仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE 作:桐生 勇太
「ここにいたか、エグゼイド………」
「待ってたよ。君なら、あの書置きの意味を分かると思ったからね………」
「【始まりの場所で待つ】か………」
ここは、僕とパラドが分かれた場所。
世界で初めて、パラドが生まれた場所。
ここが、「仮面ライダーエグゼイド」の始まりの場所だ。
「さて、エグゼイド、お前はどう戦うつもりだ?下半身もない、適合者でもないお前が………」
そうだ、現段階では、僕はただの大怪我をした一般人に過ぎない。
「でも、お前を倒すよ。これは、これまで僕と一緒に戦ってきた、お前と戦った皆の意志でもあるんだ」
「良いだろう!ならば、見せて見ろ!貴様の覚悟を!」
僕は懐からあるものを取り出した。
それが、世界を滅ぼすか、それとも救えるかは分からない。
でも、これだけは言える。
二つに一つ。
【Enter The GAME!Riding The END!】
「バグスターウイルスが消えたなら、また入れればいいじゃん」
僕はクロニクルガシャットを使って、ライドプレイヤーに変身した。
「………は、ぁ………?」
ゲムデウスは、心の底から間が抜けたような声を出した。
「エグゼイド………お前よもや、そんな力で、そんな状態で勝つ気か?」
「いや、無理でしょ。例え足があっても無理だよ。それだけ力の差は大きい」
ゲムデウスは本気で困惑している。
「じゃあ、始めようか。僕の人生………FINISHは必殺技で決まりだ」
【マキシマムマイティX!】
【HYPER MUTEKI!】
ハイパー無敵ガシャットは自分のドライバーに。
マキシマムガシャットはキースラッシャーに刺した。
「じゃあ、もしかしたら
「待て………貴様何を………?」
【MAXIMUM CRITICAL FINISH!】
僕は、自分に向けてトリガーを引いた。
光線のように輝く弾丸が僕自身に命中し、僕の体が崩れ、消えていく。
【GAME OVER】
そうして、僕は死んだ。
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そう、
「エグゼイド………お前は………一体………」
何をしようとしていたか、理解できなかったのだろう。
奴は、困惑の声をあげた。
………………その背後で、散ったエグゼイドの粒子がまた集まり、この俺様が誕生したことにも気づかないのだ。
「おい」
努めて気さくに話しかけたつもりだが、ゲムデウスは構えを取りながら叫んだ。
「何者だ!?」
何者とは変なことを聞くなと思ったが、自分の体を確認してみて納得した。
「ああ………なるほどな」
俺様自身は元の人間の体を再現したつもりだが、ところどころ間違えていたようだ。
アラバスターのような瞳のない目。
背中の右から飛び出す、巨大な黒い片翼。
鱗で覆われ、赤い爪、さらに肘にも大きなとげがある。処遇アームファングと言ったところか。それらすべてが合わさった右腕。
極めつけはこの服だ。
俗にいう喪服。さらに中のシャツまで黒。
確かに、元の人間とは違うようだが、まあいい。
「俺様は、貴様と同じ、ゲムデウスと言う名だ。仮面ライダークロニクルガシャットに入っていたゲムデウスとエグゼイドの人間の遺伝子を混ぜて誕生したのがこの俺様だ」
「お前も………ゲムデウスなのか!?」
改めて説明した方がよさそうだな。
「宝生永夢は、人間としての命を終えた………ハイパー無敵とゲムデウス両方の能力を持ったこの俺様こそが、この世界を破壊する正当な資格者だ」
この世界は、この俺様が壊す。貴様ではない。
「俺様は、Re:ゲムデウスでなければゲムデウス
ゲムデウスMUTEKI改め………ゲムデウス
この後、新たに生まれたゲムデウスMがRe:ゲムデウスを撃破。
その後にキッドを殺し、最終的に世界を崩壊させた。
ポッピーは何とか永夢の人格を取り戻そうとしたが、最後は両腕をもがれ、頭を踏みつぶされた。
結局、後になって現れた黎斗がゲムデウスMを戦いの途中で正体に気付きながらも殺し、世界を救済した。
これが、BAT・END・GAMEの正体。
DEICIDE(神殺し)を表すDではなく、TAKEOVER(乗っ取り)と言う意味で話が終わるのは残念です。
これは(B)OSS・(A)DVERSARY・(T)AKEOVER・END・GAME【BAT・END・GAME】
敵であるボスに乗っ取られて終わったゲーム
であり、
(B)OSS・(A)DVERSARY・(D)EICIDE・END・GAME【BAD・END・GAME】
敵であるゲムデウスを殺して終わるゲームは別に存在します。
つまりは分岐エンドです。
このまま暗い終わり方を見届けたい人はすでに投稿されている『BUT・END・GAME』と『終った世界と創世者』を読んでいただければ終わりです。
ちゃんとしたハッピーエンドが見たい人は、もう少しお付き合いください。