ポケットモンスター サン&ムーン ~出会えてよかった~   作:モモワ

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~ポケ問題~

アローラ! 今回のポケ問題は私ハラが出題いたしますぞ!
では問題!! 今回祭りが行われる場所はどこか?

【A:砂浜 B:ポケモンスクール C:ハウオリシティ D:リリィタウン】

答えは小説の最後でお教えいたしますぞ!


【ロケット団とスカル団】

ここはリリィタウン このメレメレ島の島キング ハラの家がある

緑に囲まれた何とも穏やかな村だ

?「うむ いよいよ明日か…」

中央に設置された舞台の前で両腕を組み 何やら楽しそうな笑みを浮かべる1人の男

彼こそが このメレメレ島の島キング ハラだ

サ「ハラさ~~~~ん!!」

そこへ大きな荷物をかかえてやってきたサトシ さすがに今日はピカチュウも

サトシを気遣い 肩の上ではなく 普通に地面の上を歩いていた

ハ「おぉサトシ君! すみませんなぁ わざわざ届けてもらって」

サ「いえ! ククイ博士にはお世話になってますし ハラさんにも大試練の時に

本当お世話になりましたから」

そういってサトシは背負っていた大きな荷物をハラの家の前に置いた

ハ「聞いた話では あれからまたカプ・コケコとバトルしたそうですな?」

サ「ええ… でもやっぱりカプ・コケコには まだまだ適いませんでした

でも……いつか絶対勝ちたいと思ってます!」

ピ「ピカピカッチュウ!!」

ロ「今現在のサトシのポケモン達の力では 勝率はまだまだ20%未満ロト!

でもこの前のバトルはよかったロト! ピカチュウの動きも以前より格段に

よくなっていたロト! これがそのときの映像ロト!」

ロトムは先日サトシがポケモンスクールの校庭にて カプ・コケコと2度目のバトルを

した時の映像を映し出した

ハ「ほぉ~ カプ・コケコに”しぜんのいかり”まで使わせるとは…

さすがですなぁサトシ君! カプ・コケコが君に興味を持つのにも納得ですな」

サ「頑張ってくれたのはポケモン達ですよ! ……俺! もっともっとこいつらの力を

引き出してやれるトレーナーになりたいと思ってます! そのためにも今は

ポケモンスクールでいろんな事をもっともっと学びたい! そう考えてます俺」

ハ「ハッハッハッハッハッハ!」

ハラは突然豪快に笑いだし サトシも呆然とするしかなかった

ハ「いや失礼 やはりサトシ君………キミは面白いトレーナーですな!」

ハラはそう言った後 オレンジ色に染まった空を見上げた

ハ「このアローラの美しい自然は 必ずやキミの夢を後押ししてくれることでしょう

急ぐことはありませんぞ! 毎日の地道な努力が やがて大きな物へと姿を変え

君自身の未来を作り出すお手伝いをしてくれることでしょう」

サ「はい! 俺…アローラに来て本当よかったと思ってます!

俺の夢はポケモンマスターになること! ここでなら その夢に近づくための何かを

ゲットできるような気がするんです! なっ ピカチュウ?」

ピ「ピカッチュ!!」

ピカチュウはサトシの肩に飛び乗り 元気よく鳴き叫んだ

ハ「ハッハッハ! だが焦りは禁物ですぞ! 時には羽を休め 心にゆとりをもつことも

大事ですからな!」

ハラは再び辺りを見渡した

ハ「明日はこのリリィタウンにて メレメレ島をあげた盛大なお祭りが行われます

サトシ君もポケモン達と共に じっくりと祭りを楽しんでいかれるとよいでしょう」

サ「はい! ありがとうございます!!」

そう 明日はここリリィタウンでお祭りが行われる

サトシが運んできた荷物も 明日の祭りで使われる大切なものだそうだ

 

無事荷物を届け ハラとの挨拶も終わったサトシはククイ博士の家へと向かうため

帰路についていた

サ「明日の祭り楽しみだなピカチュウ!」

ピ「ピ~カチュウ!」

と その時だった!

