仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE   作:桐生 勇太

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第3部:幻の怪獣ノンマルトと少年
開戦


永夢視点

 

 ………今、僕の目の前にはハイパー無敵ソルティが立っている。

 

「………やはり、最後はあなたと私、こうなると思っていましたよ」

 

「まあ、お互いに無敵だからね。宿命でしょ」

 

「………まったくそのとうりですね。………培よ」

「ちょっと待った」

「………何か?」

 

 変身を中断されて、無敵ソルティは訝し気に眉をひそめた。

 

「ずっと気になってたんだ………どうして君たちは、僕らと戦うんだい?」

 

 そうだ。パラド達の時とは違い、僕たちはいまだに彼らの根本的な理由を知らない。

 

「………これは、真面目に答えなければいけないようですね」

 

「うん、隠さずに、話してほしい。ずっと気になってたんだ。

君たちは、正々堂々が過ぎる。いつも、正面から。人質なんか取らないし、大抵の特殊能力も全部相手に話してしまう。君の無敵の能力しかり、海帝の即死攻撃なんてその典型だ。言い出さなければ、多分どんな敵でも倒せる………それこそ、無敵の力を持つ僕でも。

君たちには、僕には人の心があるように思うんだ。優しくて、正直で………真っすぐな………」

 

 つまるところ、それがすべてだ。徹底しすぎたフェアプレイ。必ず、変更不可能な自身のレベル以外はすべて相手に合わせる行動。 まるで………

 

「まるで………時代劇に出てくる志士みたいだ

 

それに何より………君たちの名前もそうだ。

ベイオウルフ、あれは北欧神話のドラゴンと相打ちになった英雄じゃないか。

ガルーダはインド神話の神鳥ガルダ。乗っているバイクのイダティーンも、仏教天部の最速の神、韋駄天。

クリスはゾンビを倒すというだけでほぼいい奴のはずだし、

キッドもせいぜい《やんちゃ坊主》程度の意味しかない。

グリフォスも戦闘機ゲームの主人公の名前だし………………

 

君たちは、まるで………誰かのために、命を賭けて戦っているみたいだ」

 

「………………いつか、気づくと思っていましたよ。そうです。

ガルーダやキッドは元から悪い奴と言うことはなく、

その他の仲間たちはガシャットでしかゲームが存在しないため自分で自分に名を付けました。

それぞれがそれぞれ、その名に恥じない存在になることを願って………

 

 

 

いいでしょう、お話しします。この戦争が起きたわけを、なぜ戦いが起きたのか、

なぜ我々が戦うのか、名前の意味、そしてこの階級の順列………すべてお話ししましょう。

 

………ですが、1つだけ。全てを知った後、私と全力で戦ってもらいます。命を賭けて、

手加減は無しです。約束できますか?」

 

「………分かった。聞かせてくれ」

 

「分かりました……………」

 

 

 

 

 

ハイパー無敵ソルティ視点

 

 ついに戦いが始まると思ったら………まあいい。彼にはすべてを知ってもらおう。

 

「………………まず、私たちが生まれたころから話しましょうか………」




さあ、真実の扉が開かれます。
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