さんになって ずっと…ずっと彼のそばで一緒に笑いあいたかった…

彼がいてくれたおかげで 今の私がある… どんなに辛いことも… 彼がいてくれたから

私は乗り越えてくることができたのに…」

 

「あなたは私の目標よ!」

 

以前彼女は自分にそう言ってくれたことがある それだけ彼女にとって

サトシという存在は大きいものだったと改めて気づくこととなる

セ「でも………その彼と過ごす時間ももうすぐ終わり ダメよ…涙なんか流しちゃ…

彼がこのことを知ったら……きっと彼は…」

グシャッ!!

サトシは手に持っていたマラサダドーナツの入った袋を落とした

もはや手に力をいれることもできずにいた

セ「えっ!?」

突然の物音に驚いた彼女は後ろを振り向いた

セ「サ…サトシ!!」

サ「セレナ……」

後ろに自分がいたことにセレナは驚いていたが サトシが受けた驚きは

その何百倍何千倍も上だった

セ「か…帰ってたの? もぅ いきなり後ろにいるからビックリし…た……」

サ「セレナアアアアアアアアアアァァァァァァ!!」

次の瞬間 サトシは目に涙を浮かべながらセレナの身体を抱きしめた

セ「ひゃあああぁぁぁ!!?/// ササササッサササ…サ…サト…シィィィ!?///」

セレナは突然のサトシの行動に顔を真っ赤にし パニックになっていた

サ「セレナ……何で……何でもっと早く言ってくれなかったんだよ!!」

セ「ひゃぇ!?///」

サ「俺……お前のこと知ってるつもりで何も知らなかったっ!! お前が…

そんな状態だなんてちっとも知らなかった………俺……最低だよ!!

お前がこんなに苦しんでたのに……俺…何もわかってやれなかった」

サトシはセレナを抱きしめる手に力をいれた

セ「!!!? ままま…まっ…まってサトシ!/// もしかしてあなた…」

サ「セレナァァァ!!」

セ「ひいいぃっぃ!!?///」

サ「ごめんな………本当にごめんなっ!! いつも側にいてくれたのに……

俺………俺っ!!」

サトシは泣きながらセレナの身体を抱きしめ続けた 当のセレナは顔を真っ赤にし

今にも気絶寸前の顔をしていた

セ「シャ………シャトシ ひ…ひ…ひはふほ…ほへは…」

セレナは完全にろれつが回っていなかった そしてそんなセレナに…

彼は最大級の攻撃をかますのだった

 

サ「……セレナ 俺でいいなら……俺なんかでいいんなら今すぐなろう!!」

セ「…へっ?」

サ「今すぐ………俺と結婚しよう!! 俺のお嫁さんになってくれよ!!」

 

その瞬間 セレナの中で宇宙創造のビックバンの10000倍以上ともいえる大爆発が置き

彼女は全身から蒸気を出しながら完全に気を失った

と…そこへ

ク「帰ったぞー 何か騒がしいようだけど何かあっ…」

ククイ博士がロフトを覗いて目にした光景 それは顔をマトマの実以上に真っ赤にし

何故か全身の力が抜けて気を失っているセレナと そんなセレナを抱きしめ

なにやら泣きながら叫んでいるサトシの姿だった

サ「セレナ……最後まであきらめるな!! 俺……3日なんかで満足できないよ!!

俺…お前といつまでも一緒にいたいんだ!! だから諦めるなセレナーーーーッ!!

絶対……絶対俺がお前を助ける方法見つけてみせる!! どんなことをしてでも

絶対お前のこと救ってみせる! だから……頼む! 死ぬなんていわないでくれ

セレナアアアアァァァァァァァ!!!」

 

ク「………………何があったんだ?」

サトシがふと正気に戻ると 自分を唖然と見つめるククイ博士の姿があった

ク「…サトシ 昼間………あぁもう夜か? いやともかく不順好意はいかんぞ?」

サ「ククイ博士ええぇぇぇ!!」

セ「…………フツツカモノデスガ ドウゾヨロシク」

サトシはセレナを抱いたままククイ博士に迫ってきた

なおセレナにいたっては完全に思考が停止しており カタコトで何やら喋っているのが

うっすらと聞こえるものの 意識はほぼなかった

サ「ククイ博士!! アローラで1番の医者ってどこですか!?」

ク「あぁ!? 医者!?」

サ「教えてください!! 早くしないとセレナが!! あと3日の命だなんてぇぇ!!」

必死に泣き叫ぶサトシの姿にククイ博士は驚き そして何かを悟ったらしく

ポケットから何かを取り出してサトシに見せた

ク「なぁサトシ… もしかして…………これのことか?」

ククイ博士がサトシに見せたもの それは1冊の本だった

そこに書かれていたのは…

 

 

 

 

 

 

 

「ポケモンミュージカル 『3日間の花嫁』」

 

 

 

 

 

 

 

 

サ「ヒック…ヒック…………………………え?」

そこでようやくサトシは正気を取り戻し 目の前の本のタイトルに愕然とした

ク「……今度 ハウオリシティの劇場でミュージカルイベントが行われるんだ

好きな男と結婚できたのに その命が後3日で終わる悲しきヒロインを描いたもので

実はセレナは この前のパフォーマンスが評価されて その劇の中で

ヒロイン役をやることになってな……って 昨日お前に言わなかったか?」

サ「……えっ? えっ?」

そこでサトシは必死に昨日の記憶を辿った

 

 

