仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE 作:桐生 勇太
※今回、もしくはこれからの描写で永夢に対する行動に差別てきな表現があるとお叱りを受けました。
永夢の行動は飽くまで彼個人の行動と思っていただき、実在のホームレスの皆様方にはまったくもって反映されることではないということを読者の皆様どうかご理解とご協力をお願いします。
パラド視点
「もう一度聞く。ブレイブとスナイプはどうした?」
俺はしばらくグラファイトを見つめ、しゃべり始めた。
「二人とも、俺が倒したんだ。だから、代役として俺が来た」
「倒した…だと? 嘘を言うな。ブレイブはレベル100だ。レベル99のお前が勝てるわけがない」
まあそうなんだよね…まあ、今は説明する気もないけど…
「約束の時間はとうに過ぎてて、ここにいるのは俺だけ。それが証拠じゃだめか?」
「…………………………」
よし、ここまではこれでいい…………重要なのは、これからだ。
「そういえばさぁ、俺とお前、仲間だったってのもあるけど、戦ったことなかったよな。実はお前と一度戦ってみたかったんだよな。お前はどうだ?グラファイト」
「それは奇遇だな…俺もだぞ。パラド」
うん、これでまずグラファイトは俺との勝負を拒まない。
「ところでさ、「戦士」の決闘ってのはさ、やっぱりお互いのすべてをかけて戦うんだよな?」
「無論だな。命を、名誉を、おのれの全存在をかけて戦うのが決闘だ」
「ならさぁ、グラファイト、俺が勝ったら、お前の「戦う理由」をよこせ」
「戦う、理由………?」
「俺が勝ったら人間の味方になれとは言わない、
人間のために戦う、「俺」の味方になれ」
………頼む、乗ってくれ、グラファイト……………
「いいだろう、分かった」
「………! よし、なら早速始めるか!
俺はパーフェクトパズルとノックアウトファイターの仮面ライダーパラドクス! マックス大…」
「俺はドラゴナイトハンターZの竜戦士、グラファイト!」
「変身!」「培養!」
【ガッチャーン!マザルアップ!
赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差!
【
【ガシャコン
「行くぞ、グラファイト!」
「来い! パラド!」
始まった…あそこまで見えを切った以上、負けられねぇ………!
俺は
《b》【PERFECT CRITICAL FINISH!】
「パラド………何を………?」
自分で自分を撃つなんて、何やってるか理解できないだろうな………
【逆転】
グラファイトが対応に困っているすきをついて、エナジーアイテムを投げつけた。このアイテムは、自分と相手の体力を入れ替える能力がある。つまり、俺の今の自爆ダメージがグラファイトのダメージになったわけだ。
「グ…パラド…貴様!」
「悪いなグラファイト! 俺は負けるわけにはいかねぇんだ! 文字通り
次だ。取りあえず、エナジーアイテムでけむに巻き続ける!
