ソードアート・オンライン ~幻剣と絶剣~   作:紅風車
<< 前の話 次の話 >>

20 / 67
前編的な感じです。
内容全然薄いので注意。


連れ去られた者の居場所

ユウキが連れ去られて1週間が経過した。

ヒビキはその間全力で探したが、見つかることはなかった。

フレンドも全員消されているらしく、唯一分かるのはまだ生きているという事だけ。

ヒビキとユウキは婚約しているため共通化ストレージ機能がある。

片方が死ぬと生きているもう片方にアイテムが全て委譲されるためユウキが生きている限り共通化ストレージは消えない。

 

「・・・くそっ、どこにいんだよ、あの糞野郎」

 

ヒビキはその間探しつづけ、キリト達にも協力を仰いでいるが見つからなかった。

 

「お兄ちゃん、焦りは駄目」

 

「分かってるよ、だけどユウキの事考えたらいてもたっても居られねぇ」

 

「・・・!もしかしたら・・・」

 

「宛てがあるのか!?」

 

「《メテオクレスト》が・・・怪しいプレイヤーを見つけた。人数は10人で一人は担がれてるって」

 

「・・・場所は」

 

「キリト達にも送った。場所は47層」

 

カグラが場所を言うとそこにはヒビキは居なかった。

それほどまでユウキの事を考えている証拠だが一人では相手しきれるのか分からないと思い、カグラも向かうことにした。

 

 

カグラに言われ47層に来たヒビキは目視でジョニーを探していた。

 

「どこだよ!・・・ったく」

 

ヒビキとて結局は人間であることには変わりは無い。

見つけるにも焦れば見落としは出来る。

すると後ろから声が来た。

 

「おーい!ヒビキ」

 

「ヒビキ君!」

 

「おう、ヒビキ!」

 

「おめぇらか・・・何しに来た」

 

「何ってそりゃあユウキちゃんを探すんだろうがよぉ!」

 

クラインが言うとさらに後ろからもう一人来た。

それは先程居たカグラだった。

 

「ヒビキ一人じゃ探しきれないと思った。みんなユウキの事考えてくれてる。だからみんなで探そう?」

 

「・・・あぁ、そうだな。焦りすぎた」

 

カグラが落ち着いた感じでヒビキを冷静にさせ、みんなで捜索する事になった。

 

 

 

その頃、ユウキは。

 

「んー、んー!」

 

声が出せないように口を塞がれ、目も隠されていた。

だがその声は震え、目隠しからは涙の跡があった。

そして近くには、飢えに耐え兼ねている狂った竜が捕らえられていた。

 

 

 

 

「見つからねぇ、となるとあそこか・・・?」

 

ヒビキはフローリア全体を探すも見つからずある一つの場所を考えた。

 

「その場所って?」

 

「位置的には47層と46層の間にあるダンジョンがある。挑戦には特殊な鍵がいるみたいで出来なかったんだが・・・もしあいつらがそこを通ったなら鍵は消えてるはずだ」

 

「間にあるダンジョン?そんなの初耳だぞ」

 

「当たり前だ、そこはアルゴですら危ういからな。情報収集の前に弔いをしないとならんくなるぞ」

 

「そ、そんなに強いの?」

 

「何でも最深部には狂暴な竜が居るらしくてな、確実に討伐不可らしい」

 

「ならどうするんだ?」

 

「ビーストテイマーが居ればその竜を手なずけれるらしい。だが《テイミング》が1000以上じゃないと無理だろうな、そんな竜を懐かせるなんぞ」

 

ヒビキのビーストテイマーに心当たりが無いでも無いキリトはある人物に協力を依頼した。

 

「待っててくれ、ビーストテイマーなら心当たりがある。それも熟練度1000以上の」

 

「・・・なるほどな、あの子か」

 

「あぁ、今呼んでるから少し待とう」

 

キリトはその人物にメッセージを送るとすぐに行くとの返信が来たためしばらく待った。

 

 

少しすると転移門が光り、人が来た。

その人物は中層プレイヤーなら知らぬ者はおらず、また竜使いとしても名を馳せているシリカだった。

 

「キリトさーん!」

 

「お、シリカ」

 

「どうしたんですか?急に来てほしいだなんて」

 

「あぁ・・・実はな君の力が必要なんだ」

 

「へっ?私のですか?」

 

「ああ、ビーストテイマーである君じゃないと頼めない」

 

「よくわかりませんけど、わ、わかりました!」

 

キリトの説得により、パーティーにシリカが加わり、今回の事を話した。

 

「ユウキさんが!?そ、そんな大変じゃないですか!」

 

「シリカ・・・頼む、静かにしてくれ」

 

少し煩かったのかヒビキはむすっとした顔でシリカに言う。

 

「ご、ごめんなさい・・・」

 

「で、今回の目的はユウキの奪還だが、46.5層はある意味高難易度以上だ。推定レベルは100。だが道中はなりふり構わず俺が掃除しよう。だが深部には狂暴な竜がいる。それをシリカ、お前がテイムしてくれ」

 

「えっ、えぇぇぇぇぇ!?」

 

驚くのも無理はない。

シリカのレベルは85。

それに対して挑むダンジョンの推定レベルは100なのだ。

しかも狂暴な竜をテイミングしてほしいという物が難しい物だった。

 

「そ、そんなの無理ですよ!私まだ85ですし、竜なんて・・・!」

 

「・・・なぁその隣に飛んでる奴・・・竜だよな」

 

ヒビキがピナを指すとシリカはすぐに静かになった。

何とか渋々了承してくれたため、このままダンジョンへと向かうことにした。

 

 

だがこれはあっさりと終わる事とは誰も知らなかった。

 

 




次、ユウキ奪還作戦



※この小説はログインせずに感想を書き込むことが可能です。ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。