突然上空から捕獲ネットが発射され 一瞬のうちにピカチュウは

捕獲ネットに捉えられてしまったのだった

サ「ピカチュウ!! 一体何なんだコレは!?」

 

?「何だかんだと聞かれたら…」

?「聞かせてあげよう、我らが名を」

?「花顔柳腰 羞月閉花 儚きこの世に咲く一輪の悪の花! ムサシ!!」

?「飛竜乗雲 英姿颯爽 切なきこの世に一矢報いる悪の使徒! コジロウ!!」

?「一蓮托生 連帯責任 親しき仲にも小判輝く悪の星! ニャースでニャース!!」

全「「ロケット団、参上!」」

?「なのニャ!」

?「ソーナンス!」

アローラに来てアレンジされた おなじみのセリフと共に現れたのは

やはりピカチュウを狙うロケット団の面々だった

サ「ロケット団!! またお前らか!!」

ロ「毎回毎回しつこい連中だロト」

ロトムの画面には呆れ顔のアイコンが表示された

ム「お黙りお喋り図鑑!! 今日という今日こそピカチュウはいただいていくわよ!」

コ「ノーマルに普通にシンプルイズベスト! 今回は今までの失敗を反省し

基本に忠実な作戦をたててきたのだ!」

ソ「ソォォォーーーナンス!!」

ニ「ちなみにその基本に忠実な作戦とは………」

全「ピカチュウゲットしたら すぐ撤収!!

ってこどで はい! それではまた来週ー!!」

ロケット団はニャース気球をすぐさま発進させた 今回のニャース気球も

カロスで使っていた物と同じで ジェットエンジンが搭載されている

ロ「結局いつもと同じ作戦ロト… 進歩がないロト!」

サ「待てーロケット団!!」

サトシはすぐさま走ってロケット団の気球を追いかけた

サ「くそー モクローがいれば…」

今日は博士のお使いに来ただけだったため サトシはピカチュウ以外のポケモンを

連れてきていなかった よってピカチュウを奪われたサトシの手元には

今は1匹もポケモンがいない状態だ

ム「どうやらジャリボーイの奴 他のポケモンを連れてきてないみたいね?」

コ「やっぱりノーマルに普通にシンプルイズベスト作戦がうまくいったみたいだな!」

ニ「そして当然のように電撃対策バーッチリの捕獲ネットだから

ピカチュウがいくら抵抗しても無駄なのニャ!」

ソ「ソォォーーーーナンス!!」

ム「でもさー 今までもこの作戦でいったこと何度も会ったわよね?

そん時って何で失敗してたんだっけ?」

コ「えーと… ジャリボーイのポケモンに邪魔されたり… 後は…」

ニ「逃げてる途中に変な奴に出会って そいつに邪魔されたりしたのニャ」

?「おおぉ!? 何かすっごいのが飛んでるー!!」

ニャースのリクエストに答えるかのように 彼らの逃走方向に「変な奴」が現れた

ム「ちょっと! アンタが余計なこと言うから!!」

ニ「ニャア!? ニャーのせいなのニャ!?」

コ「………でも 大丈夫じゃないか?」

コジロウはその「変な奴」を見て 何故か安心していた

?「あれって確かニャースだっけー? 俺 初めてアローラ以外のニャースを

見ちゃったよー」

?「リブリー♪」

その「変な奴」はニャースの気球を見て 子供のようにはしゃいでいた

コ「何か馬鹿そうだし… 全然俺達のこと警戒してないみたいだしさ」

ム「本当ね! ビックリして損しちゃったわ」

ニ「ニャア? あの小さいポケモン何ニャ? けっこう可愛いのニャー」

ニャースは目をハートにしながら 「変な奴」が連れているポケモンを眺めた

コ「えーと… あれは確か…」

コジロウはポケットにいれていた図鑑を開き そのポケモンが何なのかを調べようと

ページをめくった

サ「おーーーい!! そいつら悪い奴らなんだ! ポケモン持ってるなら

そいつらを止めてくれー!!」

追いかけてきていたサトシが「変な奴」に気づき 声をかけた

?「へぇー そっかー あの気球に乗ってる人達 悪者なんだー?」

以外にも彼はニコニコした笑顔のまま のんきな返事を返した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして10秒後