【混乱】
「ぐわッ…!」
今度は混乱で行動封じ。怯んだすきに殴りつけた。
【暗黒】
また別のエナジーアイテムでグラファイトの周りを闇で満たす。視界をつぶしてもう一発を狙う。
「…………そこだ!」
「危ね!?………何!?」
なぜかグラファイトは俺のいる場所を正確に狙ってきた。かろうじて避けたが…効いてなかったのか? ぼやぼやしているうちに闇の霧は晴れてしまった。
【透明化】
体を透明にしてグラファイトに肉薄する………が、またグラファイトは俺のいる場所を正確に狙ってきた。今度はもろに食らった。
「な、なんで………?」
「心眼もってすれば目など必要無し! この程度の策ならば、俺には勝てんぞ!」
「…! ああそうかい! ならこれだ!」
【停止】
時を止めるエナジーアイテムで、俺以外の時間をすべて止めた。
「忘れたかパラド! 俺の体内にゲムデウスウイルスがある限り、俺に時止めは効かん!」
「やべ!」
「ドドドドドドドド紅蓮爆竜剣!!」
【鋼鉄化】
すんでのところで鋼鉄化を使い、防御した。だが、滅茶苦茶熱い。痛い。大ダメージだ。
「ああああああ………ぐが!」
倒れそうになるが、気合で起き上がる。
「くっそぉ………アイテムだよりでやってんのに、ほぼ互角かよ………」
グラファイトが肉薄し、グラファイトファングを振った。
【挑発】【分身】
自分に挑発をつけ、その状態で体を分身させた。挑発のアイテムの効果でグラファイトは俺を狙うが、その俺自身が増えるため、グラファイトはめったやたらにファングを振り回すだけだ。本物の俺を狙おうにも、挑発のアイテムのせいで体は言うことを聞かない。
「頼んだぜ分身! その間に…! せっかく
【クリスマス】
クリスマスのエナジーアイテム。効果は俺のコスチュームをサンタっぽくして、あとは雪を降らせることくらいだ。
「…ッパラド貴様! ふざけずまじめにやれ!」
グラファイトは完璧に激怒している。
「…グラファイト、知ってるか? 黒い色は光を吸収して、白い色は反射するんだぜ?」
【発光】
「! しまっ……………………」
降り始めた雪がアイテム「発光」の効果を倍増し、グラファイトの目をつぶした。
【
「ぐあああああああ!!!」
グラファイトはもろにこれを受け、たたらを踏んだ。
死闘は、まだ続く。
一方そのころの飛彩と大我
「う、ん………パラドの奴が出したコーヒーを飲んでるうちに、寝ちまったみてえだな………ハ!
じ、時間は!? ………………12月25日AM3時………パラドぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「む………ん………パラドが出したケーキを食べているうちに、寝てしまったようだな………ハ!
じ、時間は!? ………………12月25日AM3時………パラドぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
またパラド視点
「おらぁぁぁ!」
「あああああ!」
ここへきて、戦いの決め手がないな………どうするか………
「………パラド、なぜそこまでしてお前は俺を仲間に入れたがる?」
「仲間、だからだ…………」
「だが、もうほとんど敵のようなものだぞ? それをわざわざ………」
俺はその時初めて、自分の感情に任せて叫んだ。
「もう誰も! 死なせねぇ!」
[ラヴリカが………死んだ………]
[永夢。命と笑顔を守る、皆のドクターになって………]
[最高の戦いができた。悔いはない………これでいい……]
ラヴリカの、ポッピーのグラファイトの命が消えた、消えかけた瞬間を思い出す。
「お前は俺の仲間だ! だから、何が何でもお前に勝つ!」
ついに俺は、禁断のエナジーアイテムを使った。
【終末】
終末のエナジーアイテム…どこからともなく鐘の音が聞こえ、クロノスが現れた。
「な、にい…!?」
「グラファイト、こいつは別に檀 正宗が変身してるわけじゃないぜ。そういうアイテムなんだよ! いけ! クロノス! 一発叩き込みな!」
【CRITICAL・SACRIFICE】
終末のエナジーアイテム、それは伝説の戦士クロノスを召喚し、攻撃してもらうアイテムだ。
「グラファイト! これが俺の、最後の攻撃だ!」
「負けん! ドドドドドドドドドドドドドドドド紅蓮爆竜剣!!」
クロノスとグラファイトの必殺技が交錯し、せめぎ合う。
「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
グラファイトは何とクロノスを吹き飛ばした。クロノスは霧散し、消えていった。
全能力を使い切ったグラファイトは、その場に膝をつき………
【
「グラファイト! 最後の攻撃とは言ったけど、その攻撃が一発とは言ってないぜ!」
こうして、俺とグラファイトの戦いは、俺の勝利で幕を閉じた。
お読みいただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか? せっかくのクリスマスなので、エナジーアイテムを出してみました!
自分自身、書いていて「パラドズルくね?」と思ったのですが、実質的にタドルレガシーとの一騎打ちで勝てなかったパラドと、ゲムデウスの力で限界を超えて、ブレイブ&スナイプの二人と見事な戦いを繰り広げたグラファイトでは、「やっぱりもうグラファイトのほうがパラドより強いのかな?」という結論になったのでパラドがエナジーアイテムで戦いの主導権を握るという形になりました。