@月Ф日 天気:地面に立っていると安心する
今日も今日とてアルバイトである。
ちひろ様より、偶にはメンテしないといけないのでぴにゃこら太を総点検してくださいと説明された。
その為に殆ど使われていない一室をお借りして、細部にまで補修・点検を行った。僅か数か月ながら、既にぴにゃこら太は自分の相棒であるような感覚である。
思い返せば海に潜ったり、空を飛んだり、海外に行ったり、テレビ出演したり、無重力を体験したり…うん。
普通のアルバイトではなかなか経験できない事ばかりしているな、としみじみ思う。
酷使している為か結構補修が必要な部分があったので、ゆっくりと補修していく。
自分で結構な部分が補修できるのが幸いであるが、変声機器(ぴにゃボイス)は流石に弄ることが出来ないため、業者さんか専属のスタッフの方々にお願いすることになるだろう。
そんな感じでひっそりと作業していると、どこからともなく音楽が聞こえてきた。
普通の笛とは違う、温かみのある感じがする。
いったい何なのだろうか?そう考えていると、その笛の方向へ多くの気配が吸い寄せられているのが察せた。
まるでハーメルンの笛吹きみただな、違うのは温かみのある優しい音色だから聞いている人を癒すことか。
うむむ、ぴにゃこら太にもこういう音楽による癒しを提供できるように訓練すべきか。いっそのことチビぴにゃ達による管弦楽団を結成してコンサートとか開けたらいいなと思う次第である。
子ども達に癒しと笑顔をもたらすことが出来るのならば、十分にやる価値はあるな……次の機会にでもプロデューサーさんに企画を提案してみるものいいかもしれない。
いや、他のアイドル達と一緒にやってみた方がメルヘンチックで色々なファンに対してぴにゃこら太を宣伝もできるのかな?いろいろ考えると夢は広がるものである。
……そういえば、プロデューサーさんとあった時に今日は珍しく白衣を着ていた。
何かの撮影ですか?と尋ねると違うんだよ、と苦笑されながら返答された。
どうも一ノ瀬志希さんを呼びに行ったら何故かスーツの上着と白衣を一時的に交換する流れになり、交換したはいいがすぐさま一ノ瀬さんが寝入ってしまった為にそのまま白衣姿で過ごすことにしたようだ。
替えのスーツはちょうどクリーニングに出しているらしく、白衣を着て仕事をするつもりのようだが…うん、白衣姿も似合っている。
流石は多くのアイドルをプロデュースしているプロデューサーさんである、白衣の着こなし方ひとつとっても格好いい。
自分は私服のセンスがあまりないので何とも羨ましい限りである。
不定期更新とかいいながら、結構続けて更新してます。
これもひとえに読んでくださる方々あってのこと、本当にありがとうございます。