仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE 作:桐生 勇太
リアルに主人公の状態を考えてみましょう。
永夢視点
蛮野とパラドが飛び出し、決着がついた直後ほどになって、気絶した泊さんを介抱していた僕は不意に蛮野の研究室の一角が強い光を放っているのを見つけた。
「これは………【バグスターズ】ガシャット?一体………」
見たこともないガシャット、誰が作ったものなのかもわからない。その銀色の光が徐々に強くなって………
【
僕は忘れていたことがある。
数々いるかつて戦ったラスボスバグスター達。
その中に一体だけ、出てこなかった奴がいた。
僕の記憶の限りで、最強のラスボスバグスター。
仮面ライダークロニクル、ラスボスバグスター。
「ゲム………デウス………!」
「フッフッフッフッ………ハーッハッハッハッハッ!!!!」
大声で笑いながら、ゲムデウスが剣と盾を召喚した。
「久しいなエグゼイド!息災か!?」
「………ゲムデウス…!またウイルスをまき散らしてパンデミックを起こす気か!?」
僕がそう言うと、ゲムデウスは申し訳なさそうに目を伏せ、静かに頭を下げた。
「………あの時は、檀正宗に思考ルーチンを変えられていた………言い訳がましいことだが、本意ではない。ゲームとは関係のない一般市民を巻き込んだこと、恥ずかしく思う………申し訳ない」
「えっ………?」
そこまで真剣に謝られてしまうと、どうすればいいのか分からない。
「ゲムデウス………君は一体………」
「我が名は
「終焉!?」
「左様。ラスボスバグスターの中で最も強大なこのゲムデウスがラスボスとして最後に降臨し、主人公であるプレイヤーたちと戦う!正しい仮面ライダークロニクルの最終ステージなのだ!」
………やっぱりこいつ、敵か!
【ガシャコンキースラッシャー!】
キースラッシャーを出し、僕は構えた。ゲムデウスを見据えて。
油断はなかった。
視線は外さなかった。
それなのに、僕はゲムデウスの攻撃をとらえることができなかった。
「………………………あれ?」
急に転んでしまった。
起き上がろうとしても、体が………
いや、下半身が言うことを聞かない。
どうした?
どうなってるんだ?
ゲムデウスの方を見ると、ゲムデウスと僕のちょうど真ん中あたりの位置に何か置いてある。
金色の、何か………
下半身が、焼けるように熱い。
どうして僕は立てないんだろう?
ああ、
そうか、
あれは………………
切り離された、僕の腰から下だ。
さようなら
終わりはいつでもそこに