?「……えええええぇぇ~~~~~!!?」

ようやくサトシが言った言葉の意味を今理解したようだった

サ「……だからそうだって言ってんじゃん」

ロ「情報の整理が遅すぎるロト」

サトシとロトムは同時にため息をこぼした

?「よーーーし! 悪い奴ならやっつけるぞー! 行けーアブリボン!!」

?「リボーーーン!!」

「変な奴」の掛け声と共に そのポケモンは背中の羽を羽ばたかせ

ロケット団の気球へと向かっていった

サ「あのポケモンは…?」

ロ「あれはアブリボン ロト!」

サ「アブリボン!?」

ロ「アブリボン 虫・フェアリータイプ アブリーの進化系

花粉を丸めて団子をつくる。そのレパートリーは豊富で 相手を攻撃する物もあれば

仲間を回復させる物もあり サプリメントとしても重宝される」

コ「……だってさ」

ロトムが説明を終えたと同時に コジロウも図鑑でアブリボンの説明を読み終えた

ム「へぇー いいじゃないいいじゃない! じゃあそのサプリメントちゃんも

ついでにゲットしていきましょう!」

ニ「ニャ!? 今日はシンプルイズベスト作戦じゃニャかったニャか?」

コ「そうだぞムサシ! 今までだって最初はうまくいってたのに調子に乗って

『ついでに他も~』とかやってるから失敗してきたわけで…」

ソ「ソォォーーーーーナンス!!」

ム「ゲットできる時にゲットする! それがロケット団ってもんでしょ!?」

まぁ確かに悪の組織側からすれば正論なのかもしれない

しかしムサシ達がもめている間にも アブリボンはピカチュウの捕らえられている

捕獲ネットへと近づいていく

?「よーしピカチュウを助けるよー アブリボン”かふんだんご”ー!!」

ア「リ~~~~~~ボォン!!」

アブリボンは両手で”かふんだんご”を作ると それをそのまま発射した

発射された”かふんだんご”は そのまま捕獲ネットの連結部分を壊し

ピカチュウはネットから脱出することができた

R全「げげーーーーーーっ!!?」

ピカチュウは地面に着地すると サトシからの指示を待つかのように後ろを振り返った

サ「よーし行くぜピカチュウ!! ”10まんボルト”だ!!」

ピ「ピカ!! ピィ~~~カァ~~~~~~~チュ~~~~~!!」

ピカチュウの”10まんボルト”がロケット団の気球に炸裂し 大爆発を起こした

ム「何でこうなんのよー!!」

コ「だから余計なことしないで逃げてりゃよかったんだよぉー!!」

ニ「結局やられ方もシンプルイズベストだったのニャ…」

R全「やなか…」

ロケット団がいつものセリフを叫んで空に消えようとした…その時

突然黒い影が地上から大ジャンプし 一瞬のうちにロケット団を両腕でキャッチし

抱きかかえた

?「グゥゥ~~~!!」

そしてその黒い影… キテルグマはそのまま地面に着地すると ものすごいスピードで

どこかへと走り去っていった

R全「なぁぁぁに こぉの感じぃぃぃぃ~」

後にはロケット団の無情な叫びだけが響いていた

 

?「うわー! 君のピカチュウの電撃ってすごいねー!」

ロケット団もいなくなり 彼らが散々「変な奴」呼ばわりしていた少年が

ピカチュウの電撃のすごさを賞賛していた

サ「あぁ! ピカチュウは俺の自慢の相棒だからな! ってそうだ!

ありがとう! アブリボンのおかげで ピカチュウを助けることができたよ」

ピ「ピーカ! ピカッチュウ!」

ピカチュウはサトシの肩にしがみつくと その少年にお礼を言った

?「あははー よかったねーピカチュウ! アブリボンもお疲れ様ー」

ア「ア~ブゥ~♪」

アブリボンは褒められて嬉しかったのか 自分のトレーナーと同じように

はしゃぎながら少年の周りやサトシの周りをクルクルと回った

サ「ははっ! 元気な奴だなコイツ!」

ロ「アブリボンは身体こそ小さいけど 素早さにかけては自身があるポケモンロト!」

ロトムは飛び回るアブリボンの様子を写真に収めた

?「うわー! この図鑑喋るんだー?」

サ「あぁ! こいつはロトム! ポケモン図鑑の中に入ってるんだ」

?「いいなー 俺もそんな図鑑ほしいなー」

サトシと少年が話をしていた その時

ハ「おぉサトシ君! 何やら爆発があったので気になってきたみたんだが

何かありましたかな?」

いつの間にかサトシの後ろにはハラの姿があった

?「あ! じーちゃん!」

サ「じーちゃん!?」

ピ「ピーカァ!?」

少年の言葉にサトシとピカチュウは驚いた

ハラ「そういえばサトシ君にはまだ紹介していませんでしたな!

この子ハウは私の孫でしてな! まだこの前ポケモントレーナーに

なったばかりなのですよ」

サ「へぇー そうなんですか? 改めてよろしく! 俺サトシ!

