仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE 作:桐生 勇太
ということで元旦の用事が済んだので小説再開です。
※今回、もしくはこれからの描写で永夢に対する行動に差別てきな表現があるとお叱りを受けました。
永夢の行動は飽くまで彼個人の行動と思っていただき、実在のホームレスの皆様方にはまったくもって反映されることではないということを読者の皆様どうかご理解とご協力をお願いします。
朝、電脳救命センターでパラドが飛彩さんと大我さんに追い掛け回されていた。
「ど、どういたんですか!?」
「永夢! 助けてくれ!」
「黙っていろ小児科医!」「引っ込んでろエグゼイド!」
騒いでいる内容を聞いてみると、どうやらグラファイトは飛彩さんと大我さんとは戦わず、パラドと戦ったみたいだ。それでパラドがグラファイトを匿っていると考えて、追い掛け回しているみたいだ。
「ま、まあ取りあえず落ち着いてください!」
その後数分間、僕も交えて、飛彩さんと大我さんをなだめるのに必死だった。
そして、貴利矢さんやポッピーにも協力を仰ぎ、「バグスター連合を倒すまでグラファイトの処遇は保留」という形で決着した。
「ふぅ~…少し休憩しようかな?」
僕はその後、いつも通りの小児科医としての仕事をしていた。休憩時間も迫り、休憩することにする。
「じゃあね、
そう言い残して、僕は直前まで話相手になっていた女の子の病室から出た。あの子はちょっと寂しがり屋さんなんだ。時間がある限り、これからもあの子の話し相手になってあげよう。
僕は階段をのぼり、屋上へと向かう。しばらく待っていると、後ろからパラドが現れた。あの時と同じだな。なんて思う。
「永夢………グラファイトのことなんだけど………俺、あいつにやっぱり生きててほしいんだ!
だから…………!」
「大丈夫だよ。パラド。僕はグラファイトを倒す気はないから………今はバグスター連合の奴らを倒すことが最優先だしね………全部が終わったら、一緒に衛生省に行って恭太郎先生にグラファイトもパラドと同じ扱いにしてくださいって頼んであげるよ」
そういうと、パラドは顔を輝かせた。
「永夢…! ありがとう!」
「………………でも、恭太郎先生がよくても、飛彩さんと大我さんがね……………」
そう言って、僕はゆっくりと明後日のほうを向いた。ごめん、パラド、流石にあの二人組は僕には止められないよ…
「あ………………」
パラドもそのことを思い出し、顔が曇る。これはいろいろ長い戦いになりそうだ………
ピリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!
そんな時、救急通報が入った。
「パラド、行こう!」
「ああ!」
パラドと僕は、大急ぎで現場に向かった。…そこには…
「「「来たなエグゼイド! 我々がお前を「塩」「砂糖」「胡椒」漬けにしてやる!」」」
そこには見慣れない三人のソルティが立っていた。三人いっぺんに話すから、何だかごちゃごちゃして聞こえる。
「私はゲーム「マキシマムマイティX」ラスボスのグレンラガン・ソルティ!」
「「我らはゲーム「マイティブラザーズXX」ラスボスの兄ペッポー!」同じく弟のスガー!」
ソルティが
うん、とってつけたような名前だな。
お読みいただきありがとうございました。