仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE   作:桐生 勇太

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第11話:幻夢とゲンム

檀黎斗視点

 

「おい、待て」

 

「む?」

 

 ダクトから出て、どこかへ去ろうとする偽ゲンムを呼び止めた。

 

「偽物め………正体を現せ!」

 

 【マイティアクションX!ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!

マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクショーン!X!

アガッチャ!デ・デンジャラスゾンビ!デ・デンジャラスゾンビ!】

 

 変身を完了し、偽物に殴り掛かる。

確かに奴の顔面をとらえたが、私の拳は奴のに掴まれ、逆にこっちが跳ね飛ばされた。

 

「ぐわ!………くっ…合気か!? 今のは?」

 

「君のレベルは10、私は2。だが、相手の力を利用する合気ならレベル差などないようなものだ」

 

 倒れたところで顔を踏んずけられ、視界が真っ暗になる。

 

「ぐッ………! くそお! 私こそ元祖幻夢だ! 負けるわけには………痛で!」

 

 跳ね起きた時と同時に「面!」と言う声がし、直後に鉄パイプで頭を殴られた。

 

「ぐ………け、剣ど」

「胴!」

 

「ぐほ!!」

 

 剣道も使うのか? と聞く間もなく腹を叩かれた。 この野郎………

 

「貴様ァ! もう許さ」

「フン!」

 

「うげえぇ………………」

 

 最期はのどを突かれ、私はその場に崩れ落ちた。

 

「君の負けだ。檀」

 

 倒れた私からガシャットを抜き取り、変身の解けた私に投げつけてきた。

額に直撃し、一瞬くらっとなった。

 

「く、くそ………」

 

「元祖だ何だといっていたが、一応行ってやろう。「ゲンム」と名乗ることならば、私は君よりはるか前から名乗っている。後から出たのは君の方だ」

 

「私は………お前を絶対に信用しないぞ………!

永夢とあの刑事を利用して……………何をする気だ!」

 

「………………別に、私は彼らの信頼を得たいわけではない。 私が一方的に彼らを信用するだけさ。 第一、私は永夢には大きく興味があるが泊君には興味はない。 私が命をとして守るのは永夢一人だけだ。私が永夢を守るのは私の義務だが、泊君を守るのは義理はあっても義務ではない。 無論、君もね。私が守るのは二人だけだ。まあ、可能なら許す限り救える命は救うが」

 

 話を終えた奴はそのまま一瞥もせずに去っていく。私は体に力を込め、叫んだ。

 

「君が持っているゲーマドライバーは自作だろう!?

私のゲーマドライバーは他人がホイホイ作れるような代物ではない!

ゲンム! ロイミュードの義体もラスボスバグスターも作ったのはお前だろう!?

正体を隠し、私の名をかたり、お前の目的は一体なんだ!!?」

 

 叫んだ声が聞こえたのだろう。奴は振り向き、笑った………気がする。

 

「決まっているだろう? この世界を………いや、君が知る必要はない」

 

 

 

 

 




はい、錆ゲンムの正体確定。

名前も確定。
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