カントーからここに来て 今はポケモンスクールに通ってるんだ!」

ピ「ピーカ! ピカッチュウ!」

ロ「ビビ! 島キング ハラさんの孫『ハウ』 登録完了ロト!」

サトシ達は改めてハウに自己紹介し ロトムは写真を撮った後で挨拶をした

ハウ「そっかー! 爺ちゃんが言ってた カントーから来たすごいトレーナーって

キミのことだったんだー? ねぇ爺ちゃんとどんなバトルしたのー?

カプ・コケコにも出会ったんだよねー? 他にどんなポケモン持ってるのー?」

ハウは興味津々の眼差しでサトシに問いかけてきた

ハラ「これこれ! サトシ君は荷物を運んでもらって お疲れでしょうから

そういう話はまた明日にしなさい!」

ハラがハウにそう伝えると ハウは笑顔のまま頷いた

ハウ「明日のお祭り来るんだよねー? 俺も行くから絶対来てよー?」

サ「あぁ! 俺も楽しみにしてるから絶対行くよ! その時は俺の今のポケモン達

みーんな連れてくるから楽しみにしててくれよな!」

ハウ「うん! 楽しみにしてるー!!」

それからサトシはハラさん達と別れ 帰路についた

ハウはサトシが見えなくなるまで笑顔のまま手を振り続けていた

 

ク「そうか ハラさんの孫に会ったのか!」

夕食後 洗い物をしていたククイ博士はサトシから今日のことを聞かされた

サ「はい! あんまり話できなかったけど…でも あいつ絶対良い奴ですよ!

俺のピカチュウのこと褒めてくれたし ハウのおかげでピカチュウも無事

取り戻すことができたんですから」

ピ「ピカピカ」

ク「実はな… ハラさんと相談して 近々ハウをポケモンスクールに入学させようって

ことになってるんだ」

サ「本当ですか!? じゃあ俺達と一緒に!?」

ク「それはまだ分からない! 他のクラスになるかもしれないしな」

サ「そっかー でもどうせなら一緒に勉強したいよなピカチュウ?」

ピ「ピカピカチュウ!」

ク「それよりサトシ! 明日はお祭りに行くんだろ? 宿題は終わったのか?」

サ「ギクッ!! そ…それは明日お祭りが終わって帰ってきてから…」

ロ「明日お祭りを満喫して帰ってきたサトシが そのまま宿題を忘れて

眠ってしまう可能性は89.5%ロト! お祭りを楽しみたいんだったら

先に宿題を終わらせたほうがいいと思うロト!」

サ「………はい」

その後サトシは机に向かい 宿題と白熱のバトルを繰り広げたのは言うまでもない

 

そして次の日の夕方 リリィタウンで行われるお祭りに参加したサトシ達

村のあちこちに かがり火が焚かれ パチパチと薪がはじける音が静かに響いた

マオ「今年もやってきたねー リリィタウンのお祭り!」

ス「うん! 毎年すっごく楽しみにしてた!」

リ「私もマオ達から聞いていて すっごく楽しみにしてました!

シロン 今日は一緒にお祭り楽しみましょうね?」

シ「コォ~ン♪」

お祭りにはクラスメートのみんなの姿もあった リーリエにとっては

これが初めてのお祭り参加になるらしく 今日はリーリエも若干はしゃいでいる

感じがした

サ「えーと………あっ! いたいた ハウー!!」

サトシは人ごみの中から ようやくハウの姿を見つけて手を振った

ハ「サトシー! お祭り楽しんでるー?」

サ「これからめいいっぱい楽しむところさ!! もちろんポケモン達も一緒にな!」

ピ「ピ~カ~!」

モ「フォォ~!」

イ「ワンワン!」

サトシの今の手持ちである ピカチュウ モクロー イワンコも元気よく叫んだ

?「ニャ~?」

そんなサトシの様子を 市場のおばちゃんにもらった木の実を静かに食べながら

ジッと見つめるニャビーの姿があった

ハ「お祭りはまだ始まったばかりだからさー もっともっと楽しもうねー!」

ア「リボリボ~ン♪」

アブリボンははしゃぎながらサトシや他のみんなの周りを飛び回った

最もリーリエだけ 突然現れたアブリボンにビックリしていたのは言うまでもない

 