~昨日の夕食時~

セ「サトシ 私……今度ハウオリシティで行われるイベントに出ることになっちゃった//」

サ「そうなのか? スゲーじゃんセレナ! さすがだぜ!!」

セ「ミュージカルに出るのなんて初めてだし すっごく緊張してるけど………でも

せっかく声をかけてもらったんだし ここで怖気づくわけにはいかないよね?」

サ「セレナなら大丈夫だって! 俺も応援してるから頑張れよセレナ!!」

セ「うん! とりあえず急いでセリフ覚えなくちゃ! あんまり時間もないし…」

 

 

サ「…………えっと」

言われて見ればそんな会話をした記憶が彼の中によみがえってきた

サ「じゃ…じゃあ………つまりさっきのは……」

セ「アナタオカエリナサイマセ バンゴハンノヨウイハデキテイマス」

サトシの腕の中でセレナはまだカタコトで呪文のように何やらつぶやいていた

ク「……だからセレナは そのミュージカルのセリフを覚える為に

台本を見ていただけじゃないのか?」

サ「……………」

サトシの思考は完全に停止した

サ「………じゃあ セレナの命は後3日ってのは…」

ク「そもそも この前スクールのみんなで健康診断を受けに行ったとこだろ?

セレナもお前と同じで どこも異常なしって結果が出てたじゃないか!」

サ「………………………………そっか ………そうか! じゃあセレナは

後3日の命じゃないんですね!?」

ク「……そりゃ 健康そのものなんだからな」

サ「ううううっ……セレナァァァア!! よかったよぉぉぉぉ!!

お前死ななくていいんだよなぁぁぁ!! これからも一緒だよなああぁぁぁ!!

セレナアアアァァァァ!!」

先ほどの悲しみとはうって変わり 喜びの涙を流すサトシ

その手は まだ放心状態継続中のセレナの身体を抱きしめ続けていた

セ「…………オフロニシマスカ? ソレトモワタシデスカ?」

ク「………とりあえずセレナを放してやれ! じゃないと本当に死んでしまうぞ?

……………違う意味でだがな」

ククイ博士は苦笑を浮かべながら 目の前の光景を見ていた

?「アンビリーバボォォォー!! 何て素晴らしい!! まさにトレビアァ~~ン!!」

突然背後から聞こえてきた誰かの声

?「君の演技はまさにビューディホー! これぞ観客の心をわしづかみにする

サイコーのエンターテイメントだぁぁぁ!!」

その声にサトシはようやく我にかえり セレナも意識を取り戻した

ク「あぁ… こちら今回のミュージカルの監督だ! ヒロイン役のセレナと

本番前の打ち合わせをしたいということでお連れしたんだが…」

監「ん~~~~!! 君達の演技じぃつぅにぃパーフェクト!!

思わず私も感動してハートフルティアー 感動の涙が止まらないよぉ~~~♪」

やたらとテンションの高い監督に サトシとセレナは一言も返せず

ただただ呆然としていた

監「………んっ! 決めた!! これだ! このほうが観客のハートを

さらにわしづかみにできるはずだ!!」

サ&セ「へっ?」

監「この物語は命尽きようとするヒロインの切なさを伝える物語にする予定だったが…

気が変わった! 脚本を書き直して そのヒロインを心から想い 生への執着を描く

心優しきヒーローの超感動スペクタル巨編にしよう!!

そしてこの大役を任せられるのは 今熱いハートのこもった演技を見せてくれた

そこのキミ!! キミに決めた!!」

サ「…………へっ? お……俺!?」

監「オフコース!! キミと隣にいる彼女がいればミュージカルは成功間違いなし!

ついでにタイトル変更~♪ はい! 『キミに決めた』 これがいい!

よ~し早速打ち合わせに入ろう! 君達の熱い演技力おおいに期待しているよ~!!」

 

そして数日後 ハウオリシティ内のとあるミュージカルホールにて…

サ「…………何でこんなことになったんだ?」

セ「サトシ……ごめん 私がサトシが帰って来たのに気づかなかったから…」

2人ともミュージカル用の衣装をまとい 出番が来るのを待機していた

そんな2人の顔は終始真っ赤だったとスタッフは語る

そしてしばらくして 係員が彼らを呼びに来た

係員「サトシさーん セレナさーん そろそろ本番ですので

準備の方よろしくお願いいたします!」

サ「は………はい」

セ「どどど……どうしよサトシ!!?」

サ「……やるしかないだろ! ここまで来た以上」

セ「………そうだよね」

 

そして始まったスペクタクル巨編ミュージカル「キミに決めた」

サ「セレナアアアァァァ!! 死ぬなあぁぁぁぁ!! 俺がきっとお前をぉぉぉぉ!!」

セ「サトシィィィィィ!! あなたのこと ずっと愛してええぇぇぇぇ!!」

2人は物語の最初から最後まで 常にテンションがおかしく もはや演技というより

ヤケクソになって叫んでいるだけだった しかし人のとらえ方というものは不思議で

一見すれば どうみてもヤケクソの演技なのだが 観客達はその演技に対し

まるでオペラのような熱いハートのこもった演技だったと語り 劇は高評価であった

結果 ミュージカルは大成功 観客達はみな満足して帰っていき

サトシとセレナはようやく開放された事を抱き合って喜んだという

 

そして数日後 再び2人のもとに監督が尋ね…

監「次回は貧しいけど心正しい少年 お金持ちだが世間を憎む少女の

憎悪と執念と権力と愛情が混ざり合う ハラハラドキドキのラブコメディ物を…」

サ&セ「………もう勘弁してください」

 

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