仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE 作:桐生 勇太
貴利矢視点
「………おい、起きろ、九条貴利矢、聞こえているのか!?」
「………んあ?」
いつの間にか眠っちまってたみたいだ。まだ少しぼうっとする。
「ヴァーハッハッハ!! 新しいガシャットを作ったぞぉ!!!」
「いややかましいわ神」
自慢したいならよそでやってくれと思っていたら、俺の方にそのガシャットをパスしてきた。
「………へ?」
「君のだ。使いたまえ」
「ええええええええええええええええ!!!!?」
「な、なんだ………?」
こいつが自分以外の輩にガシャット渡すとか信じらんねぇ。普通自分の分から作るだろ!
「安心したまえ。やばいものじゃない」
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[君にクリスマスプレゼントをあげよう]
[な、なんだこれ………!?]
[このガシャットはこうやって使うのさぁ………ブゥン!]
[【デンジャラスゾンビ!】]
[真実とともに、闇に追放してやる………!]
[【CRITICAL END】]
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「………うん、信用できん。俺の前世(笑)がそう言ってる」
去年のクリスマスのことはもう忘れよう………うん、そうしよう。
「参ったなぁ………このガシャットの力なら
「待てそこ
「いいかい? まずこのガシャットのレベルは10だ」
「ほうほう………10か………ザコじゃん!!!!」
「よく言うわ! 10に倒されたくせに!!!
はぁ………よく聞け、これは、10であり、
エックスか………なんだ、びっくりした………あれ、Xって聞いた途端もっと信用ならなくなったぞ?
「まあ実際に使った方が早いだろう。外へ出ようか」
促されるまま外へ行こうとしたが………
「まてぇい! 私もつれていけ!」
「えぇ………」
極力こいつは出したくないけど………まあ説明もさせなきゃいけないし、仕方ない。
「シャバだぁ! ヴァーハッハッハ………ヴァーーーーーーー!?」
喜ぶこいつをバグヴァイザーⅡにぶち込み、外へ出る。
「こらぁ! ここからだせぇ!」
「はいはーい、静かにしましょーね、
「誰が
………ここらへんでいいか。バグヴァイザーⅡを地面に置き、スイッチを押す。
【暴速HORSE!】
「………馬?」
「そう、馬だ。詳しい使い方は、わたしを此処から出したら教えてやる!」
………しょーがない、出すか。意を決し、バグヴァイザーⅡのボタンを押した。
「先ずは普通の爆走バイクガシャットを刺し、次にそれを刺せばいい」
「なるほどね………未知速………変身!!」
【ガッチャーン!レベルアップ!爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク!アガッチャ!高速!音速!光速!暴速ホース!】
軽快な変身音とともに、俺は一頭の馬になった。
「あ………ガチで馬なのね………」
しばらく走ったりしてみる。………うん、前よりスピードも、小回りもいい、ジャンプもできるし………でも、これ………
「あんまり飛び抜けてないな。これならジェットコンバットのほうがまだ………」
「言ったろう? それはXだ、と………その時点ではまだ10の力だ。そこで!グレードX-0!変身!」
【ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!アガッチャ!デ・デンジャラスゾンビ!デ・デンジャラスゾンビ!】
ポウ!っという奇怪な声をあげながら檀黎斗が俺の背中に乗ってきた。…その時、俺の体が勝手に動いた。
「このように相方が乗りさえすれば、いかん無くその性能は発揮され………おい!暴れるな!落ちるだろ!」
言われても、全く止まらない。止まろうとしても、体が言うことを聞かないのだ。
「ああっ………うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
あっさり振り落とし、宙に浮いた檀黎斗にあろうことか俺は後ろ飛び蹴りを見舞ってしまった。
「ぐ………九条貴利矢ァァァァ!!死んだらどうする!何のつもりだ!?」
「わ、わりぃ………勝手に体が暴走しちまって………」
「暴走!? そんなバカな!」
その後どうやっても暴走は治らず、落ち込んだ神(笑)はドレミファビートに自らこもっちまった。
「………なぜだ………? ガシャットの不具合なんて初めてだ………」
………んー、これ、なんで使えねぇんだろうな? 使い方はあってるはずなんだけど………変身もできたし………
お読みいただきありがとうございました。