マー「久しぶりに会ったけど ハウも元気そうだね」

カ「もうすぐポケモンスクールに通いはじめるらしいが… もし俺達のクラスになったら

またクラスが一段と賑やかになるんだろうな~」

クラスメートの何人かはハウと面識があったようだ 初対面のクラスメートも

ハウの人柄というか その明るさにすぐ打ち解け 仲良くなることができた

ハ「サホヒー! ほのまはははほひひひほー!」

ハウは口いっぱいにマラサダを含んだまま 笑顔で手を振った

サ「お! 本当だ美味そう! 俺も買ってこよーっと!!」

カ「お前は食う以外の楽しみ方はないのか?」

マー「まぁひょうははひふぉ ふぉのまらひゃはほひひいひ」

呆れ顔で笑うカキの隣で 同じようにマラサダを口いっぱい頬張るマーマネ

そしてそんな食いしん坊万歳がもう1人…

ミ「さほひふん はひいへふへ~ う~~~~ん ほいひぃ~♪」

ラ「ラッヒィ~」

サトシ ハウ マーマネ ミヅキ ここにこのお祭りのマラサダ四天王が誕生した

カ「やれやれ みんな食べるばっかりだな!」

?「お兄ちゃ~ん」

カキの後ろから妹のホシが駆け寄ってきた

ホ「お兄ちゃん 私もマラサダ食べたい!」

カ「ん~~~しょうがないなぁ~♪ じゃあ兄ちゃんが買ってきてやるから

ちょっと待ってるんだぞぉ~♪」

カキはいつもとはうって変わったデレっとした表情になり

鼻歌交じりに上機嫌でマラサダを買いに行った

マー「カキってやっぱり…」

ス「……シスコン」

そんなカキの姿にスイレンがボソッと呟いた

ハラ「ハッハッハッハ! 皆さん楽しんでいただけて何よりですな」

そこへ島キングのハラが現れ みんなはハラに挨拶をした

ハラ「ですがこの祭りのメインイベントはまだまだこれからですぞ!」

リ「メインイベント……ですか?」

初めてお祭りに参加するリーリエは首をかしげた

マオ「そう! この後カプ・コケコを祭るためのお神輿をみんなで担いで

戦の遺跡へと続くマハロ山道を進むのよ!」

ス「そして戦の遺跡でカプ・コケコへの祈りをささげるの」

サ「へぇ~ お神輿か~ 俺も担ぎたいなー!」

ピ「ピ~カ~」

そしてお神輿がスタンバイOKとなり 出発しようとした その時だった

?「ああぁん? 何か文句でもあんのか!?」

サ「何だ!?」

ピ「ピーカ!?」

マハロ山道の入口の方で何か騒ぎがあったらしく サトシ達がかけつけると

そこにはマハロ山道の入口で座り込むスカル団トリオの姿があった

 

※「今から戦の遺跡に向かうため この道を神輿が通るんだ!

だからちょっと道を開けてくれと言ってるんだ!」

祭りの浴衣を着た男性がスカル団にそこを退くよう言ったのだが

当のスカル団は全くそこを退く気がないようだ

ス兄「知らねぇなそんなの! 俺達はここで一休みしてんだからよ!

そんな俺達にどいてもらいてぇってんなら それなりの頼み方があるよなぁ?」

ス弟「兄貴の言うとおりッスから!」

ス女「そーだそーだ! アタイらにどいてほしいってんなら

それなりの物をもらわないとねー?」

要するに ここを通り炊きゃ金を出せということらしい

サ「またあいつらか!」

ピ「ピ~カァ!!」

ハウ「あの人達何~? サトシ知ってるのー?」

カ「スカル団といって ああやって無茶苦茶なことを言ってはみんなを困らせる

ロクでもない残念な奴らの集まりだ!」

ハウ「へ~ 残念な人達なんだ~?」

分かっているのかいないのか ハウはのん気そうに頷いた

ハラ「やれやれ 困りましたなぁ」

そこへハラがやってきて スカル団と向かい合った

ハラ「ここで休むなとは申しませんが これからカプ・コケコを祭るための

神聖な儀式がはじまるので 少しどいていただけませんかな?」

島キングの登場にさすがのスカル団も動揺を隠せなかった

ス弟「あ…兄貴! 島キングッスよ? どうするッスか?」

ス兄「ば…バカヤロウ! 今更後にひけるかよ! 島キングだろうと関係ねぇ!

グズマさんを島キングに選ばなかった奴らが選んだ島キングなんて

俺達スカル団は絶対認めちゃなんねーんだよ!!」

ハラ「ほぉ… どうしても退いていただけないというのですかな?」

?「ハリィ!!」

ハラの後ろからやってきたのは 彼の自慢の相棒ハリテヤマだった

その強さはサトシもよく分かっている 仮に彼ら3人がバトルを挑んだところで

勝負は一瞬のうちにつくことだろう スカル団もそれを分かっているからか

いつものように即効でバトルを挑んではこなかった

ハラ「では仕方ありませんな………ハリテヤマ!」

ハリ「ハリィ!!」

ハリテヤマが1歩前に出て その迫力にスカル団が思わず1歩下がった…

その時!

