ソードアート・オンライン ~幻剣と絶剣~   作:紅風車
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友人の謎の推しにより、『もし響夜達が普通にSAO以前から知り合っていたら?』というお話です。

このお話はSAO事件後でALOの出来事が無いと思っていただければ。
結構無理矢理ですが楽しんでもらえれば幸いです。

また、作者の気まぐれで続きが決まりますので期待して続きを待つといつになるか分かりません。
更新は期待してはダメですよ。

それでは番外編『もしものお話』どうぞ。





《番外ストーリー〉
番外編『もしものお話』第一話


 

 

『や、やめっ・・・』

 

『うっせーよ!ボクとかオカマだ!オーカーマー!』

 

『そーだそーだ!気持ち悪い!』

 

『うう・・・』

 

『てめぇら、なぁにしてだよ』

 

『げっ、雪宮だ!逃げろ!』

 

『うわー!』

 

『っち・・・大丈夫か?』

 

『う、うん・・・ありがとう・・・』

 

『木綿季ちゃんの為だからな!気にすんな!』

 

『えへへ・・・ありがとう・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何だか懐かしい夢を見た。

今じゃ・・・昔の事だけど。

 

「ん・・・ふぐ・・・」

 

俺はベッドから起きて背伸びをすると時計を見た。

時間はどうやら朝の7時だったらしい。

普通なら学校に行く準備をすべきなのだが・・・俺は学校に行っていない。

 

小学校卒業してからだったか、俺は行かなくなった。

なにも虐めとかではない。

ただ行くのが面倒になっただけだ。

家族は殆ど家に居ないのと、家に居るのは妹一人。

しかしその妹は登校拒否のため問題なかった。

 

体を伸ばしていると呼び鈴が鳴り響いた。

今の時間は登校時間なのだが・・・俺にはいつも昔から迎えに来る奴がいる。

無論俺は学校に行く気が無いため基本無視だが。

 

「きょ・・・!い・・・いのー?」

 

かすかに聞き取れたがどうせ俺の事だろう。

ちなみに俺を呼んだのは【紺野木綿季】。

親絡みでの付き合いで、俺も小さいときは一緒によく遊んだものだ。

小学校も1~5年生までは一緒に登校していたが、6年生からは木綿季より早く登校して授業以外は姿を眩ませた。

その辺りからゲームにのめり込むようにもなった。

いつも俺は朝起きると朝ごはんを作る。

それをしないと妹の朝ごはんが無いのとやはりインスタント食品より手料理のが栄養もあって沢山食べれる。

 

「っと・・・ま、これで良いか」

 

軽く朝ごはんを作るとそれを二階へ持っていく。

二階には俺と妹の部屋があり、妹は部屋から出たがらないので持って行かなければならない。

俺は朝ごはんを持って妹の部屋の扉を軽く叩く。

 

「神楽ー、中入るぞ」

 

神楽というのは俺の妹の名だ。

俺と同じく学校に行かず、部屋によく篭る。

 

「ん・・・にぃに」

 

「おはよう。朝ごはん作ったぞ」

 

「ぁりがと・・・」

 

「食べ終わったら俺の部屋の扉叩くか、自分の部屋の扉の前に置いといてくれ。片付ける」

 

「ぁ・・・ぇと・・・」

 

「ん?」

 

「自分・・・で・・・やる」

 

「・・・そうか。なら頼むよ」

 

「ぅん・・・」

 

今日はどうやら何かがありそうな気がする。

神楽は自分の部屋から出たがらないが、時々こうして出るときがある。

俺としては手伝ってくれる時もあって楽な事もあるし気にはしない。

 

「さて・・・と。続きやるか」

 

俺は朝にいつもあることをしている。

それはプログラミングで、大まかにいえばゲームの自律プログラム。

自分で思考し、検証し、実行する物を俺は作ろうとしている。

もっともこれはほとんど出来ており、今は最後のチェックを済ませて終われば、とある人物に渡して終わりとなる。

もっともこのまま就職しないかと誘われるだろうが、それは断らないつもりだ。

俺は仮想現実と呼ばれる物をもっと進めたい。

以前世界を驚かせたフルダイブのソードアード・オンラインと呼ばれるゲーム。

これを踏まえて、仮想現実の物を現実世界に映し出せないかという研究が俺が協力している事でもある。

 

