仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE   作:桐生 勇太

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第45~170話・天を掴んだその後に

真っ暗な世界に、私は一人で立ってる。「あの人」は無事なのだろうか?

 

きっと「あの人」は優しいから、あの事を引きずってしまう気がする。気にせずに頑張り続けてほしいのだけれど…

 

一人でそんなことを考えていると、ふと誰かの視線を感じた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

不躾な視線を送ってくるのは、さっきの黒い靄。

 

「・・・満足か?」

 

・・・・・・ええ。満足よ。

 

「そうか・・・・・・・・・」

 

あの人なら、大丈夫。そう思う、信じてる、信じたい。

 

「・・・・・・・・・そうか」

 

・・・一つだけ、聞きたいことがあったのだけれど、

 

「・・・・・・・・・なんだ?」

 

どうして手伝ってくれたの?

 

靄は歪んで笑った。

 

「神話でもよく聞くだろう? 神は気まぐれなんだ。助けることもあれば、助けないこともある。今回は、興が乗った」

 

・・・・・・・・・そう。

 

「ああ。だが、おかげでお前はこんなありさまだ。死んでいて、しかし消えきれず・・・悪くすると永遠にこの世界の中だ」

 

それでも私はそれでいい。「あの人」はそれだけの価値がある人だったから・・・

 

「・・・・・・・・・そうか」

 

きっとこれからも、あの人は人々のために戦い続けるの。私はそんなあの人を助けたかった。

 

「そうだな。お前はそう言っていたな。だから俺はお前に天を掴ませた」

 

そう…それに、「あの人」なら、あるいは私がどんなに遠い世界に行ってしまっても、きっといつか迎えに来てくれるって、そう思うの。そういう人だと思う。だから、私はここで待ってるの。それでいい。

 

「そうか・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

どれくらいの時が立ったのだろう? いつの間にかまたあの黒い靄が来ていた。

 

「お前の言うとうりになりそうだな・・・・・・・・・奴は強い。心も、力も・・・・・・・・・」

 

もちろん、そうよ。だから、私は・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ああ、わかっているさ・・・・・・・・・」

 

頑張ってね。私はここで待ってるから。

 

 

 

 

また、どのくらいの時が立っただろう? ふと横を見ると、あの靄がいた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お前の勝ちだ。何から何まで、お前の言うとうりになった。丁度いいと未来予知は使わなかったが、お前の言うとうりになったな。俺の予想は大外れだ」

 

そうみたいね。

 

靄は、いつしか消えていた。目の前がまぶしく開き、「あの人」の私を呼ぶ声が聞こえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは、そのままこえのするほーへかけていった。




靄 霧 霞 雲………………
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