IS 速星の祈り   作:レインスカイ

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本編はもう少し待ってください。


嵐影 テンペスタ・アンブラ

機体銘

テンペスタⅢ建造用試作機

 

通称

テンペスタ・アンブラ

 

搭乗者

ウェイル・ハース

 

所属企業

イタリア国営企業FIAT

 

コアナンバー

『444 The Hearts』

 

世代

第2.5世代機

 

当機体は、イタリア製第三世代型1号機、『テンペスタ・ミーティオ』建造のために使用された試作機となっていた。

男性搭乗者としての素質の所持者としてウェイル・ハースが発見されたため、護身用、並びにデータ集積用の機体が急遽必要となったが、新しい機体建造の予算や筐体が間に合わなかったため、試作機を搭乗機として使用することになった。

なお、『テンペスタ・アンブラ』と命名したのはウェイル・ハースだが、企業で使用されている名称は上記のものであり、機体につけられたニックネームのようなものとされている。

スペックとしては第二世代機である『テンペスタⅡ』と遜色ないが、『テンペスタⅢ』の試作機ということで、該当世代を都合上『第2.5世代』としている。

なお、機体の各パラメーターに関してはウェイル・ハース当人によって数値調整が施されている。

また、機体の反応速度が本人のそれと齟齬が生じているということもあり、機体の動作に対してはフルマニュアル操作に切り替えられている。

セミオートアシストなどのサポートを一切使用していない。

また、頭部パーツにしても本人は『風圧で眼鏡が飛ばないようにしたい』『傷跡を隠したい』ということで頭部の上半分を覆うバイザー型に切り替えている。

機体は暗い紫の装甲に変更されたがこれに関しても本人の希望だった。

『目立つのは姉さんと妹の仕事、俺は本来は裏方専門だからな』とは本人の談。

だが実際には整備室の片隅でウェイルが

(ミーティオ)が出るよりも少し前、黄昏(姉さん)の色に染まる(ヴェネツィア)に生じる(アンブラ)の色』と呟くのをヘキサが聞いてしまったとのこと。

本人の心象が露見するのを防ぐ為にも、頭部パーツと機体装甲色の点については社外秘とする。

 

 

兵装

 

3点バースト式アサルトライフル『トゥルビネ』

『突風』の銘を冠した長銃。

軽量、使い勝手、メンテナンスの容易さもあり、多くの搭乗者に愛用されている。

セミオート式、フルオート式の2種類があり、ウェイルはフルオート式を愛用している。

安全装置付近のトリガーで、単発射撃に切り替えることも可能。

『試作型カリギュラ弾』の射撃の反動で銃身が破損したこともあり、今後は更に改良が必要と思われる。

なお、ウラガーノ開発、実装、配備に伴い、型落ちとなった。

 

 

フルオート式サブマシンガン『ネロ』

古代ローマ5代目皇帝の銘を関した銃。

これも連射性能が非常によく、多くの搭乗者に愛用されているが、ウェイルはトゥルビネを愛用しているため、こちらには愛着がない様子。

そのため本国に於ける稼働訓練後、アンブラからは登録が解除されている。

こちらもまた、ウラガーノ開発、実装、配備に伴い型落ちとなっている。

 

 

脚部クロー『アウル』

梟の銘を冠した脚部クロー。

考案者はウェイル・ハース。

イメージインターフェイズを介して稼働させる兵装の試作機。

ミーティオに搭載されているものに比べれば、旧式ではあるが、実際にはスペック以上の使い方をしている。

『突く』『掴む』の2種類の稼働をコンセプトに開発が施されている。

アンブラの都合上、これもマニュアル操作に調整されている。

 

 

スラスターピアース『イーグル』

鷲の銘を関した貫通型兵装。

両腕の外側に搭載されており、刺突のみ特化させている。

第二世代兵装最強とされているシールドピアースに似た外見をしているが、こちらは相手のスラスターを破損させ、機動性を奪い取るというもの。

相手機体を破損させて戦線から離脱させるか、機動性による自身の絶対優勢維持などが考えられる。

 

 

連結式可変形槍『クラン』

アイルランド支部から急遽テスト稼働を依頼された真紅の槍型兵装。

短槍、長槍、投擲槍の三種の形態を切り替えながら振るうものだが、もともとは槍の扱いに向いていたウェイルは至極短い期間で扱いをマスターした。

元々はイギリス代表候補生によるテスト稼働が予定されていたが、イギリス代表候補生が出国時にそのテスト稼働を拒否してアイルランド支部に送り返した事で、急遽イタリア本国側にテスト稼働の依頼が入ることになった。

以後、アンブラの予備兵装となっている。

 

 

浸食双華槍『フィオナローズ』

二輪の薔薇の銘を冠した長槍。

アイルランド支部からテスト稼働を依頼された兵装。

槍の穂先がそれぞれ紅色、金色になっている二振りの槍となっていた。

それぞれが『エネルギー過剰投入暴走』『エネルギー流動完全遮断』の相反する二種の浸食現象(企業内にて勝手に命名)を引き起こす。

ウェイルがテスト稼働を行い、その後にミーティオに搭載させるために刀剣型へと鍛えなおすことになった。

それによる効果減衰などは認められていない。

後に参考にしたところ、織斑千冬、織斑 全輝の両者が扱う機体に発現しているという単一仕様能力(ワンオフアビリティ)『零落白夜への完全封殺』が可能と判断した。

テスト稼働が終了した後に、刀剣型兵装となり、メルク・ハースの搭乗機である『テンペスタ・ミーティオ』に搭載。

その際に両腰部に搭載したレーザーカノンの上部にマウントさせる運びとなっている。

 

 