ハリ「ハリィ!!?」

ハラ「ハリテヤマ!?」

突然どこからか飛んで来た捕獲用リングがハリテヤマの身体にガッチリはまり

ハリテヤマは自由を奪われてしまった

 

サ「何だ!? どうなってるんだ!?」

?「何だどうなってるんだと聞かれたら…」

?「2回目なので以下省略!!」

?「ソォォーーーーナンス!!」

突然目の前に巨大なデンジムシを燃したマシンが現れた だがその声とセリフには

十分すぎるほど聞き覚えがある

サ「ロケット団!! またお前らか!?」

ピ「ピピッカチュ! ピッカ!!」

コ「いかにもまた俺達だ!!」

ム「そのハリテヤマとピカチュウをゲットするために今回はマラサダドーナツを

10個食べたつもりで我慢し 9個にして貯金したお金で準備したマシン

その名も『メカメカデンジムシでGO!』よ!」

コ「その通り!! ………ってうぉい!!?」

ニ「9個ってオミャー全然それ貯金してニャいじゃニャーか!!」

ム「あーもううるさいわね! そんなことはどうだっていいのよ!」

自分に不利な意見はサラッと流すところが 何ともムサシらしかった

ム「ってことだから こいつは私たちが抑えといてあげるから

アンタ達も好きなようにやっちゃいなさいよ!」

ス兄「………ふん! 何だか知らねぇが これでハラのポケモンは封じたってわけだ?

これでもう怖いもの無しだぜ!!」

ス弟「兄貴のいうとおりッスから!」

ス女「よーし めいいっぱい暴れてやろうじゃん!」

スカル団の3人はヤトウモリ ダストダス ズバットを繰り出してきた

サ「あいつら……もう許さないぞ! ピカチュウ!!」

ピ「ピッカ!!」

カ「俺もやるぞ! バクガメス!!」

バ「ガメ~~!!」

サトシとカキがスカル団達に立ち向かった

ハウ「相手は3人だよー」

そこへハウが2人の間に入ってきた

ハウ「だったらこっちも3人で戦うべきだよねー?」

カ「………あぁ! そうだな!」

サ「頼むぜハウ!」

こうしてサトシ ハウ カキの3人がスカル団とトリプルバトルをすることになった

ハラ「ほぅ…」

ハラは他にも手持ちポケモンを持っていたが あえてここはサトシ達に任せることにした

ム「さて… あいつらにジャリボーイズを抑えてもらってる間に…」

コ「俺達は他の珍しそうなポケモンをまとめてゲットだぜ!!」

ロケット団の乗ったメカメカデンジムシでGOが走り出し お祭り会場で暴走を始めた

リー「せっかくのお祭りが……許せません!」

シ「コォン!」

マオ「スカル団はカキ達に任せて…」

ス「私達はロケット団を!」

マー「そうだね! 行くよトゲデマル!!」

ト「マチュマチュ!!」

ミ「ラッキー あなたも力を貸して!」

ラ「ラッキ!!」

残ったマオ達でロケット団に立ち向かうことになった

ム「どいたどいたどいたどいたー!!」

メカメカデンジムシでGOがリーリエたちに迫ってくる

リ「シロン! ”こなゆき”!!」

シ「コォォォ~~~~ン!!」

シロンの”こなゆき”がメカメカデンジムシでGOのキャタピラ部分に命中した

ム「ちょっと! 何で止まるのよ!?」

コ「キャタピラが凍り付いて動けないんだ!」

相手の動きが止まり 続いてマオとスイレンが仕掛けた

マオ「アママイコ! ”はっぱカッター”!!」

ス「アシマリ! ”バブルこうせん”!!」

2人の同時攻撃がメカメカデンジムシでGOに炸裂した

しかしほとんどダメージが通っていないようだ

コ「無駄だ無駄ー!」

ニ「このメカの装甲はいつもより丈夫につくってあるのニャ!」

ソ「ソォォーーーナンス!!」

ロケット団はフルパワーでマシンを発進させ キャタピラの氷を砕いた

ニ「まずはこいつらからゲットだニャ!!」

ニャースがスイッチを押すと メカメカデンジムシでGOの両脇から

マジックハンドが伸び アシマリとアママイコを捕らえてしまった

マオ「アママイコ!!」

ス「アシマリ!!」

ミ「ラッキー ”なげつける”攻撃!!」

ラ「ラ~~~ッキィ!!」

ラッキーはもっていたタマゴを投げつけ マジックハンドのアーム部分を破壊し

捕らわれた2匹を助け出した

マオ「ありがとうミヅキ」

ス「おかげで助かった」

ミ「よかった! でもこのままじゃ…」

マー「みんなー ちょっとコレ見てよ!」

マーマネが持ってきていた小型パソコンをみんなに見せた

マー「あのマシンの装甲はかなり硬いから 攻撃は効きそうにないけど… でも!

