仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE 作:桐生 勇太
「ちょっと大我! 何この人形みたいな人!」
「大我様! まさかもうお相手がいらっしゃったのですか!?」
今、俺はニコとエリーゼの両方に挟まれている。はっきり言って地獄だ。
「いったん二人とも落ち着け………頼むから落ち着け」
その後しばらく、ニコにはエリーゼが来た経緯を説明。エリーゼにはニコとの関係を説明した。
「………というわけで、俺と
「そ、そうですの………良かった…ここまで来たのに、その日のうちに散る恋なんて、笑えませんわ!」
…言うまでもないが、この病院の仕事を手伝わせるとかありえない。さっさとお帰り願おう。エリーゼにその旨を伝える。
「大我様は
………そんな小動物のような目で見てもだめだ。ウイルスと一緒に仕事をする病院なんて、冗談じゃない。
「嫌いとかじゃなくてな………無理だ。俺はすべてのバグスターをぶっ潰すって決めてんだ」
「あら? ではポッピーさんも倒してしまうのですか?」
「あいつは……………………………………いいんだ。次裏切ったら殺るって決めてる」
「では私は? 殿方を襲った記憶なんて有りませんが?」
「………………………………………………」
してやったりという顔でエリーゼがフンスと鼻を鳴らしてどや顔になる。………うっっぜぇ。
「ダメだここは病院だ」
「病院には菌が溢れていて当り前………というかワクチンなどにもウイルスは使うのでは?」
「CRに行け」
「何時でも大我様のお傍に………」
「………自分の連合に帰れ」
「辞めました」
「…………出ていけ」
「シンプルですね。では私もシンプルに………
「………誰か助けてくれ………」
こうなったら力ずくでたたきだすか?
「時に、大我様? 病院の経営のほうはうまくいってらっしゃいますか?」
「………何が言いたい?」
「檀黎斗への賄賂の散財、医療器具の維持費、光熱費、バグスター専門という政府の認可になってしまったため元の闇医者稼業は続けられず、かと言ってほとんどの患者さんは大手の電脳救命センターCRに行ってしまう………半分趣味でやっている株も大した実りは期待できず…………」
こ、こいつ………まさか、すべて知ったうえで………!
「建物の老化も著しい………建て替え、もしくは補修工事が必要ですね………その上で水道、ガス、電気代、バイトへのお給金………大丈夫ですか?」
「な、なに、が………いい、たい?」
「私が代わりにお支払いしましょうか?」
一瞬、目の前のこいつが女神に見えたというのは墓場まで持って行こう………
「お、お前になんの、なんの得がある………?」
「えぇえぇ、勿論、お慕いしている方が貧困で苦しんでいる等と言うのは此方もとても心苦しい事です。それに、好きな方の力に少しでも成れたらと思うのも、当然でしょう?
それに、代わりに私を此処で働かせて頂きたいと言う打算も有りますし、其れに付きましても手伝いが増えるという意味では貴方の方にも十分に利が有るでしょう? 如何ですか?」
も、もう駄目だ………断れねぇ………
「ちょ、ちょっとぉ! そんなの認めないし!」
俺が折れそうになったところで、たまりかねたニコが割って入った。
「美女と野獣が一つ屋根の下とかあり得ないし!!」
………おい、誰が野獣だ。
「そ、そうだ! あたしが稼いだお金で………」
「あら? ゲンムコーポレーションの立て直しで全て株に代わっているのでは?」
「………あ」
ニコでもダメか………終わった、な………
「い、いいし! 株全部売るし! お金に換えてやるー!」
「やめろ、あの会社がつぶれる」
………こうして、俺の病院、花家ゲーム病専門クリニックにバイトが一人? 増えた。
お読みいただきありがとうございました。
何だかギャグ路線になってきたな………戻そうかな?