可変形式銃槍剣『ウラガーノ』

轟音の銘を冠した槍型兵装。

考案者はウェイル・ハース。

また新型の第二世代型兵装として、イタリア国内ではテンペスタⅡの標準装備として新規実装配備されている。

これにより、トゥルビネ、ネロ、グラディウスは型落ち兵装となった。

中折れさせて長銃に変形するタイプα、籠鍔にハンドガンが内蔵されたタイプβの二種類が現存する。

多くの搭乗者はタイプαを愛用することになったが、タイプαとタイプβを同時併用する搭乗者はウェイル以外に誰もいない。

可変形式として開発するにあたり、ルーマニア支部から籠鍔型の装甲を追加する案を提唱され、導入した結果、変形時のシークエンスが非常にスムーズになった。

 

 

外装補助腕『アルボーレ』

夜明けの銘を冠した補助腕。

考案者はウェイル・ハース。

右側からの反応が遅いのを気にしており、本人が機体の右肩部に新たに搭載された。

機体全体のセミオートアシストをシャットダウンさせており、それにより有り余った演算処理リソース全てをアルボーレに投入させている。

本人の音声入力で稼働のオンオフの切り替えが可能で、その後にはフルオートで稼働し続ける。

稼働させている間は妹であるメルク・ハースの動きが再現される。

また、使用する兵装は『グラディウス』『トゥルビネ』の二種の他、指先が鉤爪となるクローモードにも切り替わる。

 

また、アルボーレ自体は医療現場、工事現場、人命救助、などにも広く使用されている。

コレをISに搭載させているのはウェイル以外に誰も居ない。

 

 

起爆式特殊弾頭『カリギュラ』

考案者はラニ・ビーバット。

ヴェネツィアの水上パレードで使われる花火から着想した特殊弾頭。

着弾と同時に起爆し、その衝撃によって搭乗者の昏倒、他には兵装の破壊を主目的としている。

威力は調整されており、銃身の破損にまでは至らないようになっている。

威力と使用方法から、銃とミサイルの中間とも言える仕様に至っている。

 

 

電磁吸着ブーメラン『ミネルヴァ』

考案者はウェイル・ハース。

飛行機の翼から着想を得たとの事。

楯に似た大型筐体をマガジンにした兵装となっており、そこから放出される大量のブーメランで相手を拘束、捕縛する仕様になっている。

筐体でも簡易的な操作は可能だが、より緻密かつ広範囲に展開させる場合は、スパコンを搭載した大型特殊車輌をに車載させるのがベストだと思われる。

実際、国境付近から侵入しようとする不審者などの捕縛にも使用されており、実用度は高いと判断された。

 

 

近接戦闘用ブレード『グラディウス』

古代ローマ、コロッセオにて闘いを続けていた剣闘士が使っていたとされる剣をモデルにして造られた初期兵装。

ISで使用するに辺り、形状の調整が繰り返され、現在の形状に至った。

アンブラで使用する際には、アルボーレに握らせて使っている場合が殆ど。

なお、初期の兵装となっており、型落ちとなっている。

 

 

近接戦闘用ブレード『クラウディウス』

薔薇の皇帝の銘を冠した長剣型兵装。

本来はアリーシャ・ジョセスターフ女史が扱っており、アンブラに搭載されているものはレプリカ。

非常に目立つ外見の為、普段は使用を禁じている。

使用許可されるのは、緊急時や、生命の危険に直結する場合のみとしている。

その際、アルボーレの稼働パターンを変更をする事で自動展開。

ジョセスターフ女史の再現を行い、猛威を振るう。

 

 

弾倉高速交換(クイックリロード)システム

考案・開発者はウェイル・ハース。

・銃の弾丸、あるいは弾倉の交換に時間をかける無駄を省く。

・複数種の銃の登録による拡張領域の圧迫を避ける。

この二つのコンセプトのもとに新規開発されたシステム。

特定のモーションを挟むことにより、銃の内部、弾倉を丸ごと交換することが可能となった。

これにより、使い慣れた銃器兵装を長時間にわたって使用可能となり、複数種の銃器、複数種の弾丸を使い分ける手間も省かれた。

それと同時に絶えることのない弾幕を作ることも可能となっている。

 

 

取得情報共有(リンク)システム

考案者はウェイル・ハース。

開発・実装・配備はラニ・ビーバットとイタリア国営企業FIAT。

システムを搭載した機体の記録を、システムを搭載させた別機体へ自動送信し、記録をリアルタイムで共有させる特殊プログラム。

これにより各機体は取得する情報量や経験値が増加していく。

また、遠距離であろうとも情報が取得できるため、各搭乗者のバイタルデータも観察が可能となる。

このシステムがテンペスタ・アンブラ、テンペスタ・ミーティオに搭載されている。




ヒューズ・ウェルトン
誕生日7月1日
年齢 41歳
ウェイルがバイトで入っているFIATでの直属の上司で気のいいオッサン。
愛妻家で今年11歳になる娘を可愛がっている。
ウェイルやメルクに対しても大らかに接しており、職場でも『部下に対して理解のある職長』と囁かれている。
社内の購買をウェイルに教えたのは彼であり、ウェイルが『Attendere e sperare』のロゴが入ったジャケットを購入するきっかけにもなった。

年末の忘年会で「ウェイルが将来大物になるのなら、うちの娘をウェイルのフィアンセに…」などとボヤいていたのが、同席していた妻と娘にド派手に叱られた。
以後、彼は禁酒生涯を送ることになっている。

なお、FIAT代表取締役社長であるガロン・エスティアードとはかつての学友。
「お前が多くの人を引っ張る役なら、俺は下で人を育てる側だ。だろう?」
その言葉でお互いの在り方を尊重しあうこととなった。
今でも彼らは親友同士である。
だが昔と違い、彼らが手に握るグラスの中身はソフトドリンクになっている。
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