この機動力となってるキャタピラ部分 ここを壊せば

きっとあのマシンは動けなくなるはずだよ!」

マーマネはロケット団のマシンを分析し その弱点を見出したのだった

リ「ではもう1度私が! シロン”こなゆき”!!」

シロンの”こなゆき”で再びキャタピラ部分が凍りついた

ム「ちぃ! そんなことしても無駄よ!! コジロウフルパワー!!」

コ「OK!!」

コジロウがフルパワーで乗り越えようとした その時

マー「よーしトゲデマル! ”びりびりちくちく”だ!!」

ト「マチュ! マチュチュチュッチュチュチュー!!」

トゲデマルの”びりびりちくちく”が凍ったキャタピラ部分に命中

氷は水同様電気をよく通すため キャタピラ部分に確実にダメージを与えた

マオ「アママイコ! もう1度”はっぱカッター”!!」

ス「アシマリ! ”バブルこうせん”!!」

アマ「ア~~~マッ!!」

アシ「ア~~~ウッ!!」

2匹の同時攻撃がキャタピラに命中 今の攻撃でキャタピラが壊れ

メカメカデンジムシでGOは右斜めに傾いた

ム「うわわわわわ! ちょっと! 早く発進発進!!」

コ「ダメだ! キャタピラが壊れて回らない!!」

ソ「ソォォーーナンス!!」

 

一方こちらはサトシ達とスカル団

ス兄「ヤトウモリ! ”はじけるほのお”!!」

ヤ「ヤ~~~トォ!!」

ヤトウモリは”はじけるほのお”を飛ばしてきた この技は攻撃範囲が広く

トリプルバトルでは相手3対を同時に攻撃できてしまう技だ

カ「バクガメス! 受け止めろ!!」

バ「ガメ!!」

身体の大きなバクガメスが前に飛び出し ピカチュウとアブリボンを炎から守った

サ「ありがとなカキ! バクガメス! 今度はこっちの番だぜ!!