 

チェックを終わらせて完成し、休憩をしていると携帯が振動した。

恐らく電話だろうと思い、誰からなのか見た。

 

「・・・アルか」

 

アルというのは愛称で、本名は【七色・アルシャービン】。

僅か12歳で天才科学者となり、VR技術を大きく躍進させた。

ちなみに俺とは兄妹のような関係がある。

血は一切繋がっていないが、親絡みという奴だ。

正直木綿季よりも長く居ると思う。

 

「はいはい、どうした」

 

『どうしたもない!何コールかかってるの!』

 

「・・・誰かさんが頼んできたプログラムでくっそ時間かかるのに休憩時間にかけてきた阿呆が何をほざくかと思えば・・・」

 

『うぐ・・・そ、それは悪かったわ。でもあまり時間が無いのよ』

 

「そりゃあ分かってる。てかチェックも終わって基盤は完成してる」

 

『ほんと!?』

 

「おうよ・・・で、お前がこっちに来てからじゃないと続きは無いぞ」

 

『んー・・・分かったわ、お兄ちゃん。でもすぐには行けないから・・・そうね一週間ぐらいかしら』

 

「分かった」

 

『それと・・・学校に行かないの?』

 

まさかアルがこんなこと聞いてくるとはな・・・。

でも学校・・・か。

今更行っても・・・浮くだけだろ・・・。

 

『お兄ちゃんなら大丈夫よ。不登校だからって暗く考えたらダメ』

 

「・・・そういうもんかねぇ」

 

『ええ。それに友達居るんでしょ?』

 

「・・・最近顔合わせてねぇけどな」

 

『なら良いじゃない!頑張って行きなさい』

 

「はは・・・アルに言われて少し気力が出た」

 

『そう?なら良かったわ・・・じゃあ準備をしていかないとだから切るわね』

 

「あいよ。じゃあな、アル」

 

電話を切ると俺はクローゼットを開けた。

中には高校の制服が入っている。

 

「・・・新品だよなぁ」

 

入学式にすら出ていない俺が制服を使っているわけも無いので新品同然だった。

包装を剥がして制服を取り出すと、着替えた。

カッターシャツなどはもしもの為に母さんが買っておいてくれた。

 

「こうなるのを予想したのかね、母さんは」

 

俺の母さんは予想がもはや予言のような時があって怖いが、それと同時に用意周到とも言える。

学校指定の服装に着替えて、カバンにはとりあえず筆記用具を放り込んだ。

教科書は学校が預かっている間々なので持ち合わせていないし。

 

「さて・・・神楽に言うか」

 

俺は部屋を出ると神楽の部屋の扉を叩く。

 

「神楽、入るぞ」

 

「ん・・・どした・・・の?」

 

「アルに言われてな・・・学校に行けと言われてしまった」

 

「ふふ・・・アルらしいね」

 

「なので俺は今から行ってくる。まぁもしかしたらすぐに帰るかもな」

 

「ん・・・わかった」

 

「もし俺の帰りが遅くてご飯に間に合わなかった場合・・・作れるか?」

 

「だい・・・じょぶ」

 

「わかった。俺が行ってる間家を頼むぞ」

 

「任せて」

 

胸をはって神楽が言うため、頭を撫でてやると俺は部屋を出て外に置いてあるバイクに乗った。

このバイクは俺の気まぐれで免許を取った時に父さんが買ってくれた物だ。

幸いにも学校には自動車、バイクの登校は許可されていたためバイクで乗り込むことにした。

 

「さてと・・・行きますか」

 

数ヶ月ぶりにエンジンを吹かせると俺は不登校から脱却すべく動く事にした。

 

 

 




友人による行動によって書かれた今回。
続きが見たいという声が大きければ続きを書くかも・・・?
ですが所詮番外編なので気まぐれです。


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