仮面ライダーエグゼイド THE GAME IS NEXT STAGE 作:桐生 勇太
全員仲間を集めて、今日のことを話したけどいまいち反応が悪い。
「………いや、おめぇを信じないわけじゃねェぜ? ただ………急すぎて、なんとも………」
ただ、この場にエリーゼさんはいない。聡明なあの人が人間の存在を知らないはずがないんだ。多分、エリーゼさんは故意に人間の存在を隠してた。思えば俺の生涯最初に人間の存在を否定したのはエリーゼさんだ。
「だからさ、他の皆には内緒で、こっそり人間たちにテガミを出すってのはどうだろ?」
「おお!」
「面白そうだな!」
「いいじゃん!」
ここにはたくさんのバグスターがいる。ここに集めた仲間たちやエリーゼさんを始めとする「ラスボス」系列。そしてあまり力がないが数が100程の「ソシャゲ」系列の二種類だ。
ここにいるのは全員ラスボスバグスターばかり………
「俺はそれ、流石にやめといたほうがいいと思うぜ」
………いや、もう一人、「不明」系がいた。こいつはパラドクスβ。いつの間にかここにやってきて、多分一番年下。何でもこなすリーダータイプだ。
「………何でだ? パラド?」
「………いや………正直言って、俺は皆に隠してたけど人間の存在は知ってんだ。ただ………」
「まあ確かに人間とバグスターは戦争してたみたいだけどさ? きっとわかってくれるって。話だけなら聞いてくれるよ」
「ああ、もう一人の俺にも、優しくしてくれている人間はいたけど………嫌な予感がするんだ」
結局話は有耶無耶みたいになったけど、その夜、俺はこっそり外へ出た。
新聞やら家にあった書物で大体なにがどういう施設かは分かる。書いた手紙をもって警察署やら衛生省の建物に手紙を投函した。
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今日は。人間の皆さん。
私はバグスターのソルと申します。
私達は先にあなた方と戦ったバグスターとは違います。
私達はぜひ人間の皆さんと仲良く暮らしたいのです。
私達に戦いの意思はありません。
一度、ぜひ視察してみてください。
きっと私達のことがわかっていただけると思います。
住所:東京都 〇〇区 〇ー〇ー〇
お待ちしています。
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………うん、内容に問題はないはず。完璧だ。
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あれから一週間………うーん、動きなし。何でだろ?
いや、確か人っていうのは会議とかが長引くっていうし、まあこんなもんなんだろ。
パリン!
「んあ?」
広めの広場になっている部屋の真ん中で突然窓が割れて、何か部屋に入った。音に反応して、他の皆も出てきた。
「なんだ?これ?」
空き缶のようなそれが転がって………
突如、全ての景色が真っ白になった。急に強い光が、全員の目を眩ませた。そして、
「突入ーーーーーー!!!!!」
真っ白になった世界に大量の何者かが入ってくるのを感じる。
「ぎゃぁぁぁぁ!!」
誰かの悲鳴が聞こえた。そして、直感的に俺は誰かが死んだことを理解した。
もう皆さん気付いていると思いますが、第三部、0-からのサブタイトルをネットで検索すると………
パラドクスβ=Obiパラドクス