ピカチュウ”でんこうせっか”!!」

ピ「ピッカ!!」

ピカチュウは”でんこうせっか”でヤトウモリを吹っ飛ばした

ス弟「ダストダス! ”ベノムショック”!!」

ス女「ズバット ”つばさでうつ”!!」

しかし2匹の同時攻撃をかわせず ピカチュウの身体が吹っ飛んだ

サ「ピカチュウ!!」

ハウ「アブリボン! ”かふんだんご”!!」

ハウはアブリボンに”かふんだんご”を指示した ところが

ア「リ~~ボン!!」

ピ「ピカァ!?」

何とアブリボンの”かふんだんご”は相手ではなくピカチュウに命中した

ス兄「っはっは 何やってんだか」

ス弟「味方を攻撃してどうするッスか?」

ス女「バッカみたい!」

3人は笑っていたが 次の瞬間ピカチュウの傷は回復し 元気になっていた

ス全「何ぃぃ~~!?」

カ「バカはお前らだ! ”かふんだんご”は相手を攻撃するだけの技じゃない

味方に撃てば体力を回復させることもできるんだぞ」

ス兄「マジかよ!?」

ス弟「ズ…ずるいッスから!!」

ス女「そーだそーだ!!」

いくら文句を言ったところで ”かふんだんご”はポケモン協会も公認の

アブリボンのれっきとした技の1つだ

サ「サンキューハウ! よーしピカチュウ行くぞ!!」

サトシはZ技のかまえをとった

カ「俺達も行くぞ!!」

続いてカキも同じくポーズをとった

ハウ「へぇー みんなZ技使えるんだー? すごいなー」

こんな状況にも関わらず ハウはのん気に感想を述べた

サ「”スパーキングギガボルト”!!」

カ「”ダイナミックフルフレイム”!!」

ハ「俺もやるぞー! アブリボン”ぎんいろのかぜ”!!」

両者のZ技とアブリボンの技が1つとなり スカル団は攻撃をまともに受け

ポケモンともども吹っ飛んでいった その先には…

ム「げげっ!!?」

コ「こっちくんなぁぁぁ!!」

ソ「ソォォーーーーナンスゥゥゥ!!」

しかしロケット団の抵抗もむなしく 2つのZ技はスカル団もろとも

ロケット団のメカにつっこみ マシンはそのまま大爆発を起こした

ム「何でこっちに飛んでくんのよー!!」

ス兄「俺達だって飛びたくて飛んで来たんじゃねーよ!!」

コ「せっかく貯金してまでためたマシンだったのにぃー」

ス弟「またまたまたまたまた 覚えてろッスかー!!」

ニ「ニャアアアア!! 何するニャ! 放すニャー!!」

ス女「あぁぁぁん! お喋りニャースちゃん可愛い~♪」

ソ「ソォォーナンス!」

そしてこのまま空に消えるかと思いきや またもやキテルグマが彼らをキャッチ

左脇にロケット団 右脇にスカル団をそれぞれ抱えると

そのまま高速で走り去っていった

ロ全「なぁにこのカンジィィィ~!!」

ス全「何で俺達までぇぇぇ~~!!」

 

ハラ「サトシ君 そしてクラスメートの皆さん おかげで祭りが中断されずにすみました

島キングとして カプ・コケコと共に島を守る者として 礼を言わせてもらいます」

ハラはサトシ達に頭をさげ 今回の彼らの大活躍を健闘した

ハラ「そしてハウ! お前もよく頑張った! お前はまだまだ未熟だと思っておったが

どうやらこれなら安心してスクールに通わすことができそうだ」

ハウ「えっ!? 爺ちゃん 俺スクールに通っていいのー?」

ハラ「あぁ! 実はククイ博士やナリヤ校長にはもう話をしてあるのじゃ!

お前さえよければ 明日からでも入学していいそうじゃ!」

ハウ「そっかー! じゃあ明日から俺も学校行かなくちゃねー」

サ「あぁ! 一緒に頑張ろうぜハウ!」

カ「ククイ博士にってことは… 俺達のクラスに決まったも同然だな!」

マー「また歓迎会の準備しなくちゃねー」

マオ「じゃあ明日はまたウチのアイナ食堂にみんな集合よ!」

ス「明日からまた…楽しくなりそう」

リー「えぇ! よろしくお願いしますねハウ!」

ミ「歓迎会か~ 私何しようかまだ決まってないけど まぁいいや

困ったときはとりあえずバトルだよねー!」

さすがサトシのファン 考え方が似ている……とその場にいた全員が思った

ハラ「ハッハッハッハ! ハウのことをよろしくお願いいたしまずぞ皆さん!

さて それではそろそろ神輿がスタートする時間ですな! せっかくなので

皆さんも担がれてはどうですかな?」

サ「いいんですか!? やったぜピカチュウ!!」

ピ「ピカピカチュウ!!」

ハウ「あははー みんなで頑張って担ごうねー♪」

サトシ達はハラの粋な計らいにより 神輿を担がせてもらえることとなった

そして新たなクラスメートも入ってくるらしく 明日からまたククイ博士のクラスは

騒がしくなりそうである

 

TO BE CONTENUDE




~次回予告~

ミヅキに続いてハウも俺達のクラスにやってきた
これでまた明日からのスクール生活が楽しくなるなピカチュウ!
ポケモンマスターになる夢のためにも頑張らなくちゃな!

夢のために頑張る………………か
そういやあいつは今どうしてるんだろ?

あの時……… 何であいつは… 俺に………








はっ!? いっけね!
次回 ポケットモンスター サン&ムーン ~出会えてよかった~

「出会えてよかった 運命の再会」

みんなもポケモン ゲットだぜ!!



~ポケ問題 答え~

ではポケ問題の答えを発表いたしますぞ!
答えは【D:リリィタウン】ですな!

リリィタウンはハウオリシティに比べると 全然静かな田舎の村かもしれません
しかし 私はこの静かな村の雰囲気が何よりも大好きなのですよ

それにこの村にはカプ・コケコを祭る戦の遺跡にへと続く
マハロ山道への入口もありますからな!
カプ・コケコと共にある島キングの私にとって
これほど住みやすい場所はありませんな! ッハッハッハッハ!

おっと では私は用事がありますのでこれにて失礼いたしますぞ!













「えー 続いてのニュースをお伝えいたします
最近ホウエン地方において 1人旅のトレーナーを狙った
悪質な事件が多発しているとのことです
ホウエン地方を旅する方は くれぐれもご用心ください」
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