仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE   作:桐生 勇太

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今回で大我さんメイン回は終了です。

次回からはパラドクスVSObiパラドクスだと思います。


※Twitterにこの小説のキャラクターの画像を張ってみました。
ハイパー無敵ソルティやObiパラドクスなど、気になる人はどーぞ。ちなみに名前は桐生&エリーゼのままです。
(多分「ハイパー無敵ゲムデウスクロノスX」とTwitter内で検索すれば出てきます)


第6話:大我とNEW HOUSE

 そこから数時間後、凄まじいの一言だった。恐らく俺が言いくるめられるのを分かってたんだろう、次々と病院の中に業者の奴らが入ってきて慣れ親しんだギシギシと鳴るベッドをはじめ、ガタつく机、うまく高さの調節ができないイスなど古そうなものはすべて持っていかれ、代わりに新品の、いかにも西洋貴族のお屋敷にありそうな家具様たちが運び込まれてきた。壁は速攻で傷んでいる部分は張り替えられて上からタイルを張られ、床は磨かれワックスをかけられ、机の上のPCは最新機器に代わっていて、ポケットWi-Fiで済ませていたのに光回線が入ってきて、画鋲で壁につけていた時計は柱時計に代わり、もはや別の場所に移動したみたいだ。

 

「ど………何処なんだ? ここ………?」

 

「………マジ意味分かんないんだけど………」

 

 少し前までいつも通りの、汚いながらも掃除をいつも欠かさなかったオンボロの俺の病院という名の城は外見はともかく内面はもうなくなっちまった………

 

「はは………見ろよニコ………このベッド、人をダメにするやつだぞ………ほ~ら、ふかふかだ………あはははははははは………よくみりゃあのイスも………はは………」

 

 ベッドの上でゴロゴロ転がってみると、ニコが悲しい顔をしていた。

 

「ああ………大我が壊れた………」

 

 壊れてねぇよ………壊れたふりでもしてねぇとやってられねぇんだ………

 

「どうすんだよこれ………?」

 

「アタシ、ちょっと文句つけてやる! 待ってて大我!」

 

 頼むぞニコ………俺はもうだめだ………お前が…最後の希望だ………!

 

「ちょっとぉ!」

 

「あら西馬さん! 玄関先のあの「花家ゲーム病クリニック」の看板は、もしかしてあなたが?」

 

「え? そ、そうだけど………?」

 

「素敵ですわ! とても読みやすくて、引き寄せられる内容! 色とりどりの色彩は、とても気品がありますわ!」

 

「えっ!? っそ…そうかな………へへ………」

 

 

「ところで、少々髪の毛が痛んでますわね………こちらのリンスなど如何かしら?」

 

「ああ、最近夜遅くまでゲームしてたから………ってそれ! すごい高い奴じゃん! いいの!?」

 

「ええ、もちろんですわ」

 

「うわ~! ありがと~!」

 

 ダメだ………あっさり手なずけられた………

 

「大我~すごいのもらっちゃった~!」

 

 もう駄目だ………全員やられた………こうなったらCRに連絡を………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エリーゼさんはいい人だよ! 私を逃がすのを手伝ってくれたし!この明日那さんことポッピーが保証するよ!」

 

 

 

………ダメだった………

 

くそ………もうどうにでもなりやがれ!

 

「大我院長、コーヒーをどうぞ」

 

 エリーゼがコーヒーを持ってきた。院長って俺か………

 

「………う、うめぇ………!!!何だこの旨さは………! く、くそ………ニコと同じように俺が高級なものでつられると思うなよ………!」

 

 そう思いながらエリーゼのほうを見ると、インスタントコーヒー(・・・・・・・・・・)の袋をいそいそと片付けるエリーゼの後ろ姿が見えた………なん…だと…

 

「カップに粉と水を入れて電子レンジに掛けたんです。こうする事で苦み、酸味、コク、香りが深まりますわ。コーヒーの温度は80度から90度ぐらいにしています。こうすることでまろやかな味わいになってさらに香りも引き立ちますわ。基本的に温度が高すぎると苦味が増して、低すぎると酸味が増すので、自分の好みに合わせて温度を調整するので、今回は私の好きな風に入れてみましたわ。お口に合ったかしら………?」

 

 旨すぎるとはとても言えず、俺は仏頂面でコーヒーをがぶがぶ飲み続けた………




お読みいただきありがとうございました。
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