仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE 作:桐生 勇太
遂に………皆が死ぬ時がやってきました。
そして永遠に眠り続ける世界へ
蛮野視点
「こ、ここは………?」
私はあたりを見回した。自分が設定したはずの研究所の最深部に念のために作っておいた義体のおいてある部屋ではなく、それどころか体は義体でもなくタブレットだ。
「一体………!」
「お、終わったようだな」
呆然とつぶやくと、一人の男が部屋に張ってきて、私の存在に気付いた。
「貴様ッ………ルーフマン!!」
「よう蛮野、予想通り時間だな。4度も死んだ気持ちはどうだ?」
攻撃しようとするが、全く動くことができない。当り前だ。タブレットが人を殴れるはずもない。
「お前はもう用済み………俺はそういったな?ならば、お前はこの世から消えるべきだ。何せ、この俺が直々に用済みと教えてやったんだからな?そうだろ?蛮野」
「ふざけるな!このッ」
ルーフマンは手慣れた手つきで私をタップし、項目をいじった。画面にウィンドウが現れ………
「ヒッ………やっやめろ!貴様
「黙れ。今お前は誰に向かって「貴様」と言った?俺は全知全能の神だ。まあ多少の狼藉は見逃してやる。もう会うこともなかろう。わざわざ詩島剛がお前を殺そうとしたとき、バックアップを取って暗に助けてやったと言うのに、お前は実に使えなかった………」
恐らくルーフマンはあらかじめ私の研究所の機械を破壊し、設定を変更して私のデータが奴のタブレットに行くように仕向けたのだろう。私をこの世から完全に消すために。
[はい]をタップされ、私の意志や記憶が消えていく。
処理%が80を超えたあたりから、もう自分の名前もわからない。
「お、お前は………一体………」
「教え……やろう……………俺は………この…世界に……………復讐する………」
それを聞き届けることなく、私のデータは完全にこの世から消滅した。
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だが、全てが終わったわけではない。
これは、宝生現夢にさえ教えなかったこと。
私のすべてをつぎ込んだ、究極の破壊者。
私のデータがこの世から消えると同時に、
私が行おうとしていたものは、飽くまでこの世界を手に入れること。
グローバルフリーズ3、それが私が
ETERNAL GLOBAL FRIEZEは
手に入れられないのならば壊してしまえ
これは呪いだ。
全員殺せ。
世界を滅ぼせ。
私の生涯で、私自身を含め、
それで私は手に入れるんだ。
この世界を。
さあ、共に眠りにつこう。
私と世界はいつまでも一緒だ。
【仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE】
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